一級建築士 学科 過去問

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H12 施工 問題1-25・解答

【設問1】施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ALCパネル工事の工程計画の作成において、下地鋼材の検討は、鉄骨図の監理者による承認の後に開始する。
2.鉄骨工事の工程計画において、鉄骨製品を現場に搬入するための事前工程を要する事項には、積算及び見積期間が含まれる。
3.仕上工事は、関連作業が多いので、一般に、作業員を多く投入しても工期短縮をはかりにくい。
4.施工計画書における基本工程表には、主要な工事項目とともに、監理者に求める検査、承認等の日程も記入し、監理者の承認を受ける。
5.工種別施工計画書は、各工種ごとに作成するものであるが、工種によっては省略することもある。

■正解  1
ALCパネル工事の行程計画の作成においては、鉄骨図の承認時期に合わせて、下地鋼材の検討しておかなければならない

【設問2】施工者が行う工事現場の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.やむを得ず工事中に、騒音、振動又は電波障害が発生する場合には、必要に応じて、それらを軽減する措置を講じる。
2.設計図書に定められた以外に、工事における発生材の再利用、再生資源化又は再生資源の積極的活用を行う場合には、管理者と協議する。
3.高さが5mの鉄筋コンクリート造の建築物の解体作業に当たっては、その工事の作業主任者を選任する。
4.設計図書に定められた工法以外で、所要の品質及び性能の確保が可能な工法の提案がある場合には、監理者と協議する。
5.民間(旧四会)連合協会「工事請負契約約款」において、施工者が善良な管理者としての注意を払っても避けることができない騒音、地盤沈下等の事由により第三者に与えた損害を補償するときは、監理者がこれを負担すると定められている。

■正解  5

【設問3】  材料管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄筋コンクリート造の建築物に使用するコンクリートの四週圧縮強度は、建築基準法施行令において、上限値及び下限値が規定されている。
2.設計図書に定める日本工業規格による表示(JISマーク)又は日本農林規格による表示(JASマーク)のある材料並びに規格、基準等の規格証明書が添付された材料は、設計図書に定める品質及び性能を有するものとして取り扱うことができる。
3.塗料、接着剤等の化学製品の取扱いに当たっては、当該製品の製造所が作成したMSDS(化学物質等安全データシート)を常備し、記載内容の周知徹底を図り、作業員の健康、安全の確保及び環境保全に努める。
4.塗装場所の気温が5℃未満、相対湿度が85%以上、もしくは換気が適切でなく結露する等で塗料の乾燥に不適切な場合は、原則として塗装作業を行わない。
5.高強度コンクリートについては、使用するコンクリートの圧縮強度の試験は、打込み日かつ300㎥ごとに検査ロットを構成し、1検査ロットにおける試験回数は3回とする。

■正解   1
鉄筋コンクリート造の建築物に使用するコンクリート四週圧縮強度は、建築基準法施行令において、下限値が規定されているが、上限値は規定されていない

【設問4】建築工事に関連する届等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置するため、「ボイラー設置届」を消防署長あてに提出した。               
2.建築工事に伴って発生した廃棄物に係る「産業廃棄物管理票交付等状況報告書」を都道府県知事あてに提出した。
3.道路法の規定による通行の禁止又は制限を受ける車両の通行のため、「特殊車両通行許可申請書」を道路管理者あてに提出した。
4.寄宿合に労働者を寄宿させるため、建設業附属寄宿舎規程に基づく「寄宿舎設置届」を労働基準監督署長あてに提出した。
5.建築物を除却するため、「建築物除却届」を都道府県知事あてに提出した。

■正解   1
ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置するため、「ボイラー設置届」を労働基準監督署
あてに提出した。

