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一級建築士 学科 過去問

市販にはないH9〜H17までの過去問。ただし、法規と構造力学を除く。自分用にカスタマイズするのに、ご活用ください。まじめに、やさしく、おもしろく。もりもり学ぶ。

H14 施工 問題1-25・解答

【設問1 】施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.山留め工事において、敷地の高低差が大きく、偏土圧が作用することが予想されたので、地盤アンカー工法を採用する計画とした。
2.高さ80mの建築物の鉄骨工事の建方を積上げ方式により行なうので、建方用機械は、クライミング式大型タワークレーンを使用する計画とした。
3.鉄筋コンクリート造の建築物において、柱型枠にプレキャストコンクリート型枠を使用するので、各階のコンクリートの打込みは、「柱・壁」の垂直部と「はり・床」の水平部とを分割して行なう計画とした。
4.コンクリートの打込みをポンプ工法により行うので、コンクリートポンプからの輸送管の圧送負荷を少なくするため、直管に代えてフレキシブルホースを使用する計画とした。
5.デッキプレートにコンクリートを打ち込んだ屋根スラブにアスファルト防水工事を行う場合、下地を十分に乾燥させた後、当該工事に着手する計画とした。

■正解     4
フレキシブルホースを使用する場合、直管に対し圧送負荷は約2倍となり、圧送負荷を少なくするために、フレキシブルホースを使用するのは逆効果である。 

【設問2 】建築工事に関連する届等とその提出先との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.建築工事届……………………都道府県知事
2.ボイラー設置届………労働基準監督署
3.道路占用許可申請書………………道路管理者
4.高層建築物等予定工事届……………建築主事
5.振動規制法に基づく特定建設作業実施届出書……市町村長

■正解    4
高層建築物等予定工事届……………総務大臣

【設問3 】材料管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ロックウールの吹付工法による耐火被覆において、施工後の厚さとかさ比重の測定のためのコア採取は、特記がなかったので、各階ごと、かつ、床面積1500㎡ごとに各部位1回とし、1回につき5個とした。
2.ガラス回りのシーリング材にポリイソブチレン系シーリング剤を使用する場合、実験室試験及び試験施工により性能を確認した。
3.発砲プラスチック保温材のうちのビーズ法ポリスチレンフォームを断熱材として下地面に張り付ける場合、酢酸ビニル樹脂系接着剤(アルコール系溶剤のもの)を使用した。
4.ALCパネルの工事現場での受入検査において、外観の確認を行ったところ、ALCパネルに使用上支障のない範囲の欠けがあったので、補修して使用した。
5.   アスファルトルーフィングは、湿気の影響を受けにくい屋内の乾燥した場所に、平積みとした。

■正解     5
アスファルトルーフィングの保管は、縦置き

【設問4 】工事現場の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.事業者は、高さ15mの足場で組立てから解体までが6か月のものの設置に当たって、その計画を当該工事の開始の日の30日前までに、労働基準監督署長に届け出た。
2.事業者は、潜函工法により大気圧を超える気圧下における室内作業に当たって、高圧室内作業主任者免許を受けた者のうちから作業主任者を選任した。
3.事業者は、はつり機により著しい騒音を発する屋内作業場においては、必要な作業環境測定を行い、その結果を記録した。
4.事業者は、鋼管(パイプサポートを除く。)を型枠支保工の支柱として用いる場合には、高さ1.5mごとに水平つなぎを2方向に設け、かつ、水平つなぎの変位を防止した。
5.事業者は、クレーンの設置に当たって、クレーン設置届にクレーンの明細書、組立図、強度計算書及び書面を添えて、警察署長に提出した。

■正解     5
労働基準監督署に提出した。

【設問5】本工事に先立つ調査等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.隣地との敷地境界の確認は、建築主、設計者、工事監理者、工事施工者及び隣地の所有者の立会いにより行った。
2.縄張りを行い敷地境界との関係を確認した結果、敷地境界からの距離が不足していたので、建築物の予定位置を修正し、設計者の立会いのうえ、工事監理者の確認を受けた。
3.建築物の高さと位置の基準となるベンチマークは、相互に確認が行えるように、2か所設置した。
4.敷地の地盤が粘性土であったので、標準貫入試験により求められたN値から相対密度、変形係数及び動的性質を推定した。
5.鋼製巻尺については、同じ精度のJIS規格1級の鋼製巻尺を2本用意し、工事着手前にテープ合せを行い、そのうちの1本を基準の巻尺として保管した。

■正解     4
敷地の地盤が砂質土であったので、標準貫入試験により求められたN値から相対密度、変形係数及び動的性質を推定した。

【設問6】仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物において、鉄骨上に設けた材料置場と外足場とを連絡するための仮設通路の幅は、手すりの内側で60cmとした。
2.わく組足場の壁つなぎは、垂直方向8m、水平方向7mの間隔で設けた。
3.つり足場(ゴンドラのつり足場を除く。)において、つりワイヤロープの安全係数を5として、作業床の最大積載荷重を定めた。
4.鋼管規格に適合する単管足場の建地間の積載荷重は、400kgを限度とした。
5.防護棚(朝顔)のはね出し材の突き出し長さは2mとし、水平面となす角度は30度とした。

■正解     3
つりワイヤロープの安全係数は10以上とする。

【設問7】土工事・山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.山留め用のリース材の鋼矢板の許容応力度については、長期許容応力度と短期許容応力度の平均値を採用した。
2.山留め支保工の支柱を引き抜くことが困難であったので、地下水の漏水対策を十分に施し、その支柱を耐圧版内で切断し、以深を土中に残した。
3.根切り底面が、湧水に対して安定性の低い地盤であったので、ボイリングを防ぐため、排水工法として釜場工法を採用した。
4.親杭横矢板工法において、横矢板の設置は、地盤を緩めないように掘削完了後、速やかに行った。
5.掘削面の高さが3m以下の手掘りによる地山の掘削において、堅い粘土からなる地山の掘削面の法勾配を、90度とした。

■正解    3
釜場工法では、ボイリングを防ぐことはできない

【設問8】杭地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.アースドリル工法において、土質に応じてバケットの回転速度を調整しながら掘削を進め、掘削された土砂を常に観察し、崩壊しやすい地盤になったので、安定液を用いた。
2.オールケーシング工法の孔底処理において、孔内水が少なく、沈殿物の量が少なかったので、掘削完了後にハンマーグラブにより静かに掘りくずを除去した。
3.オールケーシング工法において、コンクリート打込み時のケーシングチューブの引抜きは、ケーシングチューブの先端をコンクリート内に1m程度入った状態に保持しながら行った。
4.既製コンクリート杭において、所定の高さよりも高い杭頭を切断する場合、特に指定がなかったので、杭の軸筋をすべて切断した。
5.既製コンクリート杭の杭頭の切りそろえに当たって、やむを得ず杭周囲の根切り底面以下の部分の土を深掘りしたので、良質土で確実に埋め戻した。

■正解     3
ケーシングチューブの先端をコンクリート内に2m程度入った状態に保持しながら行った。

【設問9】鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ガス圧接継手の外観検査の結果、ふくらみの頂部からの圧接面のずれが鉄筋径の1/3であったので、再加熱して修正した 。
2.コンクリートの設計基準強度が24N/mm2の場合、屋根スラブの下端筋(SD345)の定着の長さは、10d(dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値)、かつ、150mm以上とした。
3.スラブ筋を施工図に示された位置に配筋するために、スペーサーの数量については、特記がなかったので、上端筋、下端筋それぞれ1.3個/m2程度とした。
4.鉄筋表面のごく薄い赤錆は、コンクリートの付着も良好で害はないが、粉状の赤錆は、コンクリートの付着を低下させるので、ワイヤブラシで取り除いた。
5.SD295AのD19を用いた「鉄筋相互のあき」は、粗骨材の最大寸法が20mmの場合、30mmとした。

■正解     1
1/4を超えた場合、切取り再圧接する。

【設問10】型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.型枠支保工の計画に当たって、コンクリートの打込みをポンプ工法により行うので、打込み時の積載荷重として、1.5kN/m2を採用して、構造計算を行った。
2.柱型枠の下部に清掃用の掃除口を設け、コンクリート打込み前に型枠内の不要物を取り除いた。
3.せき板と最外側鉄筋とのあきについては、型枠と鉄筋との間に用いているスペーサーの種類により所定のかぶり厚さが確保されていることを、目視により確認した。
4.計画供用期間の級が短期及び標準の場合において、コンクリートに使用するセメントを普通ポルトランドセメントから高炉セメントB種に変更したので、せき板の存置期間を、普通ポルトランドセメントの場合に比べて、長くした。
5.型枠支保工の計画に当たって、鋼管枠を採用したので、
水平方向の荷重が作用しないものとして、構造計算を行った。

■正解       5
鋼管枠を採用したので、当該型枠支保工の上端に設計荷重の2.5/100に相当する水平方向の荷重が作用しても安全な構造とする。

【設問11】表に示すコンクリートの調合計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、細骨材及び粗骨材の質量は、表面乾燥飽水状態とする。

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1.細骨材の表乾密度は、2.60g/cm3である。
2.セメント水比は、1.75である。
3.細骨材率は、約44.1%である。
4.フレッシュコンクリートの単位容積質量は、
2.12t/m3である。
5.空気量は、4.0%である。

■正解     4
フレッシュコンクリートの単位容積質量は、2.3t/m3である。

【設問12】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高流動コンクリート流動性は、スランプフローで表し、その値を65cmとした。
2.普通コンクリートを使用した流動化コンクリートのスランプを23cmとし、そのベースコンクリートのスランプを8cmとした。
3.高強度コンクリートにおいて、設計基準強度が50N/mm2の場合、荷卸し地点におけるスランプフローをを60cmとした。
4.プレストレストコンクリートにおいて、現場打込みによるポストテンション方式の場合のスランプを15cmとした。
5.普通コンクリートを使用した水中コンクリートにおいて、適切なワーカビリティーが得られるように、スランプを20cmとした。

■正解      2
普通コンクリートを使用した流動化コンクリートのスランプは21cm以下、ベースコンクリート(あらかじめ練り混ぜられたコンクリート)のスランプは15cm以下とする。 

【設問13】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.トルシア形高力ボルトの締付け作業は、1
次締め、マーキング及び本締めの3段階で行った。
2.1節複数層の骨組みの現場溶接において、その節の下層階から溶接を行うと、上層階において柱の倒れ変形が累積するおそれがあるので、その節の最上階から溶接を行った。
3.鉄骨の建方にクローラークレーンを用いる場合、クローラークレーンのブームの旋回角度が45度のときにクローラシューの接地圧が最大となることが多く、最も不安定であるので、転倒の防止に配慮した。
4.スタッド溶接の打撃曲げ検査によって15度まで曲げたスタッドについては、欠陥が発生しなかったので、そのまま使用した。
5.高力ボルト接合において、接合部の組立て時に積層した板間に生じたボルト孔のくい違いが3mmだったので、リーマ掛けによりボルト孔を修正した。

■正解    5
リーマ掛けは2mm以下の場合である。

【設問14】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリート充填鋼管(CFT)柱において、「柱天端のトッププレート」及び「柱・はり接合部内のダイヤフラム」については、中央部には所定のコンクリートの打設孔を、周辺部には所定の空気抜き孔を設けた。
2.母材の溶接面について付着物の確認を行ったところ、固着したミルスケールがあったが、溶接に支障とならないので除去しなかった。
3.組立溶接においては、溶接部に割れが生じないように、必要で十分な長さと4mm以上の脚長をもつビードを適切な間隔で配置した。
4.鉄骨の建方において、仮ボルトとして高力ボルトを使用したので、その高力ボルトを本ボルトとして使用した。
5.ガスシールドアーク半自動溶接を行っていたところ、風速が2m/sとなったので、適切な防風処置を講じて、作業を続行した。

■正解    4
本ボルトに仮ボルトを兼用してはならない

【設問15】防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.アスファルト防水の絶縁工法において、平場の最下層には、粘着層付改質アスファルトシートを使用した。
2.シート防水工事の合成樹脂系シート接着工法において、
立上り部及び平場のシートの張付けに先立ち、出隅角に非加硫ゴム系シートを増張りし、成形役物を張り付けた。
3.改質アスファルトシート防水工事において、平場の改質アスファルトシートの張付けに先立ち、出入隅角に200mm角程度の増張り用シートを張り付けた。
4.塗膜防水工事において、補強布の重ね幅を、50mm以上とした。
5.シーリング工事において、目地部をワーキングジョイントとする場合、シーリング材を目地底に接着させない2面接着の目地構造とした。

■正解      2
シートの張付け後出隅角に非加硫ゴム系シートを増張りし、成形役物を張り付ける

【設問16】左官工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ラスシート下地において、鉄骨下地にラスシートを取り付ける場合、原則として、ビス締めとする。
2.セメントモルタル塗りにおいて、骨材に用いる砂の最大寸法は、一般に、塗り厚の半分以下で、塗り厚に支障のない限り小さいものとする。
3.プレキャストコンクリート下地において、特記のない場合、そのジョイント部には、原則として、左官塗りを行わない。
4.せっこうプラスター塗りにおいて、塗り作業中はできる限り通風をなくし、せっこうが硬化するまでは、甚だしい通風を避ける。
5.コンクリート下地に使用する吸水調整材は、耐アルカリ性があり、耐水性のよい合成樹脂エマルションとし、無機質充填材等を含まないものとする。

■正解      2
セメントモルタル塗りにおいて、骨材に用いる砂の最大寸法は、一般に、塗り厚の半分以下で、塗り厚に支障のない限りなるべく大きいものとする。

【設問17】ガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.バックアップ材は、サッシ下辺のガラスはめ込み溝内に設けるものであり、ガラスの自重を支持する材料である。
2.倍強度ガラスは、フロート板ガラスを熱処理した加工ガラスであり、同厚のフロート板ガラスに比べて、約2倍の耐風圧強度がある。
3.強化ガラスは、フロート板ガラスを熱処理してガラス表面に強い圧縮応力層をつくり、破壊強さを増加させたものであり、破損時の破片は、細粒状となる。
4.冷房負荷の軽減効果がある熱線吸収板ガラスは、フロート板ガラスに比べて、熱応力による熱割れが生じやすいので、厚さ8mm以上の場合、熱割れ計算の検討が必要である。
5.かかり代は、主に、風圧力による板ガラスの窓枠からの外れ防止やガラス切断面の反射を見えなくするために必要である。

■正解     1
設問はセッティングブロックの説明である。

【設問18】内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.水まわりに使用するシージングせっこうボードは、水と接する可能性がある切断面及び小口部分に、水の浸透を防ぐためにアクリル系のシーラーを塗布した。
2.せっこうボードを天井に取り付ける場合、室の中央部分から順次四周に向かって施工した。
3.油、樹脂等による特殊処理を施さないハードファイバーボード(硬質繊維板)を広い面積の壁下地として使用する場合、あらかじめボードに水打ちを行い、含水率を一定にしてから取り付けた。
4.せっこうボードを鋼製天井下地に取り付ける場合、ステンレス鋼製ドリリングタッピンねじを使用した。
5.ビニル床シート張りに用いる接着剤は、湿気のおそれのある下地の場合、アクリル樹脂系エマルション形接着剤とした。

■正解     5
エポキシ樹脂系又はウレタン樹脂系を使用する。

【設問19】外装のタイル工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.タイル先付けプレキャストコンクリート工法において、タイルの接着強度の合格基準は、0.6N/m㎡以上とした。
2.タイル先付けプレキャストコンクリート工法において、タイルの目地の深さは、タイル厚さの1/2以下とした。
3.タイル後張り工法において、Ⅱ類は、耐凍害性に優れたものを使用した。
4.タイル後張り工法の密着張りにおいて、一度に塗り付ける張付けモルタルの面積は、2㎡以内とした。 
 5.タイル後張り工法において、タイルの目地詰めは、そのタイルの張付け直後に行った。

■正解      5
1日以上経過してから目地の充てんを行う。

【設問20】壁式プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.部材をトラックで運搬する場合、部材がトラックの前後からトラックの長さの1/10の長さを超えてはみ出すことが予想されたので、あらかじめ出発地の警察署長の許可を受けた。
2.床板を平置きする場合、積み重ね枚数を10枚以下とし、それぞれの床板の下にまくら木を3本用いた。
3.部材の接合用金物に対する設計かぶり厚さは、施工段階における許容誤差を考慮し、必要な最小かぶり厚さに5mm程度を加えた値とした。
4.敷モルタルの圧縮強度は、工事現場で採取し現場水中養生した供試体の圧縮強度で表すものとし、その値は、材齢28日において部材コンクリートの品質基準強度以上とした。
5.壁部材の組立てにおいては、回転・転倒の危険性があるので、溶接により直交する壁と接合された場合を除いて、組立て用斜めサポートを2本設けた。

