一級建築士 学科 過去問

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H17 施工 問題1-25・解答

【設問1 】施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.山留め工事において、隣地が住宅で、地下水位が高い軟弱な地盤を深く掘り下げる必要があったので、周辺地盤や構造物に与える影響の少ない場所打ち鉄筋コンクリート地中壁を採用した。
2.鉄筋コンクリート造の建築物において、柱と柱との内法寸法が6mで開口部がない外壁面にタイル張りを行う場合、その壁に設ける鉛直方向の伸縮調整目地の位置については、壁の中央付近と柱の両側とに計画した。
3.鉄骨造の高層建築物において、カーテンウォール工事の計画については、鉄骨工事の計画とともに、工事着工後速やかに検討を開始した。
4.地下階がある建築物において、ソイルセメント壁による山留め壁については、鉄筋コンクリート造の地下外壁のコンクリートの外型枠としても使用する計画とした。
5.地下階がある建築物において、乗入れ構台の高さを周辺地盤より1.5m高く計画したので、施工機械や車両の乗り入れを考慮して、構台面までのスロープの水平距離を6mとした。
 
■正解    5
(補足)乗込みスロープの勾配が急になると,工事用機械や車両の出入りに支障が生じる可能性があるので、通常は1/10~1/6程度とする。設問の場合15~9mが適切な勾配となる。
 
【設問2 】建築工事に関連する届・届出に関する組合せとして、関係法令上、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.(届・届出)建築工事届
     (届出者)建築主
     (届出先)都道府県知事
2.(届・届出)共同企業体代表者届
      (届出者)共同企業体を構成する事業者 
      (届出先)都道府県労働局長
3.(届・届出)航空障害灯及び昼間障害標識の設置届出
      (届出者)設置者
      (届出先)地方航空局長
4.(届・届出)建築基準法に基づく安全上の措置等に関する計画届
      (届出者)工事施工者
      (届出先)特定行政庁
5.(届・届出)高層建築物等予定工事届
      (届出者)建築主
      (届出先)総務大臣
 
■正解    4
建築基準法に基づく安全上の措置等に関する計画届は建築主が、特定行政庁に提出した。
 
【設問3 】工事現場の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.はしご道として設置するはしごの上端については、手がかりとして床から60cm以上突き出して固定した。
2.足場の組立て等作業主任者については、高さ5m未満の枠組足場の解体作業であったので、選任しなかった。
3.鉄骨工事において、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者に、作業の方法及び労働者の配置を決定させるとともに作業を直接指揮させた。
4.ガス溶接等に用いる溶解アセチレンの容器については、転倒のおそれがあったので、横に倒して保管した。
5.   高さ又は深さが1.5mを超える箇所については、労働者が安全に昇降できるように、タラップを設置した。
 
■正解    4
ガス溶接等に用いる溶解アセチレンの容器については、転倒のおそれがあったので、縦置きに保管した。
 
【設問4 】材料管理及び品質管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.吹付けロックウールによる耐火被覆の施工において、吹付け厚さの確認に用いる確認ピンについては、施工後もそのまま存置した。
2.左官工事に使用するセメントについては、床を30cm以上高くした倉庫に湿気を防ぐ状態で保管し、その袋の積み重ねについては、10袋以下とした。
3.粗面仕上げの花崗岩の張り石工事において、セメント等の汚れが付着した場合、周辺の金物を養生したうえで、石面に清水を注ぎかけた後に希釈した塩酸を用いて酸洗いをし、石面に酸類が残らないように十分に水洗いを行った。
4.工事用材料について、設計図書に製品名及び製造所が3種類指定されていたので、指定された材料の中から請負者が自由に選定した。
5.トルシア形高力ボルトの締付け完了後の目視検査において、「共回り・軸回りがないこと」及び「ナット面から突き出したボルトの余長が十分であること」が確認されていても、ピンテールが破断していたものは不合格とした。
 
