一級建築士 学科 過去問

法規を除いたH21までの過去問。自分用にカスタマイズするのに、ご活用ください。まじめに、やさしく、おもしろく。もりもり学ぶ。

H19 計画 問題1-25・解答

【設問1 】イ~ホに示す用語[単位]において、人の感覚に応じて補正されているもののみの組合せとして、最も適当なものは、次のうちどれか。 
イ.相対湿度[%]
ロ.色温度[K] 
ハ.照度[lx] 
ニ.残響時間[s] 
ホ.ラウドネスレベル[phon]

1.イとロ
2.イとニ
3.ロとホ
4.ハとニ
5.ハとホ

【正解】   5
(ハ)「照度」は、光を受ける面へ入射する光束の面密度で、感覚量である。
(ホ)「ラウンドネスレベル」は、ある音について、正常な感覚をもつ人が、その音と同じ大きさに聞こえる感覚的に判断した1000Hz純音の音圧レベルの数値である。


【設問2】換気に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.開放型燃焼器具を使用する場合、室内の酸素濃度が約18~19%に低下すると、不完全燃焼による一酸化炭素の発生量が急増する。
2.室内外の空気の密度が同じ場合、一般に、隙間を含めたすべての開口部からの給気量と排気量は一定となる。
3.室内外の温度差がない場合、建築物の外壁に設けられたすべての開口部の風圧係数の値が正(+)であっても、風圧係数の値に差があれば風力換気が生じる。
4.上下に大きさの異なる二つの開口部がある室において、無風の条件で温度差換気を行う場合、中性帯の位置(高さ)は、一般に、大きい開口部よりも小さい開口部のほうに近づく。
5.冬期における高層の建築物においては、一般に、低層階の出入口等から外気が流入する傾向がある。

【正解】4
上下に大きさの異なる二つの開口部がある室において、無風の条件で温度差換気を行う場合、中性帯の位置(高さ)は、一般に、小さい開口部よりも大きい開口部のほうに近づく。


【設問3 】伝熱、断熱等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.複層ガラスの中空層が完全な真空であると仮定すると、複層ガラスの熱貫流率は、0となる。
2.木造建築物の外壁において、冬期における内部結露を防止するためには、断熱材の屋外側の透湿抵抗に比べて、屋内側の透湿抵抗が大きくなるように断熱材の屋内側に防湿層を設ける。
3.木造軸組工法の住宅において、柱、梁等の構造躯体の外側に断熱材を施す工法は、外張り断熱工法と呼ばれる。
4.一般的な透明板ガラスの分光透過率は、可視光線の波長域より赤外線の長波長域のほうが小さい。
5.グラスウールは、一般に、かさ比重が大きくなるほど熱伝導率は小さくなる。

【正解】   1
複層ガラスの中空層が完全な真空であると仮定すると、複層ガラスの貫流率は、0とならない(長波長放射により熱が移動する。)


【設問4 】北緯35度のある地点において、イ~ニに示す各面の終日日射量の大小関係として、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、終日快晴とし、他に日射を妨げる要素はないものとする。
イ.夏至の日における南向き鉛直面 
ロ.夏至の日における西向き鉛直面 
ハ.冬至の日における南向き鉛直面 
ニ.冬至の日における水平面
1.イ>ハ>ロ>ニ
2.ロ>イ>ハ>ニ
3.ロ>ニ>ハ>イ
4.ハ>ロ>ニ>イ
5.ニ>ハ>ロ>イ

【正解】4
ハ(冬至の日における南向きの鉛直面)>ロ(夏至の日における西向きの鉛直面)>ニ(冬至の日における水平面)>イ(夏至の日における南向きの鉛直面)


【設問5】【設問6】問題データなし


【設問7 】 色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.一般に、加法混色の三原色は「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」であり、減法混色の三原色は「赤(R)・緑(G)・青(B)」である。
2.xy色度図上の外周の釣鐘形の曲線部分は、波長が380~780nmの単色光の色度座標を示す。
3.記憶色(記憶上の色彩)は、一般に、実際の色彩に比べて、彩度が高くなる傾向がある。
4.照明の光が少々変化しても、その光が一様に物体に当たっていれば、物体の色を同じ色に認識できることを、色の恒常性という。 
5.「囲まれた色・はさまれた色」と「その周囲の色」との相違が、強調されて見える現象を、対比という。 