■正解      2
積み重ね枚数を6枚以下とし、それぞれの床板の下にまくら木を2本用いた

【設問21】設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.排水横管の勾配の最小値は、管径が100mmのものについては1/100、管径が125mmのものについては1/150とした。
2.移動式の泡消火設備の泡放射用器具を格納する箱は、ホース接続口から5mの位置に設けた。
3.共同住宅の3階の住戸において、空気に対する比重が1より小さいガスのガス漏れ警報設備を設置する場合、検知部の高さは、天井面から下方30cmの位置とした。
4.排水の配管設備における排水トラップの深さを、7cmとした。
5.自然換気設備の給気口は、居室の天井の高さの1/3の高さの位置に設けた。

■正解     2
移動式の泡消火設備の泡放射用器具を格納する箱は、ホース接続口から3m以内の位置に設ける。

【設問22】建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.鉄骨鉄筋コンクリート造における鉄骨によるコンクリートの欠除は、鉄骨の設計数量について7.85tを1.0m3として換算した体積とする。
2.窓、出入口等の開口部による型枠の欠除は、建具類等の開口部の内法寸法で計算し、内法の見付面積が0.5m2以下の開口部については、原則として、型枠の欠除は、ないものとみなす。
3.鉄筋の重ね継手の箇所数は、原則として、計測した鉄筋の長さについて、径13mm以下の鉄筋は6.0mごとに、径16mm以上の鉄筋は7.0mごとに継手があるものとして求める。
4.鉄骨材料のうち、形鋼の所要数量は、設計数量の3%の割増をすることを標準とする。
5.木材による開口部の枠の所要数量は、「ひき立て寸法による設計図書の断面積」と「内法寸法による長さに両端の接合等のために必要な長さとして10%を加えた長さ」とによる体積に、5%の割増をした体積とする。

■正解     4
鉄骨材料のうち、形鋼の所要数量は、設計数量の5%の割増をすることを標準とする。

【設問23】請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.請負者は、監理者の処置が著しく適当でないと認められるときは、発注者に対して異議を申し立てることができる。
2.請負代金額を変更するときは、原則として、工事の減少部分については監理者の確認を受けた請負代金内訳書の単価による。
3.工事の完成引渡までに、契約の目的物、工事材料・建築設備の機器、支給材料、貸与品、その他施工一般について生じた損害は、原則として、請負者の負担とし、工期は延長しない。
4.工事中に契約の目的物の一部を発注者が使用する場合、原則として、発注者は、部分使用に関する監理者の技術的審査を受けたのち、工期の変更及び請負代金の変更に関する請負者との事前協議を経たうえ、請負者の書面による同意を得なければならない。
5.施工について、監理者の指示によって生じた図面・仕様書のとおりに実施されていないと認められる施工については、請負者は、その費用を負担して速やかに改造しなければならない。  

■正解       5
監理者の指示による施工であり、請負者には責任はない

【設問24】建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.盤ぶくれ……………掘削底面やその直下に薄い不透水性土層があり、その下にある被圧地下水により掘削底面がもち上がる現象をいう。
2.脱気装置……………アスファルト露出防水絶縁工法において、水分を外気に拡散させ、防水層のふくれを防止する装置をいう。
3.クリティカルパス……………ネットワークによる工程表において、最も時間がかかり、時間的余裕(フロート)がまったくない作業経路(パス)をいう。
4.オラング式二重管コーン貫入試験……………質量63.5kgのハンマーを75cm自由落下させてロッド頭部を打撃し、ロッド先端に取り付けた試験用サンプラーを地盤に30cm打ち込むのに要する回数により土の硬軟を判定するための試験をいう。  
5.乾式工法……………張り石工事においては、石材を1枚ごとにファスナーを用いて荷重を受ける方法で、裏込めモルタルを使用せずに躯体に取り付ける工法をいう。

■正解      4
設問は、標準貫入試験の説明である。

【設問25】次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.CM方式活用ガイドライン国土交通省)においては、CM(ConstructionManagement)方式とは、技術的な中立を保ちつつ発注者の側に立つコンストラクションマネージャーが、設計・発注・施工の各段階において、設計の検討や工事発注方式の検討、工程管理、品質管理、コスト管理等の各種のマネジメント業務の全部又は一部を行うものであるとされている。
2.住宅の品質確保の促進等に関する法律の規定に基づき定められた評価方法基準のうち、鉄筋コンクリート造等の住宅における劣化対策等級(構造躯体等)の等級2及び等級3については、部位とその最小かぶり厚さに応じてコンクリートの水セメント比の最大値が定められている。
3.資源の有効な利用の促進に関する法律に基づき、建設工事事業者は、コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊及び建設発生木材を工事現場から搬出する場合において、あらかじめ再資源化施設に関する受入れの条件を勘案し、指定副産物相互及び指定副産物と建設工事に伴い得られたその他の副産物との分別並びに指定副産物の破砕又は切断を行った上で、再資源化施設に搬出するものとされている。
4.ISO14001(JISQ14001)においては、法的要求事項及び著しい環境影響についての情報を考慮しながら組織が方針及び目的を策定しうるように、環境マネジメントシステムの要求事項を規定している。
5.ISO9001(JISQ9001)においては、 この規格によって確立される品質マネジメントシステムの文書に用いる媒体は、紙としなければならないとされている。

■正解     5
品質マネジメントシステムの文書に用いる媒体は、紙でなくてもよい

H13 施工 問題1-25・解答

【設問1 】施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.市街地において、地階が深く広い建築物の場合、工事の安全性、周辺への影響等を考慮して、逆打ち工法を採用した。
2.根切り工事により発生する軟弱な粘性土については、場外搬出に当たり、産業廃棄物として処理した。
3.鉄骨工事の建方において、架構の倒壊防止用ワイヤーロープを建入れ直しに兼用する計画とした。
4.設計図書の特記仕様書と現場説明書との間に相違があったので、現場説明書を優先した。
5.山留め工事の切りばりに作用する軸力の計測管理において、盤圧計を切りばりの中央に設置する計画とした。

■正解   5
山留め工事の切りばりに作用する軸力の計測管理において、盤圧計を切りばりの中央部を避け、火打ばりとの交点に近い位置に設置する計画とした。

【設問2】 材料管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.やむを得ず現場において既製コンクリート杭を長期間保存する場合、現場溶接を行う開先部については、防錆処理を行った。
2.木箱、パレット又は車輪付き裸台を用いて運搬してきた板ガラスについては、屋内の乾燥した場所に荷姿のまま保管した。
3.JIS規格品の異形鉄筋の種類については、「圧延マークによる表示」又は「色別塗色による表示」により確認した。
4.JIS形高力ボルトを未開封状態のまま工事現場へ搬入し、その受入れ時に、荷姿、種類、等級、径、長さ、ロット番号等を確認した。
5.使用量の多い上塗り用の塗料については、色及び品質のばらつきを防止するため、工事現場において調色を行った。

■正解   5
現場において調色を行ってはならない

【設問3】工事現場の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」において、工事中に契約の目的物の一部を発注者が使用する場合、法令に基づいて必要となる手続きは、監理者が行い、その手続きに要する費用は、請負者の負担とされている。
2.建設業法において、元請負人は、その請け負った建設工事を施工するために必要な工程の細目、作業方法その他元請負人において定めるべき事項を定めようとするときは、あらかじめ、下請負人の意見をきかなければならないとされている。
3.労働安全衛生法施行令において、事業者は、型枠支保工の組立て又は解体の作業に当たっては、その工事の作業主任者を選任しなければならないとされている。
4.労働安全衛生規則において、事業者は、3m以上の高所から物体を投下するときは、適当な投下設備を設け、監視人を置く等労働者の危険を防止するための措置を講じなければならないとされている。
5.日本建築学会「建築工事標準仕様書」において、施工者は、品質管理、安全管理及び環境保全のうえで無理のない施工計画を立案することとさ

■正解   1

【設問4】  建築工事に関連する届出等とその提出先との組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1.建設工事計画届 - 都道府県知事
2.道路使用許可申請書 - 警察署長
3.航空障害灯及び昼間障害標識設置の届出- 地方航空局長
4.工事監理報告書 - 建築主
5.共同企業体代表者届 - 都道府県知事

■正解   1
建設工事計画届  - 労働基準監督署

【設問5】  地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.排水対策を検討するため、砂質土の透水係数を現場透水試験により求めた。
2.粘性土地盤の支持力を求めるため、三軸圧縮試験を行った。
3.非常に柔らかい粘土の圧密係数を求めるため、ベーン試験を行った。
4.地盤沈下地帯において、杭の支持力判定の資料を得るため、先端支持力と周面摩擦力とを十分な精度で分離した鉛直載荷試験を行った。
5.土の単位体積質量を求めるため、乱さない試料を用いて、湿潤密度試験を行った。

■正解   3
圧密係数を求めるのは圧密試験ベーン試験は、粘性土の「せん断強さ」の調査に用いる。

【設問6】 仮設工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.屋内に設ける仮設通路については、通路面を、つまずき、すべり、踏抜等の危険がないようにし、通路面から高さ1.8m以内に障害物がないようにした。
2.つり足場の作業床については、幅を40㎝とし、かつ、隙間がないように設置した。
3.高さ又は深さが1.5mを越える箇所における作業については、労働者が安全に昇降するための設備等を設置した。
4.鋼管規格に適合する単管足場において、建地の間隔については、けた行方向を1.8m、はり間方向を1.5mとした。
5.タワークレーン作業の安全確保のため、強風時においては、作業を中止し、タワークレーンの旋回装置を固定した。

■正解   5
タワークレーンの旋回装置は、フリーとする。

【設問7】 土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.透水性のよい山砂を用いる埋戻しに当たって、周囲の原地盤が粘性土で水はけが悪い場合は、埋戻しの底部から排水しながら水締めを行う必要がある。
2.地盤アンカー工法は、アンカーによって山留め壁を支えるので、一般に、切りばりは不要である。
3.粘性土地盤の床付けにおいて、杭間ざらいに当たって、地盤を掘りすぎた場合は、掘った土を埋戻し、転圧により締固めを行う。
4.地山を掘り緩めた場合、「地山に対する容積比」は、一般に、砂に比べて、ロームのほうが大きい。
5.山留め支保工の支柱は、十分な安全性を確保したうえで、工事用桟橋の支柱と兼用することができる。

■正解   3
粘性土を埋戻すのではなく、砂質土を埋戻す

【設問8】杭地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.一群の既製コンクリート杭については、群の中心から外側へ向かって打ち進めた。
2.場所打ちコンクリート杭の長さが設計図書と異なったので、鉄筋かごの長さは、最下段の鉄筋かごで調整した。
3.既製コンクリート杭の建込みにおいて、下杭の傾斜が確認されたので、上杭との継手部分で傾斜の修正を行った。
4.寒冷地以外における場所打ちコンクリート杭に使用するコンクリートの調合については、気温によるコンクリートの強度の補正を行わなかった。
5.既製コンクリート杭の継手を溶接するため、下杭の打残しは、溶接の作業が容易にできる高さとした。

■正解  3
上杭との継手部分で傾斜の修正を行ってはならない

【設問9】鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.あばら筋、帯筋及びスパイラル筋の加工寸法(外側寸法)の許容差は、特記のない場合、その建築物の鉄筋コンクリートの構造体及び部材の「計画供用期間の級」にかかわらず、±5mmとした。
2.鉄筋コンクリートによる片持スラブの上端筋の先端のフックは、SD295A のD16を用いる場合、折曲げ角度を90度とし、余長を3d(dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値)とした。
3.柱の主筋と帯筋との交差部における鉄筋相互の結束は、四角の交点において全数行い、その他の交点において半数以上行った。
4.屋根スラブの出隅及び入隅の部分には、ひび割れを防止するため、屋根スラブの補強筋を屋根スラブの主筋の上端筋の下側に配置した。
5.先組み鉄筋における軸方向鉄筋は、接合する他の軸方向鉄筋と確実、かつ、容易に接合できるよう加工し、各種治具を用いて鉄筋位置の精度を高めた。

■正解   2
SD295AのD16を用いる場合、折曲げ角度を90度とし、余長は4dとする。

【設問10】型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.支保工の存置期間をコンクリートの圧縮強度により決定する場合、現場における水中養生又は封かん養生の供試体による圧縮強度試験値を使用する。
2.コンクリートの側圧は、コンクリートの温度及び気温が高いほど、一般に、減少する。
3.せき板の存置期間の平均気温が20℃の場合、早強ポルトランドセメントを用いたコンクリートにおいて、圧縮強度試験を行わない場合は、材齢が2日に達すれば柱及び壁のせき板を取り外すことができる。
4.庇の支保工は、コンクリートの圧縮強度が12N/m㎡以上であれば、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度に達する前に取り外すことができる。
5.型枠支保工の組立ては、支柱、はり、つなぎ、筋かい等の部材の配置、接合の方法及び寸法を記入した組立図を作成し、その組立図により行う。

■正解   4
告示ではひさしの支保工の存置期間は、はり下の支保工と同じく28日間もしくは設計基準強度の100%以上の強度となっている。JASS5では設計基準強度が12N以上でかつ計算により安全確認した場合に取り外すことができる。

【設問11】  コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
軽量コンクリート2種の設計基準強度の最大値は、27N/m㎡であり、気乾単位容積質量の範囲は、1.4~1.7t/mである。
2.暑中コンクリートの適用期間にコンクリートを打込む場合は、練混ぜを開始してから打込みが終わるまでの時間を、90分以内とする。
3.高強度コンクリートは、「中性化」や「塩化物イオンの浸透」に対する抵抗性に優れているので、通常のコンクリートと同程度のかぶり厚さとすることにより、耐久性の向上が期待できる。
4.マスコンクリートを適用する部材を特記する場合には、一般に、最小断面寸法が壁状部材については80㎝以上、マット状部材及び柱状部材については100㎝以上を目安とする。
5.凍結融解作用を受けるおそれのあるコンクリートを振動機を用いて締固めを行う場合は、密実なコンクリートが打ち込めるように空気量を3%以下とし、かつ、加振時間を標準より長くする。

■正解   5
空気量の下限値4%以上である。

【設問12】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.はり及びスラブの鉛直打継ぎ部は、欠陥が生じやすいので、できるだけ設けないほうがよいが、やむを得ず鉛直打継ぎ部を設ける場合は、部材のスパンの中央付近に設ける。
2.コンクリートをポンプ工法により圧送する場合は、圧送に先立ち、流動性のよい貧調合のモルタルを圧送して輸送管内面の潤滑性を付与し、コンクリートの品質変化を防止する。
3.スランプが18㎝程度のコンクリートをポンプ工法により打ち込む場合は、一般に、打込み速度20~30㎥/hを目安として計画する。
4.型枠振動機による加振時間は、部材の圧さ及び形状、型枠の剛性、打込み方法等によって異なり、一般に、スランプが18㎝程度のコンクリートの場合は、1~3分を標準とする。
5.コンクリートの打込み後において、プラスティック収縮ひび割れ、沈みひび割れ等が発生した場合は、凝結終了前に、コンクリート表面のタンピング等により処置する。

■正解   2
富調合モルタルを圧送して輸送管内面の潤滑性を付与し、コンクリートの品質変化を防止する。

【設問13】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.閉鎖形断面の部材に溶融亜鉛めっきを施すので、部材の両端には、亜鉛及び空気の流出入用の開口を設けた。
2.鉄骨の建方に先立って行うベースモルタルの施工において、ベースモルタルの養生期間は、3日間以上とした。
3.スタッド溶接は、大電流を繰り返し使用する溶接方法であり、電源容量の不足は溶接不良の原因となるので、良好な溶接結果を得るため、電源はスタッド溶接専用とした。
4.高力ボルト用の孔あけ加工において、鉄骨部材の板厚が13mm以下であったので、せん断孔あけとした。
5.母材を加熱して溶接作業を行っていたところ、作業場所の温度が-5℃を下まわったので、作業を中止した。