■正解     5
ピンテールが破断していないもの不合格とした。
 
【設問5 】地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.軟弱な粘性土の地盤において、原位置における土の硬軟や締まり具合を推定するために、オランダ式二重管コーン貫入試験を行った。
2.自然状態でクラックの入った粘性土の試料の強度については、一軸圧縮試験によると小さな値を示す傾向があるので、三軸圧縮試験により求めた。
3.載荷板からの深さ1.5m程度の範囲内における地盤の支持力特性を求めるために、直径30cmの載荷板を用いた平板載荷試験を行った。
4.標準貫入試験の本打ちにおいて、累計貫入量が30cm未満で打撃回数が50回に達した場合、N値を50以上とし、そのときの累計貫入量を測定した。
5.   埋立地の現地調査において、液状化のおそれがあったので、埋立土層の地下水位調査及び粒度試験を行った。
 
■正解    3
平板載荷試験は載荷面より載荷板幅の1.5倍~2倍の深さまでの地盤について調べるものであるので、30cmの載荷板のときは、4560cm程度の範囲内の調査しかできない。
 
【設問6 】仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鋼管規格に適合する単管足場の建地の間隔については、けた行方向を1.8m、はり間方向を1.5mとした。
2.吊り足場の作業床については、幅を30cmとし、かつ、隙間がないように設置した。
3.枠組足場の壁つなぎの間隔については、垂直方向8m、水平方向7mとした。
4.地下躯体の工事において、切ばり上部に設けた作業用通路の手すりについては、高さを100cmとし、中桟を設けた。
5.高さが2mの作業構台において、作業床の床材間の隙間については、3cm以下となるようにした。
 
■正解    2
吊り足場の作業床・・・隙間なし
・作業床の幅・・・単管足場、枠組足場、吊り足場ともに40以上
 
【設問7 】土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.土工事における地下水の処理については、地盤(帯水層)の透水係数が10cm/sより大きかったので、揚水による地下水位の低下に伴う周辺への影響を考慮したうえで、排水工法を採用した。
2.切ばり支柱の施工精度が低く、切ばり支柱が平面的に切ばりの位置と一部重なったので、切ばり支柱の一部を切り欠いて補強を行ったうえで、切ばりをまっすぐに設置した。
3.切ばりにプレロードを導入するに当たって、切ばりの蛇行を防ぐために、上段切ばりと下段切ばりとの交差部の締付けボルトを堅固に締め付けた。
4.山留め工事において、敷地の高低差が大きく、偏土圧が作用することが予想されたので、地盤アンカー工法を採用した。
5.   掘削中における山留め架構の管理において、切ばりに作用する軸方向力については、盤圧計により1日3回計測した。
 
■正解    3
プレロード導入するときは、切ばり交差部の締め付けボルトは緩めた状態で行う。
 
【設問8 】杭地業に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.既製コンクリート杭を用いた打込み工法において、打込み完了後の杭頭の水平方向の施工精度の目安値については、杭径の1/4以内、かつ、100mm以内とした。
2.セメントミルク工法において、掘削については杭心に鉛直に合わせたアースオーガーを正回転させ、引上げ時についてはアースオーガーを逆回転させた。
3.オールケーシング工法において、ボイリングを起こしやすい砂質地盤なので、掘削の早い段階から孔内に給水し、孔内水位を地下水位等より高く保って掘削した。
4.場所打ちコンクリート杭の鉄筋かごの主筋間隔が10cm以下になる場合、コンクリートの充填性が悪くなるので、主筋を2本束ねて配置し、適切な主筋間隔を確保した。
5.高炉セメントB種を用いた場所打ちコンクリート杭において、コンクリートの水セメント比については、水や泥土によるコンクリートの品質の劣化等を考慮して、55%以下とした。
 
■正解    2
 
【設問9 】鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.屋内の柱の帯筋を加工するに当たり、必要な最小かぶり厚さ30mmに施工誤差10mmを割り増したものをかぶり厚さとした。
2.耐力壁の脚部におけるSD295Aの鉄筋の重ね継手は、コンクリートの設計基準強度が27N/mmの場合、フックなしとし、その重ね継手の長さを35d(dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値)とした。
3.屋根スラブの出隅及び入隅の部分については、ひび割れを防止するために、屋根スラブの補強筋を屋根スラブの主筋の上端筋の下側に配置した。
4.柱の主筋のガス圧接の継手位置は、梁上端から「500mm以上、1500mm以下、かつ、柱の内法高さの3/4以下」とし、隣接する鉄筋の継手位置とは、400mm以上ずらすようにした。
5.ガス圧接継手の外観検査の結果、明らかな折れ曲がりを生じて不合格となった圧接部については、再加熱して修正した。
 