【設問5】地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.軟弱な粘性土の調査において、オランダ式二重管コーン貫入試験の調査能率及び測定値の精度は、標準貫入試験より優れている。
2.標準貫入試験において、砂質土地盤は、同じ硬さの砂礫地盤に比べて、N値が大きく測定される傾向がある。
3.ボーリング孔内水平載荷試験は、地震時の杭の水平抵抗を検討する場合又は基礎の即時沈下の検討が要求される場合、地盤の変形係数を推定するために行う。
4.圧密試験は、供試体に荷重を加えて、その圧縮状態から土の沈下特性を求めるために行う。
5.直径30cmの載荷板を使用した平板載荷試験により調査できるのは、載荷板からの深さが45~60cm程度の範囲内における地盤の支持力特性である。

■正解   2
標準貫入試験において、砂質土地盤は、同じ硬さの砂礫地盤に比べて、N値が小さく測定される傾向がある。

【設問6】仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.乗入れ構台において、乗込みスロープの勾配は、1/8とした。
2.危険物であるボンベ類を貯蔵する小屋の周壁において、一面を開口とし、他の三面の上部には開口部を設けた。
3.工事現場の周囲に設ける仮囲いにおいて、出入口、通用口等の扉は、外開きとした。
4.つり足場において、つりチェーン及びつりフックの安全係数が5以上となるように、作業床の最大積載荷重を定めた。
5.高さ2m以上の位置に設けた作業床において、墜落のおそれのある箇所には、高さ85cmの手すりと中さん(高さ35cm以上50cm以下)を設けた。

■正解  3
工事現場の周囲に設ける仮囲いにおいて、出入口、通用口等の扉は、内開きとした。

【設問7】土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.仮設地盤アンカー工法におけるアンカーヘの緊張力の導入は、注入材の所定の強度発現を確認した後、山留め壁の変形等を考慮して、相隣するアンカー数本を逐次的に段階的に行った。
2.ソイルセメント柱列山留め壁の施工において、掘削・撹拌で発生した泥土は、施工位置近傍に設けた仮設ピットに硬化するまで一時貯留しておき、硬化後に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等に従い適切な処分を行った。
3.腹起し及び切ばりの設置は、各段階ごとの掘削が終了後、速やかに行い、山留めが不安定な期間を短く抑えた。
4.切ばりの継手の位置は、できる限り切ばりの交差部から離して設けた。
5.山留め用のリース形鋼材の許容応力度は、長期許容応力度と短期許容応力度の平均値を採用した。

■正解   4
切梁の継手の位置は、切梁の交差部の近くに設ける。

【設問8】地業及び基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.地盤改良地業工事について、固化工法のうちの深層混合処理工法により施工する場合、注入した固化材の約10%が未固結のままスライムとして地表に戻ったので、これを産業廃棄物として取り扱った。
2.捨てコンクリートの品質について、特記のない場合、設計基準強度は、18N/mm2とした。
3.場所打ちコンクリート杭をアースドリル工法により施工する場合、コンクリートの余盛り高さは、100cmとした。
4.杭径500mmの既製コンクリート杭の施工精度について、鉛直精度を1/100以内、心ずれ量(杭頭の水平方向のずれ)を100mm以内とした。
5.埋込み杭をセメントミルク工法により施工する場合、アースオーガーヘッドの径は、杭径と同径とした。

■正解   5
埋込み杭をセメントミルク工法により施工する場合、アースオーガーヘッドの径は、杭径+100mm程度と同径とした。

【設問9】
鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ガス圧接を行う鉄筋は、縮みしろとして、圧接箇所ごとに鉄筋径程度を余分に見込んで切断した。
2.ガス圧接継手の外観検査の結果、圧接面のずれが規定値を超えていたので、圧接部を切り取って再圧接した。
3.帯筋若しくはあばら筋の最外側から型枠の内側までの最短距離が、鉄筋に対するコンクリートの必要な最小かぶり厚さ以上になるようにした。
4.基礎の鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さには、捨てコンクリートの厚さの1/2をかぶり厚さに算入した。 
5.鉄筋の継手は、鉄筋応力が小さく、かつ、常時はコンクリートに圧縮応力が生じている部分に設けた。