■正解     4
高力ボルト用の孔あけ加工は、板厚にかかわらずドリルあけとする。

【設問14】
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高力ボルト摩擦接合部の摩擦面となる部分については、鉄骨に錆止め塗装を行わなかった。
2.JIS形高力ボルトの本締付け完了後、すべてのボルトについて、一次締付け後に付したマークのずれにより「共回りの有無」、「ナットの回転量」及び「ナット面から突き出した余長の過不足」を目視により検査した。
3.クレーンガーダーにおいて、突合せで完全溶込み溶接をする部材の板厚が異なる場合は、厚い部材側にテーパーを付け、開先部の板厚が同一となるようにした。
4.見え隠れとなるエンドタブの切断については、設計図書に特記がなく、監理者の指示もないので、行わなかった。
5.鋼材の曲げ加工を加熱加工により行う場合、鋼材の温度を300℃とした。

■正解     5
赤熱状態900℃とする。

【設問15】防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.アスファルト防水の下地面の入隅は、通りよく半径50mm程度の丸面又は45度に仕上げる。
2.アスファルト防水の密着工法において、一般平場のルーフィング類の張付けは、流し張りとし、その重ね幅は、長手及び幅方向とも、100mm程度とする。
3.シート防水工事及び改質アスファルトシート防水工事(トーチ工法)は、不透水性皮膜を形成することにより防水する工事の総称であるメンブレン防水工事に含まれる。
4.ステンレスシート防水工事において、成型材の長手方向の末端を異なる方向の成型材と溶接するTジョイントは、末端から約150mmの折上げ部を倒し、接続する成型材と平行に折り上げてシーム溶接する。    
5.シーリング工事において、目地周辺の汚れの防止及び目地ぎわを通りよく仕上げるために使用するマスキングテープは、シーリング材が硬化していることを確認してから除去する。

■正解      5
へら仕上げ後直ちに除去する。

【設問16】ガラス工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.合わせガラスは、2枚以上の板ガラスを強靭な中間膜によってはり合わせたガラスであり、破損時の破片の飛散が防止されるので、安全性が高い。
2.地震による面内変形を受けた場合、ガラスのエッジとはめ込み溝の底との間のクリアランス(エッジクリアランス)が十分でないと割れることがある。
3.タペストリー加工を施したフロートガラスの強度は、同厚のフロートガラスと比べて、高い。
4.はめ込み構法の種類には、不定形シーリング材構法、グレイジングガスケット構法、構造ガスケット構法等がある。
5.熱線反射ガラスの清掃は、ガラス表面の反射膜に傷を付けないように、軟らかいゴム、スポンジ等を用いて水洗いとする。

■正解     3
タペストリー加工を施したフロートガラスの強度は、同厚のフロートガラスと比べて、弱い

【設問17】内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.フローリングの割付けは、室の中心から行い、寸法の調整は、出入口を避け、壁際において行った。
2.鋼製壁下地におけるスタッドの間隔は、ボード1枚張りの場合、450mmとした。
3.洗面所の床には、エポキン系接着剤を使用してホモジニアスビニル床タイルを張つた。
4.鋼製天井下地において、天井ふところが1,500mmであったので、丸鋼により吊りボルトの振止め補強を行った。
5.せっこうボードの木製下地への釘打ちには、せっこうボードの厚さの3倍の長さのせっこうボード用くぎを使用した。

■正解     2
鋼製壁下地におけるスタッドの間隔は、ボード1枚張りの場合、300mmとした。

【設問18】外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.カーテンウォール工事において、躯体付け金物の取付け位置の寸法許容差は、特記がなかったので、鉛直方向を±25mm、水平方向を±40mmとした。鉛直方向を±10mm以下、水平方向を±25mm以下とする。
2.塗り仕上げ外壁の改修工事において、既存塗膜の劣化部の除去については、サンダー工法を採用した。
3.改良圧着張りによる外壁のタイル張り工事において、張付けモルタルの1回の塗付け面積は、2m2とした。
4.外壁乾式工法による張り石工事において、石材の寸法を、幅1,000mm、高さ800mmとした。
5.コンクリートの外壁面への仕上塗材の吹付け工事は、コンクリート下地の表面含水率が10%以下の状態で行った。

■正解     1
鉛直方向を±10mm以下、水平方向を±25mm以下とする。

【設問19】設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.やむを得ず給水タンクの上部に給水ポンプを設置するので、衛生上必要な措置として、給水タンクの上部には、受け皿を設けた。
2.雨水排水管(雨水排水立て管を除く。)を汚水排水のための配管に連絡する部分には、排水トラップを設けた。
3.ウォーターハンマーが生じるおそれがあるので、給水管には、エアチャンバーを設けた。
4.汚水排水管には、排水管内の衛生害虫等の移動を防止し、臭気を有効に遮断するため、二重にトラップを設けた。
5.排水トラップの封水部に加わる管内圧力と大気圧との差により排水トラップが破封しないように、通気管を設けた。

■正解     4
汚水排水管には、2個以上のトラップを設けると、各トラップ間の空気が密閉状態となり水が流れにくくなるので、二重にトラップを設けてはならない

【問 20】壁式プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.風速が毎秒7m程度で、かつ、突風のおそれがなかったので、部材の組立て作業を続行した。
2.壁と壁との鉛直接合部は、接合部材から出ている接合用の鉄筋を相互に溶接した後、コンクリート又はモルタルを充填するウェットジョイント方式とした。
3.部材接合部の防水施工において、建築用シーリング材を充填する部分に欠けがあったので、建築用シーリング材により「捨て打ち」を行い、初期補修用プレミックスポリマーセメントモルタルを用いて補修した。
4.部材接合部に用いる充填コンクリートの調合については、単位水量を180kg/m3とし、スランプを20cmとした。
5.一般階における壁部材の位置の墨出しは、床部材の組立て後、溶接及び充填コンクリートの打込み前に行った。 

■正解      5   
溶接及び充填コンクリート打込み後に行った。

【設問11】各種工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.メーソンリー工事において、空洞コンクリートブロックの1日の積上げ高さを、1.6mとした。
2.階数が2以下の木造軸組工法の基礎工事において、布基礎に先付けするアンカーボルトの間隔を、最大2.7mとした。
3.左官工事において、やむを得ず壁のコンクリート下地の不陸の調整を行う場合、つけ送りの1回の塗り厚を、15mmとした。
4.外壁乾式工法による張り石工事において、石材の裏面と躯体コンクリート面との間隔を、70mmとした。
5.タイル部分張替え工法による外壁改修工事において、ポリマーセメントモルタルを使用する場合、下地面に水湿しを行った。

■正解     3
つけ送りの1回の塗り厚を、9mm以下とする。

【設問22 】建築工事に関する用語とその説明の組合せとして、最も関係の少ないものは、次のうちどれか。
1.遣方 - 建築に先立って、柱心等の基準となる水平位置を示すために設ける仮設物
2.サンドドレン - 砂中を上向きに流れる水流圧力によって、砂粒がかきまわされ、湧き上がる現象
3.スカラップ - 鋼構造部材の溶接接合部において、2方向からの溶接線が交差するのを避けるために、片方の部材に設ける部分的な円弧状の切欠き
4.トレミー管 - 水中コンクリートの打込みに用いられる、上端に漏斗状の受け口をもつ水密性のある管
5.   釜場 - 根切りの底面又は水槽等の底面に設け、そこにポンプの吸込み口を設置して排水するためのくぼみ

■正解     2
設問は、ボイリングの説明である。

【設問23 】建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.鉄筋コンクリート造の床板におけるコンクリートの数量は、原則として、「設計寸法による板厚」と「はり等に接する内法面積」とによる体積とし、柱との取り合い部分の床板の欠除は、計測・計算の対象としない。
2.鉄筋コンクリート造の階段における型枠の数量は、コンクリートの底面及び他の部分に接続しない側面、踏面並びに蹴上げの面積とする。
3.あばら筋のピッチが示されているときの鉄筋の割付本数は、あばら筋を入れる部分の長さをあばら筋のピッチで除し、小数点以下第1位を切り上げた整数とする。
4.鉄骨工事において、鉄骨材料の数量を算出する場合、ボルト類については、設計数量に4%の割増しをした数値を標準とし、アンカーボルト類については、設計数量の割増しは行わない。
5.仕上工事において、間仕切下地の数量を算出する場合、面積が0.5㎡以下の開口部については、その開口部による間仕切下地の欠除は、原則として、ないものとする。

■正解     3
あばら筋のピッチが示されているときの鉄筋の割付本数は、あばら筋を入れる部分の長さをあばら筋のピッチで除し、小数点以下第1位を切り上げた整数に1を加えた値とする。

【設問24 】請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「公示請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.現場代理人は、監理技術者、主任技術者及び専門技術者を兼ねることができる。
2.発注者は、請負者が正当な理由なく、着手期日を過ぎても工事に着手しないときは、書面をもって工事を中止し又はこの契約を解除することができる。
3.請負者は、図面・仕様書又は監理者の指示について、請負者がこれによって施工することが適当でないと認めたときは、直ちに書面をもって監理者に通知する。
4.請負者は、工事を完了したときは、監理者に検査を求め、監理者は、すみやかにこれに応じて発注者の立会のもとに検査を行う。
5.建築設備の機器・室内装飾・家具等の瑕疵については、引渡の時、監理者が検査をして直ちにその修補又は取替を求めなければ、かくれた瑕疵を除き、請負者は、その責を負わない。

■正解     4
請負者は、工事を完了したときは、監理者に検査を求め、監理者は、すみやかにこれに応じて受注者の立会のもとに検査を行う。

【設問25 】次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.    再生資源の利用の促進に関する法律(リサイクル法)において、再生資源の有効な利用を図る上で特に必要なものとして定められた建設業における指定副産物には、土砂、コンクリートの塊、木材とともに金属くずが該当する。
2.シーリング工事において、目地への充填は、原則として、目地の交差部又はコーナー部から行う。
3.廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、事業者は、産業廃棄物の運搬又は処分を委託する場合には、当該産業廃棄物について発生から最終処分が終了するまでの一連の処理の工程における処理が適正に行われるために必要な措置を講ずるように努めなければならないとされている。
 4.ガラス工事において、外部に面する網入り板ガラスの防錆処置は、ガラスの下辺小口及び縦小口下端から1/4の高さまで行う。
5.ISO9001(JISQ9001)において、組織は、品質マネジメントシステムを確立し、文書化し、実施し、かつ、維持することとされ、その品質マネジメントシステムの有効性を継続的に改善することとされている。

■正解     1
再生資源の有効な利用を図る上で特に必要なものとして定められた建設業における指定副産物には、金属くずは該当しない

H12 施工 問題1-25・解答

【設問1】施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ALCパネル工事の工程計画の作成において、下地鋼材の検討は、鉄骨図の監理者による承認の後に開始する。
2.鉄骨工事の工程計画において、鉄骨製品を現場に搬入するための事前工程を要する事項には、積算及び見積期間が含まれる。
3.仕上工事は、関連作業が多いので、一般に、作業員を多く投入しても工期短縮をはかりにくい。
4.施工計画書における基本工程表には、主要な工事項目とともに、監理者に求める検査、承認等の日程も記入し、監理者の承認を受ける。
5.工種別施工計画書は、各工種ごとに作成するものであるが、工種によっては省略することもある。

■正解  1
ALCパネル工事の行程計画の作成においては、鉄骨図の承認時期に合わせて、下地鋼材の検討しておかなければならない

【設問2】施工者が行う工事現場の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.やむを得ず工事中に、騒音、振動又は電波障害が発生する場合には、必要に応じて、それらを軽減する措置を講じる。
2.設計図書に定められた以外に、工事における発生材の再利用、再生資源化又は再生資源の積極的活用を行う場合には、管理者と協議する。
3.高さが5mの鉄筋コンクリート造の建築物の解体作業に当たっては、その工事の作業主任者を選任する。
4.設計図書に定められた工法以外で、所要の品質及び性能の確保が可能な工法の提案がある場合には、監理者と協議する。
5.民間(旧四会)連合協会「工事請負契約約款」において、施工者が善良な管理者としての注意を払っても避けることができない騒音、地盤沈下等の事由により第三者に与えた損害を補償するときは、監理者がこれを負担すると定められている。

■正解  5

【設問3】  材料管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄筋コンクリート造の建築物に使用するコンクリートの四週圧縮強度は、建築基準法施行令において、上限値及び下限値が規定されている。
2.設計図書に定める日本工業規格による表示(JISマーク)又は日本農林規格による表示(JASマーク)のある材料並びに規格、基準等の規格証明書が添付された材料は、設計図書に定める品質及び性能を有するものとして取り扱うことができる。
3.塗料、接着剤等の化学製品の取扱いに当たっては、当該製品の製造所が作成したMSDS(化学物質等安全データシート)を常備し、記載内容の周知徹底を図り、作業員の健康、安全の確保及び環境保全に努める。
4.塗装場所の気温が5℃未満、相対湿度が85%以上、もしくは換気が適切でなく結露する等で塗料の乾燥に不適切な場合は、原則として塗装作業を行わない。
5.高強度コンクリートについては、使用するコンクリートの圧縮強度の試験は、打込み日かつ300㎥ごとに検査ロットを構成し、1検査ロットにおける試験回数は3回とする。

■正解   1
鉄筋コンクリート造の建築物に使用するコンクリート四週圧縮強度は、建築基準法施行令において、下限値が規定されているが、上限値は規定されていない

【設問4】建築工事に関連する届等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置するため、「ボイラー設置届」を消防署長あてに提出した。               
2.建築工事に伴って発生した廃棄物に係る「産業廃棄物管理票交付等状況報告書」を都道府県知事あてに提出した。
3.道路法の規定による通行の禁止又は制限を受ける車両の通行のため、「特殊車両通行許可申請書」を道路管理者あてに提出した。
4.寄宿合に労働者を寄宿させるため、建設業附属寄宿舎規程に基づく「寄宿舎設置届」を労働基準監督署長あてに提出した。
5.建築物を除却するため、「建築物除却届」を都道府県知事あてに提出した。

■正解   1
ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置するため、「ボイラー設置届」を労働基準監督署
あてに提出した。

【設問5】地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.軟弱な粘性土の調査において、オランダ式二重管コーン貫入試験の調査能率及び測定値の精度は、標準貫入試験より優れている。
2.標準貫入試験において、砂質土地盤は、同じ硬さの砂礫地盤に比べて、N値が大きく測定される傾向がある。
3.ボーリング孔内水平載荷試験は、地震時の杭の水平抵抗を検討する場合又は基礎の即時沈下の検討が要求される場合、地盤の変形係数を推定するために行う。
4.圧密試験は、供試体に荷重を加えて、その圧縮状態から土の沈下特性を求めるために行う。
5.直径30cmの載荷板を使用した平板載荷試験により調査できるのは、載荷板からの深さが45~60cm程度の範囲内における地盤の支持力特性である。

■正解   2
標準貫入試験において、砂質土地盤は、同じ硬さの砂礫地盤に比べて、N値が小さく測定される傾向がある。

【設問6】仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.乗入れ構台において、乗込みスロープの勾配は、1/8とした。
2.危険物であるボンベ類を貯蔵する小屋の周壁において、一面を開口とし、他の三面の上部には開口部を設けた。
3.工事現場の周囲に設ける仮囲いにおいて、出入口、通用口等の扉は、外開きとした。
4.つり足場において、つりチェーン及びつりフックの安全係数が5以上となるように、作業床の最大積載荷重を定めた。
5.高さ2m以上の位置に設けた作業床において、墜落のおそれのある箇所には、高さ85cmの手すりと中さん(高さ35cm以上50cm以下)を設けた。

■正解  3
工事現場の周囲に設ける仮囲いにおいて、出入口、通用口等の扉は、内開きとした。

【設問7】土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.仮設地盤アンカー工法におけるアンカーヘの緊張力の導入は、注入材の所定の強度発現を確認した後、山留め壁の変形等を考慮して、相隣するアンカー数本を逐次的に段階的に行った。
2.ソイルセメント柱列山留め壁の施工において、掘削・撹拌で発生した泥土は、施工位置近傍に設けた仮設ピットに硬化するまで一時貯留しておき、硬化後に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」等に従い適切な処分を行った。
3.腹起し及び切ばりの設置は、各段階ごとの掘削が終了後、速やかに行い、山留めが不安定な期間を短く抑えた。
4.切ばりの継手の位置は、できる限り切ばりの交差部から離して設けた。
5.山留め用のリース形鋼材の許容応力度は、長期許容応力度と短期許容応力度の平均値を採用した。