■正解     2
SD295Aの鉄筋の重ね継手は、コンクリートの設計基準強度を27N/mm2、フックなしとした場合、重ね継手の長さを鉄筋形の40倍とする。
なお、同条件での定着の長さについては35dである。 
 
【設問10 】型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.透水型枠は、コンクリート打込み直後からコンクリート中の余剰水を排出させて、コンクリートの表層部を緻密にする効果がある。
2.コンクリートの材齢によるせき板の存置期間は、施工部位等の条件が同一であれば、高炉セメントB種を使用する場合より普通ポルトランドセメントを使用する場合のほうが短くすることができる。
3.型枠材料として、ウレタン系の樹脂で表面処理をしたコンクリート型枠用合板を使用すると、一般に、コンクリート表面の硬化不良を防止する効果がある。
4.高流動コンクリートにおいて、型枠設計用のコンクリートの側圧については、原則として、フレッシュコンクリートの単位容積質量による液圧が作用するものとして算定する。
5.   コンクリート型枠用合板の曲げヤング係数は、湿潤状態の型枠より乾燥状態の型枠のほうが小さい。
 
■正解     5
コンクリート型枠用合板において、湿潤状態の型枠の曲げヤング係数は、乾燥状態の型枠の80%程度である
 
【設問11 】コンクリート工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.普通コンクリートの品質基準強度は、「設計基準強度」及び「耐久設計基準強度」のそれぞれに、「構造体コンクリートの強度と供試体の強度との差を考慮した割増し3N/mm」を加えた値のうち、大きいほうの値とする。
2.仕上げなしのコンクリートの中性化は、炭酸ガス濃度の影響を受けることから、一般に、屋内より屋外のほうが早く進行する。
3.コンクリート中の塩化物イオン量がやむを得ず0.30kg/mを超える場合には、鉄筋の防錆について有効な措置を講じなければならない。
4.普通ポルトランドセメントを用いる水密コンクリートの水セメント比の最大値は、50%である。
5.   高性能AE減水剤を用いる普通コンクリートの単位セメント量の最小値は、290kg/mである。
 
■正解    2
コンクリートの中性化は炭酸ガス濃度の影響を受ける。一般に、屋外より屋内のほうが炭酸ガス濃度が高く、屋内のほうが早く中性化が進行する
 
【設問12 】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.マスコンクリートの場合、構造体コンクリートの強度管理のための供試体の養生方法については、一般に、標準養生とする。
2.縦型フレキシブルシュートを用いて高所からコンクリートを流下させる場合、その投入口と排出口との距離については、水平方向の距離を垂直方向の距離の1/2以下とする。
3.設計基準強度が60N/mmの高強度コンクリートの場合、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間については、外気温にかかわらず120分を限度とする。
4.建築物の計画供用期間の級が「長期」の場合、普通ポルトランドセメントを用いるコンクリートの打込み後の湿潤養生の期間は、5日間以上とする。
5.普通ポルトランドセメントを用いる場合、寒冷期においては、コンクリートの打込み後5日間以上コンクリートの温度が2℃を下まわらないように養生する。
 
■正解     4
普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの湿潤養生
・計画供用期間の級「標準」「短期」
 →5日間以上
・計画供用期間の級「長期」「超長期」
 →日間以上
 
【設問13 】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.呼び名がD13の鉄筋貫通孔の孔あけ加工は、鉄骨部材の板厚が13mm以下であったので、せん断孔あけとした。
2.建方作業において、高力ボルト継手の仮ボルトについては、中ボルトを用い、ボルト一群に対して1/3程度、かつ、2本以上とし、ウェブとフランジにバランスよく配置して締め付けた。
3.後詰め中心塗り工法によりベースプレートを支持する場合、中心塗りモルタルの塗厚さを50mmとし、柱の建込み後、ベースプレート回りに型枠を設けて、無収縮モルタルを圧入した。
4.裏当て金を用いた柱梁接合部における裏当て金の組立溶接については、梁フランジ幅の両端から5~10mm以内の位置で行った。
5.高力ボルト接合部の摩擦面は、適切なすべり係数を確保するために、屋外に自然放置して、表面が一様に赤く見える程度の赤錆を発生させた。
 