【正解】   1
一般に、減法混色の三原色は「シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)」であり、加法混色の三原色は「赤(R)・緑(G)・青(B)」である。


【設問8 】 防寒・防暑に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.日射の温熱環境への影響を調整するために、建築物の西側に落葉樹を植えることは、一般に、夏期の日射遮蔽に効果的である。
2.熱損失係数は、貫流熱損失、換気熱損失及び日射熱取得を考慮した建築物全体の熱に関する性能を評価する指標である。
3.壁体表面の熱伝達抵抗は、外壁の近くの風速が大きいほど小さくなる。
4.床下空間を有する木造住宅の基礎断熱工法の基礎部分においては、外気に直接通じる床下換気口は設けない。
5.建築物の断熱が不十分な場合、冬期における室内の上下温度差が大きくなる原因の一つは、外壁・窓の室内側で発生するコールドドラフトである。

【正解】2
熱損失係数は、貫流熱損失、換気熱損失を考慮した建築物全体の熱に関する性能を評価する指標である。日射の影響は考慮しない。)


【設問9 】集合住宅等の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.テラスハウスは、専用庭をもつ各住戸を、壁を介して速続させた低層の集合住宅である。
2.シェアードハウスは、一般に、自ら居住するための住宅を建設しようとする者が、共同の事業として、企画・設計から入居・管理までを行う方式により建設された住宅である。
3.リビングアクセス型は、住棟内のコミュニティの形成を意図して、共用廊下側に居間や食事室を設けた住戸タイプである。 
4.ベイ・バルコニーは、架構内に入り込ませたバルコニーであり、奥行きのあるまとまったスペースを確保することができる。
5.二段階供給方式における第一段階は、「柱、梁、床等の躯体部分」や「廊下、エレベーター等の共用部分」の供給に対応する。

【正解】   2
設問は、コーポラティブハウスの説明である。


【設問10】集合住宅の事例とその計画上の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.熊本県営竜蛇平団地(熊本市)は、住戸規模の変更に対応することができる構法システムを採用した中層の集合住宅であり、住戸を分割したり、隣接する住戸と合わせて一つの住戸にすることができる。
2.プロムナード多摩中央(束京都多摩市)は、街区のほぼ中央にある歩行者専用道に面した接地階の住戸に、居住者が趣味や創造活動のアトリエ、教室等に利用することを想定した「フリースペース」と称する一室を設けることによって、沿道の賑わいや親しみのある景観形成を意図している。
3.茨城県営松代団地(つくば市)は、中庭を囲む6階建ての4棟の住棟を、4階にある「上の道」と称する回廊でつないだ集合住宅であり、「上の道」は、プレイロットや植栽等のある街路状の空間として機能させることを意図している。
4.東雲キャナルコート1街区(東京都江東区)は、高層板状住棟による高密度な賃貸集合住宅であり、住戸には、仕事場等として使用できる開放的な「f-ルーム(ホワイエルーム)」を設け、中廊下やコモンテラスと連続させている。
5.世田谷区深沢環境共生住宅(東京都世田谷区)は、木造平家建ての住宅団地の建替え計画により建設され、高木の保存、井戸の活用、優良土壌の再利用、古材の使用等、既存の環境の継承を意図している。

【正解】   1
熊本県営竜蛇平団地(熊本市)は、中庭を囲むように配置されたRC造の集合住宅で、すべての住戸は中庭を介してアプローチするようになっている


【設問11 】事務所ビルの計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.一般の事務室において、フリーアクセスフロアのOA用コンセントの負荷容量を、床面積1㎡当たり40VAと想定した。
2.基準階の床面積1200㎡の事務所ビルにおいて、執務スペースの天井高を2.7mとした。
3.10階建ての事務所ビルにおいて、6台のエレベーターを対面配置するに当たり、エレベーターホールの幅(対面距離)を4mとした。
4.収容人員10人程度の会議室の広さを、4m×6mとした。
5.60階建ての事務所ビルのエレベーターの計画においてゾーニングを行う場合、各ゾーンのサービスフロア数を20階とした。 