■正解   4
切梁の継手の位置は、切梁の交差部の近くに設ける。

【設問8】地業及び基礎工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.地盤改良地業工事について、固化工法のうちの深層混合処理工法により施工する場合、注入した固化材の約10%が未固結のままスライムとして地表に戻ったので、これを産業廃棄物として取り扱った。
2.捨てコンクリートの品質について、特記のない場合、設計基準強度は、18N/mm2とした。
3.場所打ちコンクリート杭をアースドリル工法により施工する場合、コンクリートの余盛り高さは、100cmとした。
4.杭径500mmの既製コンクリート杭の施工精度について、鉛直精度を1/100以内、心ずれ量(杭頭の水平方向のずれ)を100mm以内とした。
5.埋込み杭をセメントミルク工法により施工する場合、アースオーガーヘッドの径は、杭径と同径とした。

■正解   5
埋込み杭をセメントミルク工法により施工する場合、アースオーガーヘッドの径は、杭径+100mm程度と同径とした。

【設問9】
鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ガス圧接を行う鉄筋は、縮みしろとして、圧接箇所ごとに鉄筋径程度を余分に見込んで切断した。
2.ガス圧接継手の外観検査の結果、圧接面のずれが規定値を超えていたので、圧接部を切り取って再圧接した。
3.帯筋若しくはあばら筋の最外側から型枠の内側までの最短距離が、鉄筋に対するコンクリートの必要な最小かぶり厚さ以上になるようにした。
4.基礎の鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さには、捨てコンクリートの厚さの1/2をかぶり厚さに算入した。 
5.鉄筋の継手は、鉄筋応力が小さく、かつ、常時はコンクリートに圧縮応力が生じている部分に設けた。

■正解   4
捨てコンクリートは、墨出しや型枠の建込み等の作業性を良くするために施工するもので、強度は期待せず、かぶり厚さに算入しない

【設問10】 型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.フレッシュコンクリートのヘッド(側圧を求める位置から上のコンクリートの打込み高さ)の高さが3mの場合、型枠の構造計算に用いるコンクリートの側圧は、コンクリートの打込み速さにより異なる。
2.基礎、はり側、柱及び壁のせき板の存置期間は、原則として、コンクリートの圧縮強度が5N/m㎡{50kgf/c㎡}以上に達したことが確認されるまでとする。
3.コラムクランプは、柱型枠を四方から水平に締め付けるためのものであり、主として独立柱の型枠を組み立てる場合に用いる。
4.せき板に用いる木材は、製材、乾燥、集積等に当たって、できるだけ直射日光にさらさないよう、シート等を用いて保護する。
5.針葉樹を用いたせき板は、一般に、広葉樹を用いたせき板に比べて、コンクリートの硬化不良を起こしやすい。

■正解   5
針葉樹を用いたせき板は、一般に、広葉樹を用いたせき板に比べて、コンクリートの硬化不良を起こしにくい

【設問11】コンクリート工事における計画調合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.構造体コンクリートの乾燥収縮ひび割れを抑制するために、粒形判定実積率の大きい粗骨材(コンクリート用砕石及び砕砂)に変更し、コンクリートの単位水量は、170kg/m3とした。
2.「計画供用期間の級」が標準で、コンクリートの化学抵抗性を向上させるために高炉セメントB種を用い、その水セメント比の最大値は、60%とした。
3.施工性を確保するために、調合管理強度が30N/mm2の普通コンクリートのスランプは、21cmとした。
4.単位水量を少なくするために、高性能AE減水剤を用いる普通コンクリートの単位セメント量の最小値は、290kg/m3とした。
5.粗骨材の最大寸法が20mmの場合、凍結融解作用に対する抵抗性を増すために、「一般のコンクリート」の空気量は、5.5%とした。

■正解  3
33N/mm2以上の場合21cm以下、33N/mm2未満の場合18cm以下

【設問12】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.寒中コンクリートの初期養生の期間は、打ち込まれたコンクリートの圧縮強度が5N/mm2{50kgf/cm2}に達するまでとした。
2.軽量コンクリートに用いる人工軽量骨材は、圧送中における圧力吸水が生じないように、あらかじめ十分に吸水させたものを使用した。
3.流動化コンクリートの製造をレディーミクストコンクリートにより行う場合、施工者は、生産者にベースコンクリートのスランプの管理を行わせ、その結果を提出させた。
4.高流動コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、原則として、120分とした。
5.マスコンクリートの施工において、内部温度が最高温度に達し、外気温との温度差が大きくなったので、保温養生に用いた材料を取り外した。

■正解   5
温度差が小さくなってから、保温養生に用いた材料を取り外した。

【設問13】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.製作工場で行う錆止め塗装において、工事現場溶接を行う部分の両側それぞれ50mmの範囲を除き塗装した。
2.ベースプレートの支持工法は、ベースモルタルの後詰め中心塗り工法とし、無収縮モルタルの塗厚さを30mmとした。
3.建方作業における混用接合について、仮ボルトは、ボルト一群に対して1/2程度、かつ、2本以上をバランスよく配置して締め付けた。
4.一般の鉄骨構造における建方精度に関する建物の倒れの限界許容差は、高さの1/2,500に10mmを加えた値以下、かつ、50mm以下とした。
5.アンカーボルトは、二重ナット及び座金を用い、アンカーボルトの先端は、ねじが二重ナットの外に3山出るように施工した。

■正解   1
製作工場で行う錆止め塗装において、工事現場溶接を行う部分の両側それぞれ100mmの範囲を除き塗装した。

【設問14】
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.気温が-3℃であったので、接合部から100mmの範囲の母材部分を適切に加熱して溶接を行った。
2.スラグ巻込み、ブローホール等の内部欠陥は、はつりとって実際の位置を確認し、欠陥の端部から20mm程度を除去し、船底型の形状に仕上げてから再溶接した。
3.JIS形高力ボルトの締付け機器のうち、手動式トルクレンチ及び軸力計については、±3%の誤差範囲の精度が得られるように、十分に整備されたものを用いた。
4.トルシア形高力ボルトの締付け後の検査において、共回りを生じたボルトについては、再度締付け直したことにより、共回りを生じなかったので、合格とした。
5.建方時に生じた高力ボルト孔のくい違いが2mm以下であったので、リーマ掛けにより修正した。

■正解   4
トルシア形高力ボルトの締付け後の検査において、共回りを生じたボルトについては、再度締付け直したことにより、共回りを生じなかったので、不合格とした。
共回りを生じたボルトは再度使用してはならず交換しなければならない

【設問15】防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.改質アスファルトとは、合成ゴム又はプラスチックを添加して性質を改良したアスファルトをいう。
2.シート防水におけるルーフィングシートの平場部の接合幅は、加硫ゴム系シートでは100mm以上、塩化ビニル樹脂系シートでは40mm以上とする。
3.シーリング工事におけるバックアップ材及びボンドブレーカーは、シーリング材と接着しないもので、かつ、シーリング材の性能を低下させないものとする。
4.アスファルト工事において、アスファルトの接着力の低下により、下地及びルーフィングの層間等で剥離しないように、アスファルトの施工時の温度は100℃程度とする。
5.屋根露出防水絶縁工法における脱気装置は、防水層の膨れを防止するために、下地面の湿気を外部に排出させる装置であり、平場部脱気型と立上がり部脱気型がある。

■正解   4
アスファルト防水工事において、アスファルトの溶融温度は、アスファルトの軟化点に170℃を加えた温度を上限とし、一般に、施工時の温度は200℃程度である。

【設問16】金属工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.軽量鉄骨天井下地の野縁受けの継手位置は、吊りボルトの近くとし、千鳥状に施工した。
2.軽量鉄骨壁下地において、同一壁面でスタッドの高さが異なる場合は、「スタッドの高さによる区分」の高いほうの「スタッドの種類」を適用して施工した。
3.廊下の天井裏を通るダクト幅が広くて野縁を吊れないので、ダクトフランジに吊りボルト用のアングルを溶接した。
4.軽量鉄骨壁下地のランナーの継手は突付け継ぎとし、端部から50mm内側に固定した。
5.アルミニウム合金製の手すりは、鋼製の手すりに比ベて、材料の膨張係数が大きいので、伸縮調整継手を設ける間隔を、鋼製の場合に比べて狭くした。

■正解  3
野縁は必ずダクトと切り離して施工する

【設問17】
内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.エポキシ樹脂塗り床材は、耐薬品性に優れており、工場及び実験室の仕上げに適している。
2.ビニル床シート張り及びビニル床タイル張りに用いる接着剤において、エマルション形接着剤は、溶剤形接着剤に比べて、安全性、作業性に優れている。カーペット敷き
3.カーペット敷きを全面接着工法で行う場合に用いる接着剤は、せん断強度よりも剥離強度を重視したタイプとする。
4.せっこうボードの目地処理を継目処理工法で行う場合、せっこうボードのエッジの種類は、テーパーエッジとする。
5.合成樹脂調合ペイントは、木部、錆止め塗料を施した鉄面、亜鉛メッキ面等に適用できるが、コンクリートモルタル等の素地には適用できない。

■正解  3
剥離強度を比較的小さくし、ずれを防止するせん断強度を重視する

【設問18】外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.カーテンウォール工事における取付け方式のうち、スパンドレル方式とは、腰壁部分と下がり壁部分とを一体化した部材を、同一階のはり又はスラブに取り付ける方式である。
2.ALCパネル工事において、一般に、ALCパネルを外壁の縦壁として取り付ける構法としては、ロッキング構法に比べてスライド構法のほうが、建物の変形に対する追従性が優れている。
3.タイルの凍害とは、タイルきじ中に吸収された水分の凍結による体積膨張と融解現象の繰り返しにより、タイルきじを構成している素材が疲労破壊される現象である。
4.外装合成樹脂エマルション系薄付け仕上塗材は、吹付けにより外装を砂壁状に仕上げる外装材である。
5.タイル後張り工法による外壁のタイル張りの接着強度試験においては、引張接着強度が0.4N/mm2以上の場合を合格とする。

■正解   2
スライド構法よりロッキング構法の方が建物の変形に対する追従性が優れている

【設問19】設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.防火区画の壁を貫通する給水管は、外径90mm未満、肉厚5.5mmの硬質塩化ビニル管とし、周囲のすき間にモルタルをグラウティングした。
2.非常用エレベーターの乗降ロビーの壁の室内に面する部分は、準不燃材料のビニルクロスで仕上げた。
3.屋外消火栓箱には、その表面に「ホース格納箱」と表示した。
4.消防用水の設置場所は、消防ポンプ自動車が2m以内に接近できる位置とした。
5.避難器具のうち、緩降機の設置に係る工事は、消防設備士が行った。

■正解   2
非常用エレベーターの乗降ロビーの壁の室内に面する部分は、仕上げを不燃材料とし、下地も不燃材料とする。

【設問20】
壁式プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.部材の製造に当たり、コンクリートを加熱養生する場合、前養生時間を3時間とし、養生温度の上昇勾配を20℃/hとした。 
2.部材は、コンクリートを加熱養生した後、脱型し、貯蔵場所において十分に乾燥させた。  
3.部材の製品検査の結果、幅が0.3mmの軽微なひび割れがあったので、ひび割れ箇所をVカットせずに、2液形のエポキシ樹脂を注入し補修した。
4.上階の部材の組立作業は、下層階の鉛直接合部の充填用コンクリートの圧縮強度が9N/mm2{90kgf/cm2}以上に達していることを確認した後に開始した。
5.部材の溶接接合に当たり、本溶接の一部となる仮付け溶接を行う場合は最小限にとどめ、応力の集中しやすいところを避けて行った。

■正解   2
部材は、コンクリートを加熱養生した後、脱型し、貯蔵場所において十分な散水養生を行う

【設問21】各種改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.吹付けアスベストの除去処理工事において、除去するアスベストは、薬液等により十分に湿潤化して、その後に除去した。
2.防水改修工事におけるルーフドレン回りの処理に当たって、既存の防水層及び保護層を撤去した端部については、ポリマーセメントモルタルで1/2の勾配に仕上げた。
3.既存建具を「かぶせ工法」により新規金属製建具に改修する場合、既存建具の外周枠を残し、その上から新規金属製建具を取り付けた。
4.モルタル塗り仕上げ外壁の改修をアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で行う場合、原則として、浮き部分に対するアンカーピン本数は、一般部分を16本/m2、指定部分(見上げ面、ひさしのはな、まぐさ隅角部分等)を25本/m2とした。
5.鉄筋コンクリート造の建築物の内部改修工事において、木下地を新設する場合、最下階における床づか、大引受け及び根太掛けの各部分で、コンクリートに接する防腐処理が必要な部分には、防腐剤を1回塗った。

■正解   5
防腐剤は2回塗りとする。

【設問22】建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も関係の少ないものは、次のうちどれか。
1.シヤーコネクター……………張り石工事において、石先付けプレキャストコンクリート工法に用いる金属線で、石裏面に小穴をあけて取り付け、コンクリートに埋め込んで石材を保持するもの
2.ワーキングジョイント……………鉄筋コンクリート工事において、先に打ち込まれたコンクリートの凝結がある程度進み、後から打ち込まれたコンクリートと一体にならないことによりできる打継ぎ目 
3.マスク振り……………陶磁器質タイル張り工事において、ユニットタイル用マスクを用い、振付けモルタルをユニット裏面全面にこてで圧着して塗り付けた後にタイルを張り付け、適切な方法で目地部分に張付けモルタルがはみ出すまでたたき締めるタイルの張り方
4.マスキングテープ……………塗装工事又はシーリング工事において、被着材の汚れを防ぎ、仕上げの線を美しく見せるために、周辺に仮張りする粘着テープ
5.モニタリング調査……………鉄筋コンクリート造の建築物の耐久性調査において、一般に、補修工事を実施した箇所の状態を継続して観察し、補修工事後の変化の状態を詳細なデータとして把握する調査

■正解   2
設問は、コールドジョイントの説明である。

【設問23】 建築積算に関する次の記述のうち、建築積算研究会「建築数量積算基準」(平成12年1月1日現在)に照らして、最も不適当なもはどれか。
1.鉄骨の数量を算出する場合、1か所当たり0.1㎡以下のダクト孔等による鋼材の欠除については、原則として、ないものとみなす。
2.防水層等の数量を算出する場合、衛生器具、電気器具、配管等による各部分の防水層等の欠除並びにこれらの周囲の防水等の処理については、計測の対象としない。
3.山留を設ける場合、根切りにおける余幅は、1.0mを標準とする。
4.鉄筋の数量を算出する場合、床版(単独床版及び片持床版は除く。)の全長にわたる主筋の継手については、床版ごとに0.5か所の継手があるものとみなし、これに床版の辺の長さ5.0mごとに0.5か所の継手を加えるものとする。
5.鉄筋の数量を算出する場合、帯筋及びあばら筋の長さについては、それぞれ柱及びはりのコンクリートの断面の設計寸法による周長を鉄筋の長さとし、フックはないものとする。

■正解  4
床板の全長にわたる主筋の継手については、床板ごとに0.5 か所の継手があるものとし、
これに床板の辺の長さ4.5m ごとに0.5 か所の継手を加えるものとする。

【設問24】請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.請負者は、災害防止等のため特に必要と認めたときは、急を要するときを除き、あらかじめ監理者の意見を求めて臨機の処置を取る。
2.発注者又は発注者の委任を受けた監理者は、発注者の発注にかかる第三者の施工する他の工事が請負者の施工する工事と密接に関連する場合において、必要があるときは、それらの施工についき、調整を行う。
3.監理者は、工事用機器について適当でないと認められるものがあるときは、請負者に対してその交換を求めることができる。
4.請負者は、監理者の指示があったときは、監理者の立会に代えて工事写真等の記録を整備のうえ施工することができる。
5.請負者は、工事中工事の出来形部分と工事現場に搬入した工事材料・建築設備の機器等に火災保険又は建設工事保険を付し、その証券の写しを監理者に提出する。