■正解   4
捨てコンクリートは、墨出しや型枠の建込み等の作業性を良くするために施工するもので、強度は期待せず、かぶり厚さに算入しない

【設問10】 型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.フレッシュコンクリートのヘッド(側圧を求める位置から上のコンクリートの打込み高さ)の高さが3mの場合、型枠の構造計算に用いるコンクリートの側圧は、コンクリートの打込み速さにより異なる。
2.基礎、はり側、柱及び壁のせき板の存置期間は、原則として、コンクリートの圧縮強度が5N/m㎡{50kgf/c㎡}以上に達したことが確認されるまでとする。
3.コラムクランプは、柱型枠を四方から水平に締め付けるためのものであり、主として独立柱の型枠を組み立てる場合に用いる。
4.せき板に用いる木材は、製材、乾燥、集積等に当たって、できるだけ直射日光にさらさないよう、シート等を用いて保護する。
5.針葉樹を用いたせき板は、一般に、広葉樹を用いたせき板に比べて、コンクリートの硬化不良を起こしやすい。

■正解   5
針葉樹を用いたせき板は、一般に、広葉樹を用いたせき板に比べて、コンクリートの硬化不良を起こしにくい

【設問11】コンクリート工事における計画調合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.構造体コンクリートの乾燥収縮ひび割れを抑制するために、粒形判定実積率の大きい粗骨材(コンクリート用砕石及び砕砂)に変更し、コンクリートの単位水量は、170kg/m3とした。
2.「計画供用期間の級」が標準で、コンクリートの化学抵抗性を向上させるために高炉セメントB種を用い、その水セメント比の最大値は、60%とした。
3.施工性を確保するために、調合管理強度が30N/mm2の普通コンクリートのスランプは、21cmとした。
4.単位水量を少なくするために、高性能AE減水剤を用いる普通コンクリートの単位セメント量の最小値は、290kg/m3とした。
5.粗骨材の最大寸法が20mmの場合、凍結融解作用に対する抵抗性を増すために、「一般のコンクリート」の空気量は、5.5%とした。

■正解  3
33N/mm2以上の場合21cm以下、33N/mm2未満の場合18cm以下

【設問12】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.寒中コンクリートの初期養生の期間は、打ち込まれたコンクリートの圧縮強度が5N/mm2{50kgf/cm2}に達するまでとした。
2.軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、圧送中における圧力吸水が生じないように、あらかじめ十分に吸水させたものを使用した。
3.流動化コンクリートの製造をレディーミクストコンクリートにより行う場合、施工者は、生産者にベースコンクリートのスランプの管理を行わせ、その結果を提出させた。
4.高流動コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、原則として、120分とした。
5.マスコンクリートの施工において、内部温度が最高温度に達し、外気温との温度差が大きくなったので、保温養生に用いた材料を取り外した。

■正解   5
温度差が小さくなってから、保温養生に用いた材料を取り外した。

【設問13】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.製作工場で行う錆止め塗装において、工事現場溶接を行う部分の両側それぞれ50mmの範囲を除き塗装した。
2.ベースプレートの支持工法は、ベースモルタルの後詰め中心塗り工法とし、無収縮モルタルの塗厚さを30mmとした。
3.建方作業における混用接合について、仮ボルトは、ボルト一群に対して1/2程度、かつ、2本以上をバランスよく配置して締め付けた。
4.一般の鉄骨構造における建方精度に関する建物の倒れの限界許容差は、高さの1/2,500に10mmを加えた値以下、かつ、50mm以下とした。
5.アンカーボルトは、二重ナット及び座金を用い、アンカーボルトの先端は、ねじが二重ナットの外に3山出るように施工した。