■正解    4
裏当て金を用いた柱梁接合部における裏当て金の組立溶接については梁フランジ幅の両端から510mm以内の位置には行わない
 
【設問14 】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.スタッド溶接の施工後の打撃曲げ検査において、溶接部に割れが生じた場合、さらに同一ロットから2本のスタッドを検査し、2本とも合格したので、そのロットについては合格とした。
2.柱、梁及びブレース端のハンチ等の塑性変形能力を要求される部材において、常温曲げ加工による内側曲げ半径は、材料の板厚の2倍とした。
3.エンドタブについては、特記がなく、エンドタブを残しても支障がなかったので、切断しなかった。
4.鉄骨の建方精度の管理において、柱の倒れの管理許容差は、特記がなかったので、高さの1/1000以下、かつ、10mm以下とした。
5.   接合部の母材がSN490Bである高力ボルト接合において、接合部に1mmを超えるはだすきが生じたので、SN400Aのフィラープレートを挿入した。
 
■正解    2
梁、ブレース端のハンチ等の塑性変形能力が要求される部位の曲げ内法半径・・・材料の板厚の以上
 
【設問15 】屋上のアスファルト防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.縦引き型ルーフドレンについては、雨水排水管の横引き管を短くするために、パラペットの立上り部と接する位置に取り付けた。
2.保護層のある場合のアスファルトルーフィングに発生したふくれ箇所のうち、ふくれに進行性がなく小面積のものについては、補修を行わなかった。
3.パラペットの立上り部の保護に用いる乾式保護材(ボード)の立上り部分の寸法については、500mmとした。
4.アスファルトプライマーについては、火災や人体への影響に配慮して、エマルションタイプのものを採用した。
5.アスファルト露出防水の脱気装置については、防水面積が大きかったので、平場部脱気型と立上り部脱気型とを併用した。
 
■正解    1
(補足)ドレンをパラペットの立上り部分に接近して取り付けると作業が不確実になり、不具合を起こす原因になるので、立上り部からある程度離す必要がある。 
 
【設問16 】左官工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリート下地へのセメントモルタル塗りにおいて、一般に、下地に吸水調整材を多く塗るほどモルタルの付着力を大きくすることができる。
2.セメントモルタル塗りにおいて、骨材に用いる砂の最大寸法は、塗り厚の半分以下で、塗り厚に支障のない限り粒径の大きなものとする。
3.ALCパネル下地へのセメントモルタル塗りにおいて、左官塗りの下地としてのALCパネルは、強度・剛性とも小さいので、一般に、厚塗りとはしない。
4.セメントモルタル塗り仕上げの外壁の改修において、下地コンクリートからのモルタルの浮き部分については、一般に、ダイヤモンドカッター等を用いてその部分の周囲を切断し、絶縁してからはつる。
5.コンクリート下地へのセメントモルタル塗りにおいて、アンカーピンとネット等とを複合して用いる外壁の改修工法は、総塗り厚が25mmを超えるセメントモルタル塗りの仕上げ層の剥落の防止に有効である。
 
■正解     1
吸水調整材は、下地の吸込みを調整したり、下地とのなじみをよくするために用いるもので、合成樹脂エマルションの希釈液(吸水調整材)を下地に均一に塗布する。 塗りすぎると付着力が低下する
 
【設問17 】金属工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.室内改装工事において、天井に点検口を取り付ける場合、軽量鉄骨天井下地の野縁及び野縁受を溶断し、その開口部の補強を行った。
2.屋上のパラペットにアルミニウム合金製の笠木を取り付ける場合、笠木と笠木とのジョイント部分はオープンジョイントとし、温度変化による伸縮を吸収できるように所定のクリアランスを設けた。
3.鋼製の手すりを取り付ける場合、手すり支柱については、コンクリート及びモルタルの中に入る部分であっても錆止めの処置を行った。
4.軽量鉄骨壁下地において、振止めについては床ランナーから間隔1200mmごとに設け、上部ランナーから400mm以内の振止めについては省略した。
5.金属製の天井パネルを取り付ける場合、ねじ・ボルト類については、金属材料の接触腐食が生じないように、電極電位の差が小さくなるものを用いた。
 