【正解】   5
60階建ての事務所ビルのエレベーターの計画においてゾーニングを行う場合、各ゾーンのサービスフロア数は、一般に10階前後、最大15階程度とする


【設問12 】公共建築の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.特別養護老人ホームにおいて、少人数のグループに分けて介護するために、共用空間を数室の居室とともにユニット化し、そのユニットを複数配置する計画とした。
2.劇場の搬入口において、プラットホームの高さを1mとし、ウイング式(荷台の側面と屋根面を一体として上方に開くことができるもの)の大型トラックの駐車スペースの有効天井高を4mとした。
3.200床の入院設備のある地域医療支援病院において、電気室・機械室の床面積の合計を、延べ面積の約10%とした。
4.博物館の文化財の収蔵・保存において、低湿収蔵庫及び高湿収蔵庫の前室として、ならし室をそれぞれに設けた。
5.小学校において、保健室は、校庭から直接出入りができ、救急車がアクセスしやすい位置に配置した。

【正解】2

劇場の搬入口において、プラットホームの高さを1mとし、ウイング式(荷台の側面と屋根面を一体として上方に開くことができるもの)の大型トラックの駐車スペースの有効天井高を最低でも5mとする(ウイング式の大型トラックの高さに合わせる。)



【設問13 】公共建築物の事例とその計画上の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.国立国会図書館関西館京都府精華町)は、書庫及び閲覧室を地階に設け、管理上、職員と利用者との動線を明確に分離している。
2.東京国立博物館本館(東京都台東区)は、二つの中庭をもつ「日の字型」の平面で、中庭の周囲に展示室を配置している。
3.せんだいメディアテーク仙台市)は、公民館、文化ホール、情報センターの機能を独立して管理しやすいように別棟で計画し、それぞれをブリッジでつないでいる。
4.熊本県立劇場熊本市)は、来館者の動線を円滑にエントランス空間に導くために、演劇ホールとコンサートホールの間に光庭や吹抜けをもつモール状の空間を設けている。
5.金沢21世紀美術館(石川県金沢市)は、誰でも気軽に様々な方向から立ち寄れるように、複数のエントランスのある円形の平面とし、内部には、建築物の端から端まで見通すことができるいくつかの廊下がある。

【正解】  3
せんだいメディアテーク仙台市)は、映像センター、図書館、視聴覚障害者のためのメディアなどがひとつの集合体として設計されている


【設問14 】開口部の設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.公共建築物の出入口において、視覚障害者の利用を考慮して、音声誘導装置を自動ドア(引戸)の直上に設置した。
2.耐風圧性能の優れた複層ガラスとするために、ガラス表面に金属膜をコーティングしたLow-Eガラスを採用した。
3.換気窓としての機能を確保し、清掃しやすいようにするために、ドレーキップ窓を採用した。
4.出入口の全面をガラス張りにするに当たって、ガラスの破片の飛散防止のために、合わせガラスを採用した。
5.事務所ビルの風除室において、屋外側と屋内側の対面する自動ドア(引戸)が同時に開放しにくいようにするために、風除室の奥行きを4mとした。 

【正解】   2
断熱性能の優れた複層ガラスとするために、ガラス表面に金属膜をコーティングしたLow-Eガラスを採用した。Low-Eガラスは、低放射率ガラスのこと。)


【設問15 】建築物の各部寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.小学校の普通教室(40人)の広さを、9m×9.5mとした。
2.図書館の開架書架の間隔を、車いす使用者の利用に配慮して、225cmとした。
3.屋内の公式試合用のテニスコートの中央部分の天井高を、8mとした。
4.一般乗用車の駐車場の計画において、傾斜路の始めと終わりを緩和勾配とする部分については、本勾配の1/2の勾配とし、長さをそれぞれ4mとした。
5.15階建ての事務所ビルのエレベーターの速度を、150m/minとした。

【正解】     3
屋内の公式試合用のテニスコートの中央部分の天井高を、12とした。日本テニス協会の規約では、12.19mとなっている。)


【設問16 】バリアフリーに配慮した建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.壁に設置するコンセントの取付け高さは、高齢者や車いす使用者が利用しやすいように、床面から40cmとした。
2.公共建築物の来館者用の階段の手摺については、高齢者や子どもにも利用しやすいように、高さが上段80cm、下段60cmの二段式とした。
3.階段は、段鼻の位置を識別しやすいように、段鼻を注意色とするとともに蹴込み板のない形状とした。
4.階段の起点・終点の手摺の端部については、下側に曲げて、端部であることが識別できるようにするとともに、衣服等の袖口が引っ掛からないようにした。
5.洗面器の下部のクリアランスは、車いす使用者の利用に配慮して、床面から65cm確保した。 