■正解   1
製作工場で行う錆止め塗装において、工事現場溶接を行う部分の両側それぞれ100mmの範囲を除き塗装した。

【設問14】
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.気温が-3℃であったので、接合部から100mmの範囲の母材部分を適切に加熱して溶接を行った。
2.スラグ巻込み、ブローホール等の内部欠陥は、はつりとって実際の位置を確認し、欠陥の端部から20mm程度を除去し、船底型の形状に仕上げてから再溶接した。
3.JIS形高力ボルトの締付け機器のうち、手動式トルクレンチ及び軸力計については、±3%の誤差範囲の精度が得られるように、十分に整備されたものを用いた。
4.トルシア形高力ボルトの締付け後の検査において、共回りを生じたボルトについては、再度締付け直したことにより、共回りを生じなかったので、合格とした。
5.建方時に生じた高力ボルト孔のくい違いが2mm以下であったので、リーマ掛けにより修正した。

■正解   4
トルシア形高力ボルトの締付け後の検査において、共回りを生じたボルトについては、再度締付け直したことにより、共回りを生じなかったので、不合格とした。
共回りを生じたボルトは再度使用してはならず交換しなければならない

【設問15】防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.改質アスファルトとは、合成ゴム又はプラスチックを添加して性質を改良したアスファルトをいう。
2.シート防水におけるルーフィングシートの平場部の接合幅は、加硫ゴム系シートでは100mm以上、塩化ビニル樹脂系シートでは40mm以上とする。
3.シーリング工事におけるバックアップ材及びボンドブレーカーは、シーリング材と接着しないもので、かつ、シーリング材の性能を低下させないものとする。
4.アスファルト工事において、アスファルトの接着力の低下により、下地及びルーフィングの層間等で剥離しないように、アスファルトの施工時の温度は100℃程度とする。
5.屋根露出防水絶縁工法における脱気装置は、防水層の膨れを防止するために、下地面の湿気を外部に排出させる装置であり、平場部脱気型と立上がり部脱気型がある。

■正解   4
アスファルト防水工事において、アスファルトの溶融温度は、アスファルトの軟化点に170℃を加えた温度を上限とし、一般に、施工時の温度は200℃程度である。

【設問16】金属工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.軽量鉄骨天井下地の野縁受けの継手位置は、吊りボルトの近くとし、千鳥状に施工した。
2.軽量鉄骨壁下地において、同一壁面でスタッドの高さが異なる場合は、「スタッドの高さによる区分」の高いほうの「スタッドの種類」を適用して施工した。
3.廊下の天井裏を通るダクト幅が広くて野縁を吊れないので、ダクトフランジに吊りボルト用のアングルを溶接した。
4.軽量鉄骨壁下地のランナーの継手は突付け継ぎとし、端部から50mm内側に固定した。
5.アルミニウム合金製の手すりは、鋼製の手すりに比ベて、材料の膨張係数が大きいので、伸縮調整継手を設ける間隔を、鋼製の場合に比べて狭くした。

■正解  3
野縁は必ずダクトと切り離して施工する

【設問17】
内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.エポキシ樹脂塗り床材は、耐薬品性に優れており、工場及び実験室の仕上げに適している。
2.ビニル床シート張り及びビニル床タイル張りに用いる接着剤において、エマルション形接着剤は、溶剤形接着剤に比べて、安全性、作業性に優れている。カーペット敷き
3.カーペット敷きを全面接着工法で行う場合に用いる接着剤は、せん断強度よりも剥離強度を重視したタイプとする。
4.せっこうボードの目地処理を継目処理工法で行う場合、せっこうボードのエッジの種類は、テーパーエッジとする。
5.合成樹脂調合ペイントは、木部、錆止め塗料を施した鉄面、亜鉛メッキ面等に適用できるが、コンクリートモルタル等の素地には適用できない。