■正解    1
内装改修工事において、軽量鉄骨天井下地の野縁および野縁受の切断には溶断を使用してはならない
 
【設問18 】外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.カーテンウォール工事において、層間変位を吸収するためのスライドホール部については、手締め程度のボルト締めとし、緩止めを施した。
2.外壁湿式工法による張り石工事において、水平方向の伸縮調整目地については、躯体コンクリートの水平打継ぎ部に合わせて各階ごとに設けた。
3.塗装工事において、屋外に露出する亜鉛めっき鋼への下塗り塗料については、鉛丹さび止めペイントを使用した。
4.タイル後張り工法の密着張りにおいて、壁のタイルの張付けは、上部から下部へと行い、一段置きに水糸に合わせて張り付けた後、それらの間のタイルを張り付けた。
5.外壁乾式工法による張り石工事において、石材面を一次止水面とし、コンクリート躯体表面を二次止水面として設定することによって防水性を高めた。
 
■正解    3
鉛丹さび止めペイントは、メッキ鋼への付着性能がよくない亜鉛めっき鋼の下塗り専用塗料として開発された鉛酸カルシウムさび止めペイントを使用する。
 
【設問19 】内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.壁面におけるせっこうボードのせっこう系直張り用接着材による直張り工法において、その接着材の塗付け間隔については、ボード周辺部で250~300㎜とした。
2.ビニル床シートについては、長手方向に縮み、幅方向に伸びる性質があるので、長目に切断して仮敷きし、24時間以上放置して巻き癖をとった。
3.フローリングボードの釘留め工法において、フローリングボードの伸縮を考慮して、幅木及び敷居との取り合い部分に隙間を設けた。
4.軽量鉄骨壁下地へのせっこうボード張りにおいて、スタッドの間隔については、ボード2枚張りの場合、450mm程度とした。
5.せっこうボードは、水分を吸収してもほとんど伸縮しないので、テーパーエッジボードを用いて目地のない壁面とした。
 
■正解      1
壁面のせっこうボード接着材による直張り工法で、接着材の塗付け間隔は、ボード周辺部で150~200mmとする。 
 
【設問20 】プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.プレキャストの梁の主筋の接合にエンクローズ溶接を用いる場合、接合部の拘束を軽減するために、溶接作業は、一般に、建築物の外側から中央に向かうように進める。
2.プレキャストの柱や耐力壁の水平接合部に用いられるスリーブ継手は、接合による鉄筋の伸縮がなく、残留応力も発生しない接合方法である。
3.プレキャスト部材の柱脚部におけるグラウト材の充填度については、スリーブ継手の一か所の注入口から注入したグラウト材が、すべての排出口から溢れ出たことを目視により確認する。
4.プレキャストの耐力壁に施す敷モルタルの圧縮強度は、構造耐力上重要な役割を果たすことから、これに接する部材コンクリートの品質基準強度以上とする。
5.プレキャスト部材の吊上げ用金物は、コンクリート部材の質量による荷重に対してだけでなく、脱型吊上げ時におけるベッドとコンクリートとの付着力も含めた荷重に対しての安全性を確認する。
 
■正解     1
溶接作業は、一般に、建築物の中央から外側に向かうように進める。(誤差やひずみを周辺部へ逃がすため)
 
【設問21 】建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちのどれか。
1.MCR工法-----外壁タイル張りのモルタル下地の剥(はく)離防止のために,コンクリート型枠に専用のシートを取り付け,コンクリートを打ち込むことによりコンクリート表面に凹凸を設ける工法
2.タイトフレーム-----折板屋根において,折板を受け梁に固定するための部品
3.フリーアクセスフロア-----構造床上に取り外し可能な単位床を組み合わせ,電力用配線,通信用配線,機器等を収納し,こらの変更・増設を容易にできる機能を有する床
4.インバート-----排水系統において,汚水桝やマンホールの底部に設けられる下面を半円形に仕上げた導水溝
5.   コンシステンシー------材料分離を生じることなく,運搬,打込み,締固め,仕上げ等の作業が容易にできる程度を表すフレッシュコンクリートの性質
 