■正解   5
監理者ではなく、発注者に提出する。

【設問25】次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ホルムアルデヒドは、頭痛、嘔吐等をともなう「シックビル症候群」の原因物質の一つとされている。
2.ISO9000(JISZ9900)シリーズのうち、ISO9004-1(JISZ9904)は、購入者に信頼感を与えるための活動である外部品質保証に関する規格である。
3.「建築士法第25条の規定に基づき建築士事務所の開設者がその業務に関して請求することのできる報酬の基準」において、「施工図の検討及び承諾」は、工事監理の標準業務内容に含まれる。
4.建築基準法に基づき特定行政庁が指定する「特定工程後の工程」に係る工事は、中間検査合格証の交付を受けた後でなければ、これを施工してはならない。
5.鉄骨の完全溶込み溶接部の非破壊検査の方法として、一般に、超音波探傷試験が採用されている。

■正解   2
ISO9004-1は、品質マネジメントシステムにおける基本の説明及び関連する用語を定義したものである。

H17 施工 問題1-25・解答

【設問1 】施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.山留め工事において、隣地が住宅で、地下水位が高い軟弱な地盤を深く掘り下げる必要があったので、周辺地盤や構造物に与える影響の少ない場所打ち鉄筋コンクリート地中壁を採用した。
2.鉄筋コンクリート造の建築物において、柱と柱との内法寸法が6mで開口部がない外壁面にタイル張りを行う場合、その壁に設ける鉛直方向の伸縮調整目地の位置については、壁の中央付近と柱の両側とに計画した。
3.鉄骨造の高層建築物において、カーテンウォール工事の計画については、鉄骨工事の計画とともに、工事着工後速やかに検討を開始した。
4.地下階がある建築物において、ソイルセメント壁による山留め壁については、鉄筋コンクリート造の地下外壁のコンクリートの外型枠としても使用する計画とした。
5.地下階がある建築物において、乗入れ構台の高さを周辺地盤より1.5m高く計画したので、施工機械や車両の乗り入れを考慮して、構台面までのスロープの水平距離を6mとした。
 
■正解    5
(補足)乗込みスロープの勾配が急になると,工事用機械や車両の出入りに支障が生じる可能性があるので、通常は1/10~1/6程度とする。設問の場合15~9mが適切な勾配となる。
 
【設問2 】建築工事に関連する届・届出に関する組合せとして、関係法令上、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.(届・届出)建築工事届
     (届出者)建築主
     (届出先)都道府県知事
2.(届・届出)共同企業体代表者届
      (届出者)共同企業体を構成する事業者 
      (届出先)都道府県労働局長
3.(届・届出)航空障害灯及び昼間障害標識の設置届出
      (届出者)設置者
      (届出先)地方航空局長
4.(届・届出)建築基準法に基づく安全上の措置等に関する計画届
      (届出者)工事施工者
      (届出先)特定行政庁
5.(届・届出)高層建築物等予定工事届
      (届出者)建築主
      (届出先)総務大臣
 
■正解    4
建築基準法に基づく安全上の措置等に関する計画届は建築主が、特定行政庁に提出した。
 
【設問3 】工事現場の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.はしご道として設置するはしごの上端については、手がかりとして床から60cm以上突き出して固定した。
2.足場の組立て等作業主任者については、高さ5m未満の枠組足場の解体作業であったので、選任しなかった。
3.鉄骨工事において、建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者に、作業の方法及び労働者の配置を決定させるとともに作業を直接指揮させた。
4.ガス溶接等に用いる溶解アセチレンの容器については、転倒のおそれがあったので、横に倒して保管した。
5.   高さ又は深さが1.5mを超える箇所については、労働者が安全に昇降できるように、タラップを設置した。
 
■正解    4
ガス溶接等に用いる溶解アセチレンの容器については、転倒のおそれがあったので、縦置きに保管した。
 
【設問4 】材料管理及び品質管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.吹付けロックウールによる耐火被覆の施工において、吹付け厚さの確認に用いる確認ピンについては、施工後もそのまま存置した。
2.左官工事に使用するセメントについては、床を30cm以上高くした倉庫に湿気を防ぐ状態で保管し、その袋の積み重ねについては、10袋以下とした。
3.粗面仕上げの花崗岩の張り石工事において、セメント等の汚れが付着した場合、周辺の金物を養生したうえで、石面に清水を注ぎかけた後に希釈した塩酸を用いて酸洗いをし、石面に酸類が残らないように十分に水洗いを行った。
4.工事用材料について、設計図書に製品名及び製造所が3種類指定されていたので、指定された材料の中から請負者が自由に選定した。
5.トルシア形高力ボルトの締付け完了後の目視検査において、「共回り・軸回りがないこと」及び「ナット面から突き出したボルトの余長が十分であること」が確認されていても、ピンテールが破断していたものは不合格とした。
 
■正解     5
ピンテールが破断していないもの不合格とした。
 
【設問5 】地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.軟弱な粘性土の地盤において、原位置における土の硬軟や締まり具合を推定するために、オランダ式二重管コーン貫入試験を行った。
2.自然状態でクラックの入った粘性土の試料の強度については、一軸圧縮試験によると小さな値を示す傾向があるので、三軸圧縮試験により求めた。
3.載荷板からの深さ1.5m程度の範囲内における地盤の支持力特性を求めるために、直径30cmの載荷板を用いた平板載荷試験を行った。
4.標準貫入試験の本打ちにおいて、累計貫入量が30cm未満で打撃回数が50回に達した場合、N値を50以上とし、そのときの累計貫入量を測定した。
5.   埋立地の現地調査において、液状化のおそれがあったので、埋立土層の地下水位調査及び粒度試験を行った。
 
■正解    3
平板載荷試験は載荷面より載荷板幅の1.5倍~2倍の深さまでの地盤について調べるものであるので、30cmの載荷板のときは、4560cm程度の範囲内の調査しかできない。
 
【設問6 】仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鋼管規格に適合する単管足場の建地の間隔については、けた行方向を1.8m、はり間方向を1.5mとした。
2.吊り足場の作業床については、幅を30cmとし、かつ、隙間がないように設置した。
3.枠組足場の壁つなぎの間隔については、垂直方向8m、水平方向7mとした。
4.地下躯体の工事において、切ばり上部に設けた作業用通路の手すりについては、高さを100cmとし、中桟を設けた。
5.高さが2mの作業構台において、作業床の床材間の隙間については、3cm以下となるようにした。
 
■正解    2
吊り足場の作業床・・・隙間なし
・作業床の幅・・・単管足場、枠組足場、吊り足場ともに40以上
 
【設問7 】土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.土工事における地下水の処理については、地盤(帯水層)の透水係数が10cm/sより大きかったので、揚水による地下水位の低下に伴う周辺への影響を考慮したうえで、排水工法を採用した。
2.切ばり支柱の施工精度が低く、切ばり支柱が平面的に切ばりの位置と一部重なったので、切ばり支柱の一部を切り欠いて補強を行ったうえで、切ばりをまっすぐに設置した。
3.切ばりにプレロードを導入するに当たって、切ばりの蛇行を防ぐために、上段切ばりと下段切ばりとの交差部の締付けボルトを堅固に締め付けた。
4.山留め工事において、敷地の高低差が大きく、偏土圧が作用することが予想されたので、地盤アンカー工法を採用した。
5.   掘削中における山留め架構の管理において、切ばりに作用する軸方向力については、盤圧計により1日3回計測した。
 
■正解    3
プレロード導入するときは、切ばり交差部の締め付けボルトは緩めた状態で行う。
 
【設問8 】杭地業に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.既製コンクリート杭を用いた打込み工法において、打込み完了後の杭頭の水平方向の施工精度の目安値については、杭径の1/4以内、かつ、100mm以内とした。
2.セメントミルク工法において、掘削については杭心に鉛直に合わせたアースオーガーを正回転させ、引上げ時についてはアースオーガーを逆回転させた。
3.オールケーシング工法において、ボイリングを起こしやすい砂質地盤なので、掘削の早い段階から孔内に給水し、孔内水位を地下水位等より高く保って掘削した。
4.場所打ちコンクリート杭の鉄筋かごの主筋間隔が10cm以下になる場合、コンクリートの充填性が悪くなるので、主筋を2本束ねて配置し、適切な主筋間隔を確保した。
5.高炉セメントB種を用いた場所打ちコンクリート杭において、コンクリートの水セメント比については、水や泥土によるコンクリートの品質の劣化等を考慮して、55%以下とした。
 
■正解    2
 
【設問9 】鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.屋内の柱の帯筋を加工するに当たり、必要な最小かぶり厚さ30mmに施工誤差10mmを割り増したものをかぶり厚さとした。
2.耐力壁の脚部におけるSD295Aの鉄筋の重ね継手は、コンクリートの設計基準強度が27N/mmの場合、フックなしとし、その重ね継手の長さを35d(dは異形鉄筋の呼び名に用いた数値)とした。
3.屋根スラブの出隅及び入隅の部分については、ひび割れを防止するために、屋根スラブの補強筋を屋根スラブの主筋の上端筋の下側に配置した。
4.柱の主筋のガス圧接の継手位置は、梁上端から「500mm以上、1500mm以下、かつ、柱の内法高さの3/4以下」とし、隣接する鉄筋の継手位置とは、400mm以上ずらすようにした。
5.ガス圧接継手の外観検査の結果、明らかな折れ曲がりを生じて不合格となった圧接部については、再加熱して修正した。
 
■正解     2
SD295Aの鉄筋の重ね継手は、コンクリートの設計基準強度を27N/mm2、フックなしとした場合、重ね継手の長さを鉄筋形の40倍とする。
なお、同条件での定着の長さについては35dである。 
 
【設問10 】型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.透水型枠は、コンクリート打込み直後からコンクリート中の余剰水を排出させて、コンクリートの表層部を緻密にする効果がある。
2.コンクリートの材齢によるせき板の存置期間は、施工部位等の条件が同一であれば、高炉セメントB種を使用する場合より普通ポルトランドセメントを使用する場合のほうが短くすることができる。
3.型枠材料として、ウレタン系の樹脂で表面処理をしたコンクリート型枠用合板を使用すると、一般に、コンクリート表面の硬化不良を防止する効果がある。
4.高流動コンクリートにおいて、型枠設計用のコンクリートの側圧については、原則として、フレッシュコンクリートの単位容積質量による液圧が作用するものとして算定する。
5.   コンクリート型枠用合板の曲げヤング係数は、湿潤状態の型枠より乾燥状態の型枠のほうが小さい。
 
■正解     5
コンクリート型枠用合板において、湿潤状態の型枠の曲げヤング係数は、乾燥状態の型枠の80%程度である
 
【設問11 】コンクリート工事等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.普通コンクリートの品質基準強度は、「設計基準強度」及び「耐久設計基準強度」のそれぞれに、「構造体コンクリートの強度と供試体の強度との差を考慮した割増し3N/mm」を加えた値のうち、大きいほうの値とする。
2.仕上げなしのコンクリートの中性化は、炭酸ガス濃度の影響を受けることから、一般に、屋内より屋外のほうが早く進行する。
3.コンクリート中の塩化物イオン量がやむを得ず0.30kg/mを超える場合には、鉄筋の防錆について有効な措置を講じなければならない。
4.普通ポルトランドセメントを用いる水密コンクリートの水セメント比の最大値は、50%である。
5.   高性能AE減水剤を用いる普通コンクリートの単位セメント量の最小値は、290kg/mである。
 
■正解    2
コンクリートの中性化は炭酸ガス濃度の影響を受ける。一般に、屋外より屋内のほうが炭酸ガス濃度が高く、屋内のほうが早く中性化が進行する
 
【設問12 】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.マスコンクリートの場合、構造体コンクリートの強度管理のための供試体の養生方法については、一般に、標準養生とする。
2.縦型フレキシブルシュートを用いて高所からコンクリートを流下させる場合、その投入口と排出口との距離については、水平方向の距離を垂直方向の距離の1/2以下とする。
3.設計基準強度が60N/mmの高強度コンクリートの場合、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間については、外気温にかかわらず120分を限度とする。
4.建築物の計画供用期間の級が「長期」の場合、普通ポルトランドセメントを用いるコンクリートの打込み後の湿潤養生の期間は、5日間以上とする。
5.普通ポルトランドセメントを用いる場合、寒冷期においては、コンクリートの打込み後5日間以上コンクリートの温度が2℃を下まわらないように養生する。
 
■正解     4
普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートの湿潤養生
・計画供用期間の級「標準」「短期」
 →5日間以上
・計画供用期間の級「長期」「超長期」
 →日間以上
 
【設問13 】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.呼び名がD13の鉄筋貫通孔の孔あけ加工は、鉄骨部材の板厚が13mm以下であったので、せん断孔あけとした。
2.建方作業において、高力ボルト継手の仮ボルトについては、中ボルトを用い、ボルト一群に対して1/3程度、かつ、2本以上とし、ウェブとフランジにバランスよく配置して締め付けた。
3.後詰め中心塗り工法によりベースプレートを支持する場合、中心塗りモルタルの塗厚さを50mmとし、柱の建込み後、ベースプレート回りに型枠を設けて、無収縮モルタルを圧入した。
4.裏当て金を用いた柱梁接合部における裏当て金の組立溶接については、梁フランジ幅の両端から5~10mm以内の位置で行った。
5.高力ボルト接合部の摩擦面は、適切なすべり係数を確保するために、屋外に自然放置して、表面が一様に赤く見える程度の赤錆を発生させた。
 
■正解    4
裏当て金を用いた柱梁接合部における裏当て金の組立溶接については梁フランジ幅の両端から510mm以内の位置には行わない
 
【設問14 】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.スタッド溶接の施工後の打撃曲げ検査において、溶接部に割れが生じた場合、さらに同一ロットから2本のスタッドを検査し、2本とも合格したので、そのロットについては合格とした。
2.柱、梁及びブレース端のハンチ等の塑性変形能力を要求される部材において、常温曲げ加工による内側曲げ半径は、材料の板厚の2倍とした。
3.エンドタブについては、特記がなく、エンドタブを残しても支障がなかったので、切断しなかった。
4.鉄骨の建方精度の管理において、柱の倒れの管理許容差は、特記がなかったので、高さの1/1000以下、かつ、10mm以下とした。
5.   接合部の母材がSN490Bである高力ボルト接合において、接合部に1mmを超えるはだすきが生じたので、SN400Aのフィラープレートを挿入した。
 
■正解    2
梁、ブレース端のハンチ等の塑性変形能力が要求される部位の曲げ内法半径・・・材料の板厚の以上
 
【設問15 】屋上のアスファルト防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.縦引き型ルーフドレンについては、雨水排水管の横引き管を短くするために、パラペットの立上り部と接する位置に取り付けた。
2.保護層のある場合のアスファルトルーフィングに発生したふくれ箇所のうち、ふくれに進行性がなく小面積のものについては、補修を行わなかった。
3.パラペットの立上り部の保護に用いる乾式保護材(ボード)の立上り部分の寸法については、500mmとした。
4.アスファルトプライマーについては、火災や人体への影響に配慮して、エマルションタイプのものを採用した。
5.アスファルト露出防水の脱気装置については、防水面積が大きかったので、平場部脱気型と立上り部脱気型とを併用した。
 
■正解    1
(補足)ドレンをパラペットの立上り部分に接近して取り付けると作業が不確実になり、不具合を起こす原因になるので、立上り部からある程度離す必要がある。 
 
【設問16 】左官工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリート下地へのセメントモルタル塗りにおいて、一般に、下地に吸水調整材を多く塗るほどモルタルの付着力を大きくすることができる。
2.セメントモルタル塗りにおいて、骨材に用いる砂の最大寸法は、塗り厚の半分以下で、塗り厚に支障のない限り粒径の大きなものとする。
3.ALCパネル下地へのセメントモルタル塗りにおいて、左官塗りの下地としてのALCパネルは、強度・剛性とも小さいので、一般に、厚塗りとはしない。
4.セメントモルタル塗り仕上げの外壁の改修において、下地コンクリートからのモルタルの浮き部分については、一般に、ダイヤモンドカッター等を用いてその部分の周囲を切断し、絶縁してからはつる。
5.コンクリート下地へのセメントモルタル塗りにおいて、アンカーピンとネット等とを複合して用いる外壁の改修工法は、総塗り厚が25mmを超えるセメントモルタル塗りの仕上げ層の剥落の防止に有効である。
 
■正解     1
吸水調整材は、下地の吸込みを調整したり、下地とのなじみをよくするために用いるもので、合成樹脂エマルションの希釈液(吸水調整材)を下地に均一に塗布する。 塗りすぎると付着力が低下する
 