■正解  3
剥離強度を比較的小さくし、ずれを防止するせん断強度を重視する

【設問18】外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.カーテンウォール工事における取付け方式のうち、スパンドレル方式とは、腰壁部分と下がり壁部分とを一体化した部材を、同一階のはり又はスラブに取り付ける方式である。
2.ALCパネル工事において、一般に、ALCパネルを外壁の縦壁として取り付ける構法としては、ロッキング構法に比べてスライド構法のほうが、建物の変形に対する追従性が優れている。
3.タイルの凍害とは、タイルきじ中に吸収された水分の凍結による体積膨張と融解現象の繰り返しにより、タイルきじを構成している素材が疲労破壊される現象である。
4.外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材は、吹付けにより外装を砂壁状に仕上げる外装材である。
5.タイル後張り工法による外壁のタイル張りの接着強度試験においては、引張接着強度が0.4N/mm2以上の場合を合格とする。

■正解   2
スライド構法よりロッキング構法の方が建物の変形に対する追従性が優れている

【設問19】設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.防火区画の壁を貫通する給水管は、外径90mm未満、肉厚5.5mmの硬質塩化ビニル管とし、周囲のすき間にモルタルをグラウティングした。
2.非常用エレベーターの乗降ロビーの壁の室内に面する部分は、準不燃材料のビニルクロスで仕上げた。
3.屋外消火栓箱には、その表面に「ホース格納箱」と表示した。
4.消防用水の設置場所は、消防ポンプ自動車が2m以内に接近できる位置とした。
5.避難器具のうち、緩降機の設置に係る工事は、消防設備士が行った。

■正解   2
非常用エレベーターの乗降ロビーの壁の室内に面する部分は、仕上げを不燃材料とし、下地も不燃材料とする。

【設問20】
壁式プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.部材の製造に当たり、コンクリートを加熱養生する場合、前養生時間を3時間とし、養生温度の上昇勾配を20℃/hとした。 
2.部材は、コンクリートを加熱養生した後、脱型し、貯蔵場所において十分に乾燥させた。  
3.部材の製品検査の結果、幅が0.3mmの軽微なひび割れがあったので、ひび割れ箇所をVカットせずに、2液形のエポキシ樹脂を注入し補修した。
4.上階の部材の組立作業は、下層階の鉛直接合部の充填用コンクリートの圧縮強度が9N/mm2{90kgf/cm2}以上に達していることを確認した後に開始した。
5.部材の溶接接合に当たり、本溶接の一部となる仮付け溶接を行う場合は最小限にとどめ、応力の集中しやすいところを避けて行った。

■正解   2
部材は、コンクリートを加熱養生した後、脱型し、貯蔵場所において十分な散水養生を行う

【設問21】各種改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.吹付けアスベストの除去処理工事において、除去するアスベストは、薬液等により十分に湿潤化して、その後に除去した。
2.防水改修工事におけるルーフドレン回りの処理に当たって、既存の防水層及び保護層を撤去した端部については、ポリマーセメントモルタルで1/2の勾配に仕上げた。
3.既存建具を「かぶせ工法」により新規金属製建具に改修する場合、既存建具の外周枠を残し、その上から新規金属製建具を取り付けた。
4.モルタル塗り仕上げ外壁の改修をアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で行う場合、原則として、浮き部分に対するアンカーピン本数は、一般部分を16本/m2、指定部分(見上げ面、ひさしのはな、まぐさ隅角部分等)を25本/m2とした。
5.鉄筋コンクリート造の建築物の内部改修工事において、木下地を新設する場合、最下階における床づか、大引受け及び根太掛けの各部分で、コンクリートに接する防腐処理が必要な部分には、防腐剤を1回塗った。