■正解     5
設問は、ワーカビリティの説明である。コンシステンシーは、主として水量で決まる流動性の程度コンシステンシーはスランプで評価する。
 
【設問22 】建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.根切りの数量を算出する場合、杭の余長等による根切り量の減少はないものとする。
2.鉄骨材料のうち鋼板(切板)の所要数量は、設計数量に3%の割増をすることを標準とする。
3.鉄骨の溶接の数量は、原則として、種類に区分し、溶接断面形状ごとに長さを求め、すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さとする。
4.鉄筋コンクリート造の階段における段型の鉄筋の長さは、コンクリートの踏面、蹴上げの長さとし、継手及び定着長さは加えないものとする。
5.防水層等の数量を算出する場合、「衛生器具、配管等による各部分の防水層等の欠除」及び「これらの周囲の防水等の処理」については、計測の対象としない。
 
■正解     4
鉄筋コンクリート造の階段における段型の鉄筋の長さは、コンクリートの踏面、蹴上げの長さとし、継手及び定着長さは加えるものとする。
 
【設問23 】墨出し、測量等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.遣方の検査において、監理者は、墨出しの順序を変えることにより、請負者が行った方法と異なった方法で確認した。
2.やむを得ずトランシットを三脚に取り付けた状態で移動する場合、三脚の頭部のねじ及び各部の締付けねじを緩め、器械の部分を抱えて障害物に接触しないようにした。
3.JIS規格1級の鋼製巻尺は、50m巻尺では±5mm程度の誤差を生じる可能性があるので、同じ精度を有する巻尺を3本用意して、工事着手前にテープ合せを行い、1本は基準巻尺として保管した。
4.鉄筋コンクリート造の建築物の墨出しにおいて、建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき、下げ振りにより下階から上階に基準墨を上げた。
5.測量区域内の見通しが悪い敷地の平板測量については、任意の地点に平板を据え付け、アリダードを用いて放射状に方向を求め、直接距離を測定する放射法を採用した。
 
■正解     5
放射法を採用するのは見通しの良い場所の場合である。
 
【設問24 】請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.現場代理人は、請負代金額の変更に関して、請負者としての権限の行使はできない。
2.請負者の責に帰すべき理由により、契約期間内に契約の目的物を引き渡すことができないときは、別に特約のない限り、発注者は、遅滞日数1日につき、請負代金額から工事の出来形部分等に対する請負代金相当額を控除した額の4/10000に相当する額の違約金を請求することができる。
3.請負者は、工事現場に搬入した工事材料・建築設備の機器を持ち出すときは、発注者の承認を受ける。
4.契約書及び設計図書に部分使用についての定めがない場合、発注者は、請負者の書面による同意がなければ、部分使用をすることはできない。
5.建築設備の機器、室内装飾、家具等の瑕疵については、かくれた瑕疵を除き、引渡の時、監理者が検査をして直ちにその修補又は取替を求めなければ、請負者はその責を負わない。
 
■正解     3
請負者は、工事現場に搬入した工事材料・建築設備の機器を持ち出すときは、監理者の承認を受ける。
 
【設問25 】鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.角形鋼板を用いる柱の鋼板巻き立て補強において、コーナー部の曲げ内法半径については、鋼板の板厚の3倍以上とする。
2.溶接金網を用いる柱のRC巻き立て補強において、柱の変形能力の向上のみを図る場合には、床上及び梁下に30~50mm程度のスリットを設ける。
3.溶接金網を用いる柱のRC巻き立て補強において、コンクリート等の打込みに流込み工法を用いる場合、打込み高さ1m程度ごとに締固めを行う。
4.枠付き鉄骨ブレースの増設工事において、既存の躯体との取合い部分に割裂補強筋としてスパイラル筋を用いる場合、アンカー筋とスタッドとを交互に縫うようにスパイラル筋を配筋する。
5.開口部がある現場打ち鉄筋コンクリート耐震壁の増設工事において、その壁の開口部補強筋の端部の定着を「あと施工アンカー」によって行う場合、開口部補強筋の降伏点強度を確保するためには、一般に、金属系アンカーを用いる。
 
■正解    5
開口部がある現場打ち鉄筋コンクリート耐震壁の増設工事において、その壁の開口部補強筋の端部の定着を「あと施工アンカー」によって行う場合、開口部補強筋の降伏点強度を確保するためには、一般に、接着系アンカーを用いる。