【正解】   3
階段は、段鼻の位置を識別しやすいように、段鼻を注意色とするとともに蹴込み板のある形状としなければならない


【設問17 】建築物の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.公共建築において、誰もが利用しやすいように、ロン・メイス(Ronald Mace)等が提唱したユニバーサルデザインの七つの原則に沿って計画した。
2.美術館において、展示の連続的なストーリーを感じとらせるために、観覧経路を歩きながら次の展示室の主要な展示物が垣間見えるように、展示壁の一部にスリットを設けた。
3.保育所において、幼児用便所のブースの仕切りの高さは、安全の確認と幼児の指導のために1.2mとした。
4.病院内の物品管理を集中的に担当するSPD部門を設けるに当たって、搬送システム設計を含めた総合的な物流システムを計画した。
5.プロセニアム形式の劇場の計画において、プロセニアムの開口の高さを8mとし、側舞台の天井高を6mとした。 

【正解】5
プロセニアム形式の劇場の計画において、プロセニアムの開口の高さを8mとし、側舞台の天井高を8m以上とした(側舞台の高さは、プロセニアムの高さ以上とされる。)


【設問18 】建築設備等に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.APF …………… 通年エネルギー消費効率をいい、パッケージエアコンが、冷房期間及び暖房期間を通じて室内側空気から除去する熱量及び室内側空気に加える熱量の総和と、その期間内に消費する総電力量との比
2.SHF …………… 空調機により空気に加えられ又は除去される熱量のうち、潜熱量の占める割合
3.PPD …………… 主として、温熱環境の評価に用いられる指標であり、居住者の不満足率の予測値
4.BOD …………… 生物化学的酸素要求量をいい、水中に含まれる有機物の濃度を表す指標
5.SAT …………… 相当外気温度をいい、外壁等に日射が当たる場合、日射の強さに応じて外気温が上昇すると仮定した温度 

【正解】2
SHF …………… 空調機により空気に加えられる熱量のうち、潜熱量の占める割合SHFは、潜熱比のことである。)


【設問19】機械換気設備に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
1.「ピストンフローによる換気効率」は,理論的には,「完全混合による換気効率」の2倍である。
2.厨房の換気方式においては,一般に,臭気の周辺諸室への流出を防ぐために,第一種機械換気方式又は第三種機械換気方式が採用される。
3.事務所ビルの便所の換気量の算出に用いられる換気回数は,一般に,5~15回/hである。
4.空調設備においてVAV方式を採用する場合は,低風量送風時においても,必要外気量を確保することが望ましい。
5.1,800㎥/hの外気取入れがらりにおいて,有効開口面積は,0.05㎡程度が望ましい。

【正解】  5


【設問20】給排水衛生設備に関する次の記述のうち,最も不適当なものはどれか。
1.ポンプにおいてキヤビテーションが発生すると,「振動・騒音」,「ポンプの効率の低下」及び「発生部での侵食」が生じることがある。
2.汚水や雑排水を貯留する排水槽の底部には,吸込みビット(釜場)を設け,排水槽の底部はビットに向かって1/15以上1/10以下の下がり勾配を設ける。
3.節水こま入り給水栓は,こまの底部の大きさを,普通こまより小さくした節水こまによって,ハンドルの開度が小さい時の吐水量を少なくして,節水を図る水栓である。
4.分流式排水は,建築物内の排水設備においては「汚水」と「雑排水」とを別系統にすることをいい,公共下水道においては「汚水及び雑排水」と「雨水」とを別系統にすることをいう。
5.ガス瞬間式給湯器の能力表示には「号」が用いられる場合があり,1号は流量 1/minの水の温度を25℃(K)上昇させる能力をいう。

【正解】    3


【設問21 】電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1. 7000V以下の高圧変圧器の電路の絶縁耐力試験においては、最大使用電圧を10分間継続して加え、性能に異常が生じないことを確認する。
2.力率は、交流回路に電力を供給する際の有効電力と皮相電力との比であり、電動機や放電灯の力率は、一般に、0.6~0.8である。
3.低圧の配線に用いられるPF管は、CD管と同じコルゲート状の樹脂管であるが、耐燃性(自己消火性)があるので、簡易間仕切内の配管に用いることができる。
4.火災原因の一つであるトラッキング現象は、コンセントに溜まったほこりが水又は湿気を含むことにより、プラグの二極間に微弱な電流が流れる現象である。
5.非常用の照明装置は、停電時の安全な避難のための設備で、照明器具には主に白熱灯や蛍光灯が用いられ、予備電源には内蔵型と別置型がある。 