【設問17 】金属工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.室内改装工事において、天井に点検口を取り付ける場合、軽量鉄骨天井下地の野縁及び野縁受を溶断し、その開口部の補強を行った。
2.屋上のパラペットにアルミニウム合金製の笠木を取り付ける場合、笠木と笠木とのジョイント部分はオープンジョイントとし、温度変化による伸縮を吸収できるように所定のクリアランスを設けた。
3.鋼製の手すりを取り付ける場合、手すり支柱については、コンクリート及びモルタルの中に入る部分であっても錆止めの処置を行った。
4.軽量鉄骨壁下地において、振止めについては床ランナーから間隔1200mmごとに設け、上部ランナーから400mm以内の振止めについては省略した。
5.金属製の天井パネルを取り付ける場合、ねじ・ボルト類については、金属材料の接触腐食が生じないように、電極電位の差が小さくなるものを用いた。
 
■正解    1
内装改修工事において、軽量鉄骨天井下地の野縁および野縁受の切断には溶断を使用してはならない
 
【設問18 】外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.カーテンウォール工事において、層間変位を吸収するためのスライドホール部については、手締め程度のボルト締めとし、緩止めを施した。
2.外壁湿式工法による張り石工事において、水平方向の伸縮調整目地については、躯体コンクリートの水平打継ぎ部に合わせて各階ごとに設けた。
3.塗装工事において、屋外に露出する亜鉛めっき鋼への下塗り塗料については、鉛丹さび止めペイントを使用した。
4.タイル後張り工法の密着張りにおいて、壁のタイルの張付けは、上部から下部へと行い、一段置きに水糸に合わせて張り付けた後、それらの間のタイルを張り付けた。
5.外壁乾式工法による張り石工事において、石材面を一次止水面とし、コンクリート躯体表面を二次止水面として設定することによって防水性を高めた。
 
■正解    3
鉛丹さび止めペイントは、メッキ鋼への付着性能がよくない亜鉛めっき鋼の下塗り専用塗料として開発された鉛酸カルシウムさび止めペイントを使用する。
 
【設問19 】内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.壁面におけるせっこうボードのせっこう系直張り用接着材による直張り工法において、その接着材の塗付け間隔については、ボード周辺部で250~300㎜とした。
2.ビニル床シートについては、長手方向に縮み、幅方向に伸びる性質があるので、長目に切断して仮敷きし、24時間以上放置して巻き癖をとった。
3.フローリングボードの釘留め工法において、フローリングボードの伸縮を考慮して、幅木及び敷居との取り合い部分に隙間を設けた。
4.軽量鉄骨壁下地へのせっこうボード張りにおいて、スタッドの間隔については、ボード2枚張りの場合、450mm程度とした。
5.せっこうボードは、水分を吸収してもほとんど伸縮しないので、テーパーエッジボードを用いて目地のない壁面とした。
 
■正解      1
壁面のせっこうボード接着材による直張り工法で、接着材の塗付け間隔は、ボード周辺部で150~200mmとする。 
 
【設問20 】プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.プレキャストの梁の主筋の接合にエンクローズ溶接を用いる場合、接合部の拘束を軽減するために、溶接作業は、一般に、建築物の外側から中央に向かうように進める。
2.プレキャストの柱や耐力壁の水平接合部に用いられるスリーブ継手は、接合による鉄筋の伸縮がなく、残留応力も発生しない接合方法である。
3.プレキャスト部材の柱脚部におけるグラウト材の充填度については、スリーブ継手の一か所の注入口から注入したグラウト材が、すべての排出口から溢れ出たことを目視により確認する。
4.プレキャストの耐力壁に施す敷モルタルの圧縮強度は、構造耐力上重要な役割を果たすことから、これに接する部材コンクリートの品質基準強度以上とする。
5.プレキャスト部材の吊上げ用金物は、コンクリート部材の質量による荷重に対してだけでなく、脱型吊上げ時におけるベッドとコンクリートとの付着力も含めた荷重に対しての安全性を確認する。
 
■正解     1
溶接作業は、一般に、建築物の中央から外側に向かうように進める。(誤差やひずみを周辺部へ逃がすため)
 
【設問21 】建築工事に関する用語とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちのどれか。
1.MCR工法-----外壁タイル張りのモルタル下地の剥(はく)離防止のために,コンクリート型枠に専用のシートを取り付け,コンクリートを打ち込むことによりコンクリート表面に凹凸を設ける工法
2.タイトフレーム-----折板屋根において,折板を受け梁に固定するための部品
3.フリーアクセスフロア-----構造床上に取り外し可能な単位床を組み合わせ,電力用配線,通信用配線,機器等を収納し,こらの変更・増設を容易にできる機能を有する床
4.インバート-----排水系統において,汚水桝やマンホールの底部に設けられる下面を半円形に仕上げた導水溝
5.   コンシステンシー------材料分離を生じることなく,運搬,打込み,締固め,仕上げ等の作業が容易にできる程度を表すフレッシュコンクリートの性質
 
■正解     5
設問は、ワーカビリティの説明である。コンシステンシーは、主として水量で決まる流動性の程度コンシステンシーはスランプで評価する。
 
【設問22 】建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.根切りの数量を算出する場合、杭の余長等による根切り量の減少はないものとする。
2.鉄骨材料のうち鋼板(切板)の所要数量は、設計数量に3%の割増をすることを標準とする。
3.鉄骨の溶接の数量は、原則として、種類に区分し、溶接断面形状ごとに長さを求め、すみ肉溶接脚長6mmに換算した延べ長さとする。
4.鉄筋コンクリート造の階段における段型の鉄筋の長さは、コンクリートの踏面、蹴上げの長さとし、継手及び定着長さは加えないものとする。
5.防水層等の数量を算出する場合、「衛生器具、配管等による各部分の防水層等の欠除」及び「これらの周囲の防水等の処理」については、計測の対象としない。
 
■正解     4
鉄筋コンクリート造の階段における段型の鉄筋の長さは、コンクリートの踏面、蹴上げの長さとし、継手及び定着長さは加えるものとする。
 
【設問23 】墨出し、測量等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.遣方の検査において、監理者は、墨出しの順序を変えることにより、請負者が行った方法と異なった方法で確認した。
2.やむを得ずトランシットを三脚に取り付けた状態で移動する場合、三脚の頭部のねじ及び各部の締付けねじを緩め、器械の部分を抱えて障害物に接触しないようにした。
3.JIS規格1級の鋼製巻尺は、50m巻尺では±5mm程度の誤差を生じる可能性があるので、同じ精度を有する巻尺を3本用意して、工事着手前にテープ合せを行い、1本は基準巻尺として保管した。
4.鉄筋コンクリート造の建築物の墨出しにおいて、建築物の四隅の床に小さな穴を開けておき、下げ振りにより下階から上階に基準墨を上げた。
5.測量区域内の見通しが悪い敷地の平板測量については、任意の地点に平板を据え付け、アリダードを用いて放射状に方向を求め、直接距離を測定する放射法を採用した。
 
■正解     5
放射法を採用するのは見通しの良い場所の場合である。
 
【設問24 】請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.現場代理人は、請負代金額の変更に関して、請負者としての権限の行使はできない。
2.請負者の責に帰すべき理由により、契約期間内に契約の目的物を引き渡すことができないときは、別に特約のない限り、発注者は、遅滞日数1日につき、請負代金額から工事の出来形部分等に対する請負代金相当額を控除した額の4/10000に相当する額の違約金を請求することができる。
3.請負者は、工事現場に搬入した工事材料・建築設備の機器を持ち出すときは、発注者の承認を受ける。
4.契約書及び設計図書に部分使用についての定めがない場合、発注者は、請負者の書面による同意がなければ、部分使用をすることはできない。
5.建築設備の機器、室内装飾、家具等の瑕疵については、かくれた瑕疵を除き、引渡の時、監理者が検査をして直ちにその修補又は取替を求めなければ、請負者はその責を負わない。
 
■正解     3
請負者は、工事現場に搬入した工事材料・建築設備の機器を持ち出すときは、監理者の承認を受ける。
 
【設問25 】鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.角形鋼板を用いる柱の鋼板巻き立て補強において、コーナー部の曲げ内法半径については、鋼板の板厚の3倍以上とする。
2.溶接金網を用いる柱のRC巻き立て補強において、柱の変形能力の向上のみを図る場合には、床上及び梁下に30~50mm程度のスリットを設ける。
3.溶接金網を用いる柱のRC巻き立て補強において、コンクリート等の打込みに流込み工法を用いる場合、打込み高さ1m程度ごとに締固めを行う。
4.枠付き鉄骨ブレースの増設工事において、既存の躯体との取合い部分に割裂補強筋としてスパイラル筋を用いる場合、アンカー筋とスタッドとを交互に縫うようにスパイラル筋を配筋する。
5.開口部がある現場打ち鉄筋コンクリート耐震壁の増設工事において、その壁の開口部補強筋の端部の定着を「あと施工アンカー」によって行う場合、開口部補強筋の降伏点強度を確保するためには、一般に、金属系アンカーを用いる。
 
■正解    5
開口部がある現場打ち鉄筋コンクリート耐震壁の増設工事において、その壁の開口部補強筋の端部の定着を「あと施工アンカー」によって行う場合、開口部補強筋の降伏点強度を確保するためには、一般に、接着系アンカーを用いる。
 

H17 構造 問題7-25・解答

【設問7】建築基準法における建築物の構造計算に用いる風圧力に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.基準風速Voは、その地方における過去の台風の記録に基づく風害の程度その他の風の性状に応じて、30m/sから46m/sまでの範囲内において定められている。
2.単位面積当たりの風圧力については、一般に、「外装材に用いる風圧力」より「構造骨組に用いる風圧力」のほうが小さい。
3.速度圧qは、基準風速Voの二乗に比例し、建築物の高さhの平方根に比例する。
4.ガスト影響係数Gfは、風の時間的変動により建築物が揺れた場合に発生する最大の力を計算するために用いる係数である。
5.   平均風速の高さ方向の分布を表す係数Erは、地表面粗度区分(Ⅰ~Ⅳ)に応じて計算する。

■正解     3
× 速度圧qは、基準風速V0の二乗に比例し、建築物の高さh平方根に比例する
速度圧qは、基準風速V0の二乗に比例し、速度圧の高さ方向分布を示す係数Eに比例する

【設問8】建築基準法における荷重、外力等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.積雪荷重は、積雪の単位荷重に屋根の水平投影面積及びその地方における垂直積雪量を乗じて計算する。
2.床の構造計算を実況に応じて計算しない場合、所定の規定による設計用積載荷重の大小関係は、店舗の売場 > 教室 > 住宅の居室である。
3.地下部分の各部分に作用する地震力は、一般に、当該部分の固定荷重と積載荷重との和に水平震度を乗じて計算する。
4.地震地域係数Zは、その地方における過去の地震の記録に基づく震害の程度及び地震活動の状況その他地震の性状に応じて、1.0から0.7までの範囲内において定められている。
5.積載荷重及び固定荷重は鉛直方向にのみ作用し、地震力及び風圧力は水平方向にのみ作用する。

■正解     5
× 積載荷重及び固定荷重は鉛直方向にのみ作用し、地震力及び風圧力は水平方向にのみ作用する
 積載荷重及び固定荷重は鉛直方向にのみ作用するが、地震力は水平方向に、風圧力は水平方向と屋根に垂直方向に作用する

【設問9】土質及び地盤に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.繰返しせん断応力比が同程度の砂質土層の場合、有効上載圧や細粒分含有率の影響を考慮した補正N値が大きいほど液状化しやすい。
2.地盤改良の効果は、N値の変化や採取コアの圧縮強度により確認されることが多い。
3.砂質土においては、一般に、N値が大きくなると内部摩擦角は大きくなる。
4.有機質土など含水比が大きい地盤においては、一次圧密終了後も二次圧密というクリープ的な塑性沈下に注意する必要がある。
5.土の粒径の大小関係は、砂 > シルト > 粘土である。

■正解     1

× 繰返しせん断応力比が同程度の砂質土層の場合、有効上載圧や細粒分含有率の影響を考慮した補正N値が大きいほど液状化しやすい。

 繰返しせん断応力比が同程度の砂質土層の場合、有効上載圧や細粒分含有率の影響を考慮した補正N値が大きいほど液状化しにくくなる


【設問10】地上2階建の木造の建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.柱の小径については、所定の構造計算を行わない場合、構造耐力上主要な部分である横架材の相互間の垂直距離の1/40とした。
2.地面から土台下端までの高さを、建築物の外周部にあっては40cmとした。
3.隅柱を通し柱としないで管柱をつないだ場合、その接合部は、通し柱と同等以上の耐力を有するように補強した。
4.木製筋かいの端部と柱との接合部については、筋かいの厚さ及び幅に応じて、筋かいプレート等を用いて緊結した。
5.地震時等におけるねじれによる被害を防ぐため、壁率比が0.5以上となるように壁や筋かいを配置した。

■正解     1

× 柱の小径については、所定の構造計算を行わない場合、構造耐力上主要な部分である横架材の相互間の垂直距離の1/40とした。

 柱の小径については、所定の構造計算を行わない場合、構造耐力上主要な部分である横架材の相互間の垂直距離の1/331/20の値とした


【設問11】壁式鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.地上5階建以下、かつ、軒の高さ20m以下の壁式鉄筋コンクリート構造の建築物の構造計算は、許容応力度等計算により行うことができる。
2.耐力壁の壁量が規定値に満たない場合、「層間変形角が制限値以内であること」及び「保有水平耐力が必要保有水平耐力以上であること」を確認する必要がある。
3.耐力壁の長さの計算において、換気扇程度の大きさの小開口で適切な補強を行ったものは、開口部として考慮しなくてよい。
4.耐力壁に使用するコンクリートの設計基準強度にかかわらず、必要とされる壁量は同じである。
5.壁式鉄筋コンクリート構造は、一般に、耐震強度は大きいが、優れた靱性は期待できない。

■正解    4
× 耐力壁に使用するコンクリートの設計基準強度にかかわらず、必要とされる壁量は同じである
 耐力壁に使用するコンクリートの設計基準強度にかかわらず、階の位置によって必要とされる壁量は違う

【設問12】鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.柱及び梁の靱性を確保するために、部材がせん断破壊する以前に曲げ降伏するように設計した。
2.鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さについては、鉄筋の耐火被覆、コンクリートの中性化速度、主筋の応力伝達機構等を考慮して決定した。
3.梁において、長期荷重時に正負最大曲げモーメントを受ける断面の最小引張鉄筋比については、「0.4%」又は「存在応力によって必要とされる量の4/3倍」のうち、小さいほうの値以上とした。
4.「耐震計算ルート1」の適用を受ける建築物の場合、耐力壁のせん断設計用せん断力は、一次設計用地震力により耐力壁に生じるせん断力の2倍以上の値とした。
5.柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、所定の構造計算を行わない場合、コンクリートの断面積を必要以上に増大しなかったので、0.4%とした。

■正解     5

×   柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、所定の構造計算を行わない場合、コンクリートの断面積を必要以上に増大しなかったので、0.4%とした

○   柱のコンクリート全断面積に対する主筋全断面積の割合は、所定の構造計算を行わない場合、コンクリートの断面積を必要以上に増大しなかったので、0.8%以上とした


【設問14】鉄骨鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.柱の短期荷重時のせん断力に対する検討に当たっては、鉄骨部分と鉄筋コンクリート部分の許容耐力の和が、設計用せん断力を下まわらないものとする。
2.柱の設計において、コンクリートの許容圧縮応力度は、一般に、圧縮側鉄骨比に応じて低減させる。
3.柱及び梁の大部分が鉄骨鉄筋コンクリート構造の階の構造特性係数Dsは、鉄筋コンクリート構造の場合の数値から0.05以内の数値を減じた数値とすることができる。
4.鉄骨部分の幅厚比が大きい場合、鉄骨の局部座屈が架構の塑性変形能力を低下させる場合がある。
5.コンクリート充填鋼管(CFT)の柱の耐力評価において、実況に応じた強度試験により確認した場合は、鋼管とコンクリートの相互拘束効果を考慮することができる。