■正解   5
防腐剤は2回塗りとする。

【設問22】建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も関係の少ないものは、次のうちどれか。
1.シヤーコネクター……………張り石工事において、石先付けプレキャストコンクリート工法に用いる金属線で、石裏面に小穴をあけて取り付け、コンクリートに埋め込んで石材を保持するもの
2.ワーキングジョイント……………鉄筋コンクリート工事において、先に打ち込まれたコンクリートの凝結がある程度進み、後から打ち込まれたコンクリートと一体にならないことによりできる打継ぎ目 
3.マスク振り……………陶磁器質タイル張り工事において、ユニットタイル用マスクを用い、振付けモルタルをユニット裏面全面にこてで圧着して塗り付けた後にタイルを張り付け、適切な方法で目地部分に張付けモルタルがはみ出すまでたたき締めるタイルの張り方
4.マスキングテープ……………塗装工事又はシーリング工事において、被着材の汚れを防ぎ、仕上げの線を美しく見せるために、周辺に仮張りする粘着テープ
5.モニタリング調査……………鉄筋コンクリート造の建築物の耐久性調査において、一般に、補修工事を実施した箇所の状態を継続して観察し、補修工事後の変化の状態を詳細なデータとして把握する調査

■正解   2
設問は、コールドジョイントの説明である。

【設問23】 建築積算に関する次の記述のうち、建築積算研究会「建築数量積算基準」(平成12年1月1日現在)に照らして、最も不適当なもはどれか。
1.鉄骨の数量を算出する場合、1か所当たり0.1㎡以下のダクト孔等による鋼材の欠除については、原則として、ないものとみなす。
2.防水層等の数量を算出する場合、衛生器具、電気器具、配管等による各部分の防水層等の欠除並びにこれらの周囲の防水等の処理については、計測の対象としない。
3.山留を設ける場合、根切りにおける余幅は、1.0mを標準とする。
4.鉄筋の数量を算出する場合、床版(単独床版及び片持床版は除く。)の全長にわたる主筋の継手については、床版ごとに0.5か所の継手があるものとみなし、これに床版の辺の長さ5.0mごとに0.5か所の継手を加えるものとする。
5.鉄筋の数量を算出する場合、帯筋及びあばら筋の長さについては、それぞれ柱及びはりのコンクリートの断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとし、フックはないものとする。

■正解  4
床板の全長にわたる主筋の継手については、床板ごとに0.5 か所の継手があるものとし、
これに床板の辺の長さ4.5m ごとに0.5 か所の継手を加えるものとする。

【設問24】請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.請負者は、災害防止等のため特に必要と認めたときは、急を要するときを除き、あらかじめ監理者の意見を求めて臨機の処置を取る。
2.発注者又は発注者の委任を受けた監理者は、発注者の発注にかかる第三者の施工する他の工事が請負者の施工する工事と密接に関連する場合において、必要があるときは、それらの施工についき、調整を行う。
3.監理者は、工事用機器について適当でないと認められるものがあるときは、請負者に対してその交換を求めることができる。
4.請負者は、監理者の指示があったときは、監理者の立会に代えて工事写真等の記録を整備のうえ施工することができる。
5.請負者は、工事中工事の出来形部分と工事現場に搬入した工事材料・建築設備の機器等に火災保険又は建設工事保険を付し、その証券の写しを監理者に提出する。

■正解   5
監理者ではなく、発注者に提出する。

【設問25】次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ホルムアルデヒドは、頭痛、嘔吐等をともなう「シックビル症候群」の原因物質の一つとされている。
2.ISO9000(JISZ9900)シリーズのうち、ISO9004-1(JISZ9904)は、購入者に信頼感を与えるための活動である外部品質保証に関する規格である。
3.「建築士法第25条の規定に基づき建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報酬の基準」において、「施工図の検討及び承諾」は、工事監理の標準業務内容に含まれる。
4.建築基準法に基づき特定行政庁が指定する「特定工程後の工程」に係る工事は、中間検査合格証の交付を受けた後でなければ、これを施工してはならない。
5.鉄骨の完全溶込み溶接部の非破壊検査の方法として、一般に、超音波探傷試験が採用されている。

■正解   2
ISO9004-1は、品質マネジメントシステムにおける基本の説明及び関連する用語を定義したものである。