【正解】1
7000V以下の高圧変圧器の電路の絶縁耐力試験においては、最大使用電圧の1.5倍の電圧10分間継続して加え、性能に異常が生じないことを確認する。(電気設備技術基準の解釈第14条)


【設問22】床面積100㎡の一般的な事務室の計画において、イ~ニの条件により計算した視作業面の平均照度を750lxとするのに必要な照明器具の台数に最も近いものは、次のうちどれか。
 条件 
イ.照明器具は、蛍光灯とし、1台当たり40W蛍光ランプが3本組み込まれたものとする。 
ロ.40W蛍光ランプ1本当たりの全光束:3,000lm 
ハ.照明率:0.6 
ニ.保守率:0.7
1.10台
2.12台
3.16台
4.20台
5.22台

【正解】4
必要照明器具台数 =( 床面積 × 必要照度 )/( 全光束 × 照明率 × 保守率 
照明器具の全光束 = 3000 × 3 = 3000 lm


【設問23 】建築設備・環境計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ガス消火剤についての環境への影響度合の指標としては、GWP(地球温暖化係数)及びODP(オゾン層破壊係数)がある。
2.環境効率は、一般に、環境負荷を低減しつつ、生活の質を向上させるための指標であり、生活の質を環境負荷で除した値である。
3.「BREEAM」及び「LEED」は、それぞれイギリス及びアメリカで提唱された周辺環境を含めた建築物の総合的な環境性能評価の手法であり、いずれも日本のPALやCECに相当するものである。 
4.日本の事務所ビルにおける年間の一次エネルギー消費量については、その概ね1/2が冷暖房や空調動力に関するものといわれている。
5.ESCOは、既存の建築物の所有者等を対象に、省エネルギーを可能にするための設備、技術、人材、資金等の手段を包括的に提供するものである。

【正解】3
BREEAM」及び「LEED」は、それぞれイギリス及びアメリカで提唱された周辺環境を含めた建築物の総合的な環境性能評価の手法であり、いずれも日本のCASBEEに相当するものである。


【設問24 】 歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。  
1.浄土寺浄土堂(兵庫県小野市)は、太い虹梁と束を積み重ねて屋根を支える構造の大仏様(天竺様)の建築物である。
2.鹿苑寺金閣京都市)は、方形造りの舎利殿で、最上層を禅宗様仏堂風、二層を和様仏堂風、初層を住宅風とした三層の建築物である。
3.伊勢神宮内宮正殿(三重県伊勢市)は、東西に隣接する南北に細長い二つの敷地のうち、式年遷宮によって交替で一方の敷地を用いて、造替が繰り返されてきている。
4.アルハンブラ宮殿グラナダ)は、イスラム式の宮殿建築で、複数の中庭、アーケード、塔等がある。
5.サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、双塔形式の正面にバラ窓のある建築物である。 

【正解】5
サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、円形神殿で上部にドームを戴く建築物である。
設問は、ノートルダム大聖堂の説明である。


【設問25 】既存の建築物の改修等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。 
1.国立西洋美術館本館(東京都台東区)の改修においては、免震レトロフィット工法を採用し、竣工時の形を損なうことなく地震に対する安全性を高めている。
2.サッポロファクトリー(札幌市)は、明治9年に開設されたビール工場の煉瓦造の建築群を保存、再生し、それらを大きなアトリウムや地下通路等で結び付けて複合商業施設としたものである。
3.アートプラザ(大分市)は、大分県立図書館を展示施設に転用したものである。
4.リンゴット工場再開発(トリノ)は、巨大な自動車工場を、大学と研究所に転用したものである。
5.テイト・モダン(ロンドン)は、煉瓦造の火力発電所を、エントランスホールを兼ねた5層吹抜けの巨大な展示空間をもつ美術館に転用したものである。

【正解】 4
リンゴット工場再開発(トリノ)は、巨大な自動車工場を、見本市会場、音楽ホール、ホテル、事務所等からなる多機能施設に転用したものである