■正解     1

× 柱の短期荷重時のせん断力に対する検討に当たっては、鉄骨部分と鉄筋コンクリート部分の許容耐力の和が、設計用せん断力を下まわらないものとする

 柱の短期荷重時のせん断力に対する検討に当たっては、鉄骨部分と鉄筋コンクリート部分の許容耐力の和とすることはできない


【設問15】鉄骨構造において使用する高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高力ボルト摩擦接合部(浮き錆を除去した赤錆面)の1面せん断の短期許容せん断応力度は、高力ボルトの基準張力の0.45倍である。
2.高力ボルト摩擦接合部においては、一般に、すべり耐力以下の繰返し応力であれば、ボルト張力の低下、摩擦面の状態の変化を考慮する必要はない。
3.高力ボルトの最小縁端距離は、所定の構造計算を行わない場合、自動ガス切断縁の場合よりも手動ガス切断縁の場合のほうが大きい値である。
4.高力ボルトにせん断力と引張力が同時に作用する場合、作用する応力の方向が異なるので、高力ボルトの許容せん断応力度は低減しなくてよい。
5.F10Tの高力ボルト摩擦接合において、使用する高力ボルトが同一径の場合、1面摩擦接合4本締めの許容耐力は、2面摩擦接合2本締めの場合と同じである。

■正解     4

× 高力ボルトにせん断力と引張力が同時に作用する場合、作用する応力の方向が異なるので、高力ボルトの許容せん断応力度は低減しなくてよい

 高力ボルトにせん断力と引張力が同時に作用する場合、高力ボルトの許容せん断力は、引張力の大きさに応じて低減させる


【設問16】鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.H型断面の梁において、横座屈を生じないようにするために、この梁に直交する小梁の本数を増やした。
2.ラーメンと筋かいを併用する1層の混合構造において、「耐震計算ルート2」を適用する場合、筋かいの水平力分担率が5/7以下であったので、筋かいの地震時応力を低減した。
3.床スラブが鉄筋コンクリート構造の建築物において、ラーメンの両方向に筋かいを設けて節点の水平移動を拘束したので、柱材の座屈長さを階高とした。
4.正方形断面を有する角形鋼管を用いて柱を設計する場合、横座屈を生じるおそれがないので、許容曲げ応力度を許容引張応力度と同じ値とした。
5.柱・梁に使用する材料としてJISに適合する炭素鋼の構造用鋼材を用いたので、終局耐力算定用の材料強度については、その鋼材の基準強度の1.1倍の数値とした。

■正解     2

× ラーメンと筋かいを併用する1層の混合構造において、「耐震計算ルート2」を適用する場合、筋かいの水平力分担率が5/7以下であったので、筋かいの地震時応力を低減した

 ラーメンと筋かいを併用する1層の混合構造において、「耐震計算ルート2」を適用する場合、筋かいの水平力分担率が5/7以下であったので、筋かいの地震時応力を割増した


【設問17】鉄骨構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.繰返し応力を受ける部材において、繰返し回数が10を超えたので、SN490Bの疲労に対する許容応力度を、SS400の疲労に対する許容応力度と同じ値とした。
2.ラーメン構造において、柱及び梁にSN400Bを用い、小梁にSN400Aを用いた。
3.柱脚の形式に根巻型を用いる場合、根巻き高さを柱幅(柱の見付け幅のうち大きいほう)の2.5倍とし、根巻き頂部のせん断補強筋を密に配置した。
4.応力が許容応力度以下となった梁のたわみを小さくするために、SN400Bから同じ断面寸法のSN490Bに変更した。
5.柱・梁に使用する材料をSN400BからSN490Bに変更したので、幅厚比の制限値を小さくした。

■正解    4
×   応力が許容応力度以下となった梁のたわみを小さくするために、SN400Bから同じ断面寸法のSN490B変更した
○   応力が許容応力度以下となった梁のたわみを小さくするために、SN400Bから同じ断面寸法のSN490B変更しても小さくならない

【設問18】基礎構造に作用する荷重等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.基礎に作用する固定荷重については、上部構造に作用する場合に準じて求めるほか、基礎スラブ上部の土被り重量も考慮する。
2.地下外壁に作用する水圧は、水深に比例した三角形分布とする。
3.構造体と土が同じ条件であれば、土圧の大小関係は、一般に、主働土圧 > 静止土圧 > 受働土圧である。
4.基礎に直接作用する地震荷重は、工学的基盤における地震動の応答スペクトルに基づき、「地盤の地震応答」や「地盤と基礎との動的相互作用の影響」を評価して求めることができる。
5.基礎構造の設計においては、地盤沈下地震時の液状化等の地盤変状による基礎への影響を考慮する。

■正解    3
× 構造体と土が同じ条件であれば、土圧の大小関係は、一般に、主働土圧  静止土圧  受働土圧である。
 構造体と土が同じ条件であれば、土圧の大小関係は、一般に、受働土圧 > 静止土圧  主働土圧である。

【設問19】杭基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.1本当たりの鉛直荷重が等しい場合、群杭の沈下量は、一般に、単杭の沈下量に比べて小さい。
2.杭基礎の終局限界状態に対応する基礎部材に要求される性能には、「基礎部材が脆性的な破壊を生じないこと」及び「変形性能の限界に達して急激な耐力の低下を生じないこと」がある。
3.地盤沈下が生じている地域において、圧密層を貫く杭の長期荷重については、杭に作用する負の摩擦力も考慮する。
4.基礎スラブ及び杭頭接合部の設計に当たっては、それぞれの強度及び杭頭接合部の回転剛性を検討する。
5.杭基礎に作用する主な引抜き荷重には、「常時及び洪水時における建築物の地下部分に作用する浮力」、「地震時や暴風時における建築物の転倒モーメントによる荷重」等がある。

■正解    1
× 1本当たりの鉛直荷重が等しい場合、群杭の沈下量は、一般に、単杭の沈下量に比べて小さい
○   1本当たりの鉛直荷重が等しい場合、群杭の沈下量は、一般に、単杭の沈下量に比べて大きい

【設問20】建築物等の耐震設計に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.限界耐力計算により建築物の構造計算を行う場合、耐久性等関係規定以外の構造強度に関する仕様規定は適用しなくてよい。
2.限界耐力計算により建築物の構造計算を行う場合、部材の塑性変形能力が高いほど、建築物全体の減衰性は小さい。
3.鉄筋コンクリート構造の建築物において、保有水平耐力を大きくするために耐力壁を多く配置すると、必要保有水平耐力も大きくなる場合がある。
4.鉄筋コンクリート構造の建築物において、柱・梁と同一構面内の腰壁やそで壁が、建築物の耐震性能を低下させる場合がある。
5.地表に設置された高さ4mを超える広告塔に作用する地震力については、一般に、水平震度を0.5Z(Zは地震地域係数)以上として計算する。

■正解    2
× 限界耐力計算により建築物の構造計算を行う場合、部材の塑性変形能力が高いほど、建築物全体の減衰性は小さい。
 限界耐力計算により建築物の構造計算を行う場合、部材の塑性変形能力が高いほど、建築物全体の減衰性は大きい

【設問21】建築物の構造計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.耐力壁や筋かいにつながる床スラブについては、鉛直荷重を支えるとともに水平力を伝達するため、面内方向の剛性と耐力の確保が重要である。
2.制振構造や免震構造において用いるダンパーについては、地震時の挙動だけでなく、風による影響も考慮する。
3.大スパンの建築物においては、梁や床スラブの上下方向の振動による応力と変形を考慮する。
4.鉄筋コンクリート構造と鉄骨構造を混用する場合は、剛性や耐力の連続性に留意する。
5.鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震改修において、柱付き壁に耐震スリットを設ける方法は、耐力を増加するのに有効である。

■正解     5

× 鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震改修において、柱付き壁に耐震スリットを設ける方法は、耐力を増加するのに有効である

 鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震改修において、柱付き壁に耐震スリットを設ける方法は、せん断破壊より先に曲げ降伏させるのに有効である


【設問22】建築構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鉄筋コンクリート構造において、壁式構造の建築物は、一般に、ラーメン構造の建築物に比べて、地震時の水平変形が小さい。
2.鉄筋コンクリート構造の柱において、帯筋比を大きくすると、一般に、短期許容せん断力は大きくなる。
3.鉄筋コンクリート構造において、鉄筋とコンクリートの線膨張係数が大きく異なるので、温度変化による影響を考慮する。
4.同一架構において、プレストレストコンクリート部材と鉄筋コンクリート部材とを併用することができる。
5.   鉄骨鉄筋コンクリート構造において、鉛直荷重を受ける架構の応力及び変形の計算は、一般に、鉄筋コンクリート構造の場合と同様に行うことができる。

■正解     3

× 鉄筋コンクリート構造において、鉄筋とコンクリートの線膨張係数が大きく異なるので、温度変化による影響を考慮する

 鉄筋コンクリート構造において、鉄筋とコンクリート線膨張係数は等しいので、温度変化による影響を考慮しなくてよい


【設問23】木材及び木質系材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.木材が常時湿潤状態にある場合、強度にかかわる含水率影響係数Kmは、含水率が繊維飽和点以上に達することを想定して0.7とする。
2.構造用合板のホルムアルデヒド放散量の基準において、ホルムアルデヒド放散量の平均値については、「F☆と表示するもの」より「F☆☆☆☆と表示するもの」のほうが高い。
3.集成材は、ひき板又は小角材等をその繊維方向を互いにほぼ平行にして、厚さ、幅及び長さの方向に集成接着した材料である。
4.木材を加熱した場合、約260℃に達すると引火し、約450℃に達すると自然に発火する。
5.木材の繊維方向の許容応力度は、木材の種類及び品質によって異なる。

■正解    2
× 構造用合板のホルムアルデヒド放散量の基準において、ホルムアルデヒド放散量の平均値については、「F☆と表示するもの」より「F☆☆☆☆と表示するもの」のほうが高い
 構造用合板のホルムアルデヒド放散量の基準において、ホルムアルデヒド放散量の平均値については、「F☆と表示するもの」より「F☆☆☆☆と表示するもの」のほうが低い

【設問24】コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.凍結融解作用を受けるコンクリートの設計要求性能は、膨張性ひび割れ、組織崩壊、ポップアウト等の有害な劣化を生じないことを目標とする。
2.海水の作用を受けるコンクリートは、塩化物イオンの浸透によって計画供用期間内に鉄筋腐食が生じることのないような品質のものとする。
3.マスコンクリートによる構造体コンクリートの強度は、管理材齢において、設計基準強度及び耐久設計基準強度以上とする。
4.プレストレストコンクリートに用いるコンクリートの設計基準強度は、プレテンション方式の場合は24N/mm2以上、ポストテンション方式の場合は35N/mm2以上とする。
5.工事現場における構造体コンクリートの1回の圧縮強度試験に用いる供試体は、適切な間隔をおいた3台の運搬車から1個ずつ合計3個採取する。

■正解     
×   プレストレストコンクリートに4用いるコンクリートの設計基準強度は、プレテンション方式の場合は24N/mm2以上、ポストテンション方式の場合は35N/mm2以上とする。

○   プレストレストコンクリートに用いるコンクリートの設計基準強度は、プレテンション方式の場合は35N/mm2以上、ポストテンション方式の場合は24N/mm2以上とする。

【設問25】鋼材等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鋳鉄は、延性が劣り、曲げモーメントや引張力に対して脆い性質があるので、鉄骨構造の構造耐力上主要な部分に使用する場合、使用部位が限定されている。
2.降伏比の小さい鋼材を用いた鉄骨部材は、一般に、塑性変形能力が小さく、耐震性能が低い。
3.SN490B(板厚12mm以上)は、引張強さの下限値が490N/mmであり、「降伏点又は耐力」の上限値及び下限値が定められている。
4.シャルピー衝撃試験の吸収エネルギーが大きい鋼材を使用することは、溶接部の脆性的破壊を防ぐのに有利である。
5.一般構造用圧延鋼材(SS材)は、鋼材温度が約350℃になると、降伏点が常温時の約2/3に低下する。

■正解    2
× 降伏比の小さい鋼材を用いた鉄骨部材は、一般に、塑性変形能力が小さく、耐震性能が低い
 降伏比の小さい鋼材を用いた鉄骨部材は、一般に、塑性変形能力が大きく、耐震性能が高い

H17 計画 問題1-25・解答

【設問1 】 建築環境工学における用語に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.新有効温度(ET*)は、人体の熱負荷に基づき、熱的中立に近い状態の人体の温冷感を表示する指標である。
2.A特性音圧レベルは、人の聴感補正を周波数別に行った音のレベルであり、音の大きさの感覚に対応する。
3.光束は、ある面を単位時間に通過する光の放射エネルギーの量を、視感度を基準として測ったものである。
4.空気齢は、室内のある地点について新鮮外気の供給効率を示すものであり、一般に、空気齢が長いほど換気効率が低い。
5.伝熱計算に用いる壁体の総合熱伝達率は、対流熱伝達率と放射熱伝達率とを合計したものである。

■正解     1
新有効温度ET*は修正有効温度に、着衣量、活動量を加えた6要素により、温熱感を無風で相対湿度50%のときの室温に換算して表す温熱指数である。設問の”人体の熱負荷に基づき、熱的中立に近い状態の人体の温冷感を表示する指標”はPMVの説明である。


【設問2 】音響に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.建築物の床衝撃音遮断性能に関する等級におけるLγ-30は、Lγ-40に比べて、床衝撃音の遮断性能が高い。
2.コンサートホールの最適残響時間として推奨される値は、一般に、室容積の増大に伴って大きくなる。
3.ラジオスタジオの室内騒音の許容値は、一般に、NC-35とされている。
4.騒音に係る環境基準において、主として住居の用に供される地域における基準値は、原則として、昼間は55dB(A)以下、夜間は45dB(A)以下とされている。
5.建築物及び建築部材の空気音遮断性能に関する等級におけるDr-55は、Dr-40に比べて、空気音の遮断性能が高い。

■正解    2
ラジオスタジオの室内騒音の許容値は、NC-15〜20 程度。 

【設問3 】気体の汚染物質が発生する室において、イ~ニの条件における汚染物質濃度からみた必要換気回数に、最も近いものは、次のうちどれか。ただし、発生した汚染物質は、すぐに室全体に一様に拡散するものとする。  条件  イ.室の容積:25m3  ロ.室内の汚染物質発生量:1,500μg/h  ハ.大気中の汚染物質濃度:0μg/m3 ニ.室内空気中の汚染物質許容濃度:100μg/m3
1.0.4回/h
2.0.6回/h
3.0.8回/h
4.   1.0回/h
5.   1.2回/h

■正解    3
① 濃度の単位が空気 1m当たりの重量[kg/m3、mg/m3μg/m3]、発生量の単位が重量[kg/h、mg/h、μg/h]で与えられているため、計算式に数値を直接代入して必要換気量 Q を求める。 

Q=M/C-C0= 1,500[mg/h] /(100-0)[mg/m3] =15[m3/h]

② 必要換気量を室容積で割って必要換気回数 N を求める。 

N = 15[m3/h] 15[m3]= 0.6[回/h]


【設問4 】色彩に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.JISの安全色の一般的事項における「青(一般表面色)」の表示事項は、「指示」及び「用心」である。
2.加法混色によって無彩色となる二つの色は、互いに補色の関係にある。
3.光源色の評価は、一般に、色温度、平均演色評価数、色度等によって行う。
4.XYZ表色系における二つの色の加法混色の結果は、xy色度図上の二つの色の位置を示す二つの点を結んだ直線上に表示される。
5.明所視において同じ比視感度である青と赤であっても、暗所視においては、青より赤のほうが明るく見える。

■正解      5
暗所視においては、緑や青に比べて、赤がより暗く見える。これをプルキンエ現象という。

【設問5】【設問6】問題データなし

【設問7 】表は、ある照明用の白色LED発光ダイオード)の特性を示している。このLEDと一般的な光源との特性の比較に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  照明用の白色(発光ダイオード
  光源の効率(光束/消費電力)18〔tm/w〕
  色温度   6500〔K〕
  平均演色評価数〔Ra〕 80
  点滅応答時間   200×15のマイナス5乗〔s〕
  寿命   30000〔h〕
1.このLEDの光源の効率と同程度の効率をもつ白熱電球もある。
2.このLEDの色温度は、昼光色蛍光ランプと同程度である。
3.このLEDの平均演色評価数(Ra)は、水銀ランプと同程度である。
4.このLEDの点滅応答時間は、白熱電球と比べて短い。
5.このLEDの寿命は、蛍光ランプと比べて長い。

■正解     3
このLEDの平均演色評価数(Ra)は、水銀ランプより大きい

【設問8 】建築環境工学に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.暖房デグリーデイ(暖房度日)は、その地域の寒さの指標であり、その値が大きくなるほど暖房負荷が増える。
2.複数の建築物が並んだ場合、それらの建築物から離れたところに島状に日影時間の長い部分(島日影)ができることがある。
3.日本中央標準時の基点である東経135度(兵庫県明石市)から東側の地域においては、南中時が早くなる。
4.設計用全天空照度において、「快晴の青空」は、「特に明るい日(薄曇)」の5倍程度である。
5.障壁は、一般に、音の回折現象によって、低周波音よりも高周波音の遮断に有効である。

■正解     4
設計用全天空照度は「快晴の青空」の場合10,000ルクス、「特に明るい日(薄曇)」の場合50,000ルクスとされ、「快晴の青空」は、「特に明るい日(薄曇)」の1/5程度である。
【設問9 】集合住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.集合住宅における各住戸の収納スペースを、住戸の床面積の13%とし、その半分程度を造付けの収納部とした。
2.事務所ビルから集合住宅へのコンバージョンにおいて、給排水の設備配管スペースを確保するために、床を躯体から5cm持ち上げて二重床とした。
3.コレクティブハウスの計画において、共用のリビングを設け、各住戸は中庭を囲むように配置した。
4.スケルトン・インフィル住宅の計画において、将来の住戸規模を変更できるように、戸境壁には乾式工法を採用した。
5.郊外の住宅地におけるタウンハウスの計画において、居住者のコミュニティの形成を促すようにコモンスペースを配置した。

■正解     2
床仕上面とコンクリートスラブの間に給排水の設備配管スペースを確保する為には15~20cm程度必要である。

【設問10 】中層又は高層集合住宅のアクセス方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.階段室型において、住戸へのアクセスが単調にならないように、階段をライトコートと組み合わせて計画した。
2.中廊下型において、各階のエレベーターホールに隣接して共用のテラスを設け、日照に配慮して廊下を東西軸とする配置計画とした。
3.スキップ片廊下型において、住戸専用率を高くするためにメゾネット形式の住戸とし、共用階段から非廊下階へのアクセスをなくした。
4.階段室型を高齢者向けに改修するために、共用廊下とそこに着床するエレベーターを増築し、玄関の位置を変更した。
5.ボイド型において、エレベーターホールや共用階段の近くにコミュニティの形成を目的として共用のテラスを計画した。

■正解     2
中廊下型で東西軸にすると、北向き住戸ができてしまうため、中廊下型では東西軸にできない

【設問11 】商業建築に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.商業施設における平面自走式の駐車場は、出入時の安全性及び周辺交通への影響を考慮して、前面道路に対する出入を左折入庫・左折出庫とした。
2.20階建の自社専用の事務所ビルにおける乗用エレベーターの台数については、利用するピーク時の5分間集中率を在籍人数の20%として算出した。
3.大規模量販店の売場における通路の幅は、主な通路を3mとし、それ以外の通路を1.8mとした。
4.事務所の机の配置については、対面する視線が生じないようにしてプライバシーを適度に保つことができる同向式レイアウトを採用した。
5.大規模量販店の基準階において、売場(売場内の通路を含む。)と後方施設との床面積の割合を1:1とした。

■正解     5
大規模量販店の基準階において、売場(売場内の通路を含む。)と後方施設との床面積を割合は、3:1~4:1程度である。 

【設問13】高齢者の医療・福祉等に関する施設とその説明との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1. 介護老人保健施設・・・車いす訪問介護者(ホームヘルパー)を活用し,自立した生活を維持できるように工夫された軽費老人ホーム
2. 介護老人福祉施設特別養護老人ホーム)・・・身体上又は精神上著しい障害があることにより,常時介護が必要で,家庭での生活が困難な高齢者のための施設
3. 認知症高齢グループホーム・・・介護が必要な認知症高齢者(5~9名程度)が,生活上の介護を受けながら共同生活を行う施設
4. 介護療養型医療施設・・・症状が安定している長期患者であって,常時医学的管理が必要な要介護者のための治療機能・療養機能をもった施設
5. 在宅介護支援センター・・・市町村の窓口以外で,専門家による介護の相談・指導が受けられる施設

■正解     1

【設問14 】開口部等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.窓にはめ込まれた熱線吸収ガラスに一様に日射が当たるようにすることは、ガラスの熱割れ防止のためには有効である。
2.横軸回転窓は、わずかに開いた状態で固定することができるので、排煙窓として利用する場合がある。
3.カーテンウォールのオープンジョイントは、雨仕切、等圧空気層及び気密層を組み合わせることによって雨水の浸入を防止する方式である。
4.外開き窓は、一般に、雨仕舞・気密性・遮音性においては有利であるが、ガラス外面を室内から清掃しにくい。
5.突出し窓は、一般に、内倒し窓に比べて水密性に劣る。

■正解     5
突出し窓は、上辺が回転軸で下を突出すため、水密性(雨水が室内側に入らない性能)に優れている

【設問15 】建築物等の各部寸法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.剣道場の有効天井高は、動作寸法をもとに安全のためのスペースを見込んで、5mとした。
2.6人制バレーボールの公式試合を行うコートを2面配置するために、体育館の床面の内法寸法を24m×24mとした。
3.駐輪場の計画において、自転車1台当たりの駐輪スペースを0.7m×1.9mとした。
4.公共図書館における図書の貸出用のカウンターの床面からの高さは、子どもや車いす使用者に配慮して、70cmとした。
5.地下に駐車場を設ける場合の大規模店舗の柱スパンは、柱間に自動車が並列に3台駐車できるように、8.5mとした。

■正解    2
6人制バレーボールの公式試合を行うコートを2面配置するために、体育館の床面の内法寸法を40m × 35m 程度とした。

【設問16 】高齢者及び身体障害者の利用に配慮した住宅の計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.階段に手すりを設けるに当たり、両側に手すりを設ける余裕がなかったので、昇る時の利き手側に手すりを設けた。
2.階段の始点・終点部分に、人感センサーによって点灯する足下灯を設けた。
3.階段における転落や転倒を防止するために、階段の始点・終点部分が通路に食い込まないように計画した。
4.玄関の土間とホールとの段差が10cmであったので、上がり框の脇には腰掛台を設けるとともに壁には手すりを設けた。
5.台所の調理台、流し台、レンジ及び冷蔵庫の配置は、車いす使用者が利用しやすいように、L字型とした。

■正解     1
階段に手すりを設けるに当たり、両側に手すりを設ける余裕がなかったので、降りる時の利き手側に手すりを設けた。

【設問17 】環境に配慮した建築計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.小学校の教室やオープンスペースに、太陽熱を利用した床暖房を採用し、床スラブ下面からの熱損失を防ぐために、コンクリートの床スラブの下面に断熱を施した。
2.図書館において、貴重書庫を半地下に設け、年間を通じて自然換気を行った。
3.体育館において、屋根をドーム型とし、ベンチュリー効果による換気を促進するために、頂部の形状を工夫し、遠隔操作式の換気口を設けた。
4.郊外に建つ研究所において、クールチューブ・ヒートチューブの効果を利用するために、地下のピットを通して、空調機に外気を導入した。
5.事務所ビルにおいて、自然光を導入するとともに日射の遮蔽効果を高めるために、ライトシェルフを設け、天井を窓面に向かって高くすることができるように逆梁とした。

■正解     2
図書館の貴重書庫では、年間を通じて温湿度の変化を小さくする必要がある。自然換気は適切でなく空調設備を設ける

【設問18 】建築設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.CFDによるシミュレーション手法は、大空間、クリーンルーム、建築物周囲等の環境解析に用いられる。
2.湿り空気線図(又は空気線図)は、温度、湿度、比エンタルピー等の空気の状態を表したもので、空調の負荷計算や空気の状態変化の解析に用いられる。
3.BEMSは、広義には、エネルギー管理、施設運用、設備管理、防災・防犯管理等を含む、ビル管理システムのことである。
4.空気調和設備におけるVAV方式は、室内の冷暖房負荷に応じて、主として、吹出し空気の温度を変化させる方式である。
5.DDCは、自動制御方式の一つであり、調節部にマイクロプロセッサーが使用され、中央監視システムとのコミュニケーション機能を有している。

■正解     4
VAV(変風量単一ダクト方式:Variable Air Volume)は吹出し空気の風量を変化させる方式である。

【設問19 】空気調和設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.空調エネルギー消費係数(CEC/AC)の値が大きいほど、空気調和設備に係るエネルギーが効率的に利用されていることを示している。
2.ガスエンジンヒートポンプは、エンジンの排熱の利用によって暖房運転時の効率の向上が図られている。
3.ダクト系を変更せずに、「同一性能の送風機を2台並列運転する場合」と「そのうち1台を単独運転する場合」との風量の割合は、2:1にはならない。
4.冷却塔水のレジオネラ防止対策において、冷却塔と外気取入れがらりとの離隔距離は、一般に、10m以上とする。
5.蓄熱方式を採用することにより、熱源装置の負荷のピークを平準化し、その容量を小さくすることができる。

■正解     1
空調(CEC/AC)の場合、CEC/AC=年間空調消費エネルギー量/年間仮想空調負荷
となる。ゆえに、CECの値が小さいほど延べ面積あたりのエネルギー消費量は少なくなり、空気調和設備に係るエネルギーが効率的に利用されていることを示している。

【設問20 】給排水設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.給水管に樹脂ライニング鋼管を使用しても、管端部の施工方法によっては赤水の発生する場合がある。
2.事務所ビルにおける在勤者一人当たりの設計用の1日給水量は、一般に、60~100l程度である。
3.あまり頻繁に使用されない衛生器具には、器具付トラップの下流の配管の途中に、Uトラップを設けることが望ましい。
4.屋外散水栓には、逆流を防止するために、給水管にバキュームブレーカーを設ける。
5.事務所ビルにおける飲料水の受水槽の容量は、一般に、1日当たりの予想給水量の半分程度とする。

■正解    3
器具付トラップの下流の配管の途中にUトラップを設けると、二重トラップとなり、トラップ間に空気溜りが生じ、排水の流れを阻害する。

【設問21 】 電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.受変電設備における避雷器は、雷等により異常に高い電圧が電路に発生した場合、その電流を大地に逃がして電路の安全性を確保するためのものである。
2.スポットネットワーク受電方式は、電力供給の信頼性に重点をおいた受電方式である。
3.電圧の種別において、交流の750V以下のものは、低圧に区分される。
4.3路スイッチは、2箇所のスイッチそれぞれにより、同一の電灯を点滅することができる。
5.スターデルタ始動方式を採用すると、電動機等の始動電流を小さく抑え、電路、遮断器等の容量が過大になることを防ぐことができる。

■正解    4
3.電圧の種別において、交流の600V以下のものは、低圧に区分される。

【設問22 】消火設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.屋内消火栓設備に用いるポンプは、不燃材料で区画された受水槽室や給水ポンプ室内に設置することができる。
2.イナートガス消火剤は、人体への安全性が高く、地球温暖化係数及びオゾン層破壊係数の点からも優れており、その消火原理は、酸素濃度の希釈消火である。
3.屋内消火栓設備における2号消火栓は、一般に、1号消火栓に比べて単位時間当たりの放水量が少ないので、必要設置個数は増えるが、一人でも容易に操作することができる。
4.連結送水管の放水口は、建築物の使用者が火災の初期の段階において直接消火活動を行いやすい位置に設置しなければならない。
5.予作動式スプリンクラー設備は、誤作動等による水損事故の可能性が低く、コンピュータ室等にも採用される。

■正解    4
建物内部に設けられる放水口は,消防隊が有効に消火活動を行うことができるように階段室や非常用エレベーターの乗降ロビー等に設置する。

【設問23 】建築設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.建築設備機器に使用する防振装置においては、一般に、防振ゴムよりコイルばねのほうが、防振系の固有周波数を低く設定することができる。
2.循環式の中央式給湯設備における給湯温度は、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐために、常に55℃以下にならないようにする。
3.ディスプレイスメント・ベンチレーション(置換換気)の換気効率は、一般に、全般換気の換気効率よりも低くなる。
4.燃料電池の原理は、水の電気分解の逆の反応であり、水素と酸素が結合して電気と水が発生する化学反応を利用している。
5.CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)におけるBEE(建築物の環境性能効率)は、「建築物の環境品質・性能」を「建築物の外部環境負荷」で除した値である。

■正解    3
低温の供給空気の浮力による対流により、自然換気が促進されるので、換気効率は高い

【設問24 】日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.光浄院客殿の平面は、「匠明」の殿屋集に描かれている「主殿の図」とほぼ同じであり、桃山時代の標準的な武家の住宅の形式を示すものと考えられている。
2.法隆寺東院伝法堂は、桁行が7間であるが移建前は5間であり、聖武天皇橘夫人の邸宅の一屋を移して建立したものと考えられている。
3.竜吟庵方丈は、東福寺の塔頭であり、現存する最古の方丈といわれている。
4.三仏寺投入堂は、修験の道場として山中に営まれた三仏寺の奥院であり、岩山の崖の窪みに建てられた懸造りである。
5.新薬師寺本堂は、一重、寄棟造りであり、前面1間を吹放しとしている。

■正解     1
奈良時代の仏寺形式
唐招提寺金堂⇨寄棟造り
・新薬師寺本堂⇨入母屋造り

【設問25 】建築作品とその特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、(   )内は主な設計者である。
1.「ビルバオグッゲンハイム美術館(Frank O. Gehry)」は、彫塑的な形態であり、三層にわたる展示空間が中央アトリウムを囲うように配置されている。
2.「アラブ世界研究所(Jean Nouvel)」は、図書館、博物館、展示室等からなる複合施設であり、南北二つの棟がスリット状の通路及び正方形の中庭を挟んで対峙する構成となっている。
3.「フランス国立図書館(Dominique Perrault)」は、大きな三つのゾーンからなり、前庭から入る中央ゾーンは、傾斜屋根により高い天井高を有し、中央にガラス張りの積層式書架形式のライブラリーがある。
4.「ロイズ・オブ・ロンドン(Richard Rogers)」は、機械設備、エレベーター、便所、階段等のサービス機能をもったシャフトを、建築物の外周部に独立して配置している。
5.「香港上海銀行本店(Norman Foster)」は、吊橋の工法を応用した構造の採用により、各階は、2列のマスト状の組柱の間が開放的な無柱空間となっている。

■正解    3
フランス国立図書館Dominique Perrault)は、L字型のガラス張りの高層棟が、緑に覆われた広大な中庭の4隅を囲む形状をしており、高層棟には書庫と事務部分が入り、来館者部分は中庭に面した地階に計画されている。


H16 施工 問題1-25・解答

【設問1 】工事現場の管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.特定元方事業者は、すべての関係請負人が参加する協議組織を設置し、当該協議組織の会議を定期的に開催しなければならない。
2.発注者から直接建築一式工事を請け負った特定建設業者は、当該工事を施工するために締結した下請契約の請負代金の額が下請契約の請負代金の額が6,000万円以上になる場合、各下請負人の施工の分担関係を表示した施工体系図を作成し、これを当該工事現場の見やすい場所に掲げなければならない。
3.深さ12mの掘削を行う建築物の新築工事において、掘削面の下方に作業員が立ち入る場合、労働災害を防止するための方法及び設備の概要を示す書面又は図面等を添えた「建設工事計画届」を当該仕事の開始の日の14日前までに労働基準監督署長あてに届け出なければならない。
4.設計図書のうち、現場説明書と特記仕様書との間に相違がある場合、特記仕様書を優先しなければならない。
5.建築物の解体工事において、PCBを含有する電気機器(蛍光灯器具の安定器等)がある場合、事業者(所有者)は、原則として、当該PCBが処理されるまでの間、適切に保管しなければならない。

■正解    4
(1.についての補足)
下請契約の請負代金の額が6,000万円以上の場合⇨平成28年6月施行で法改正
特定建設業の許可が必要(一般建設業の許可ではなく)
②監理技術者を置く(主任技術者に代わる上位技術者)
③施工体制台帳の作成・備置
④施工体系図の作成・掲示
※なお、公共工事については、「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」15条により、下請代金の額に関わらず施工体制台帳の作成・備置及び施工体系図の作成・掲示が義務付けられているので、注意。

【設問2 】施工計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.施工者は、部材、部品等の工場生産に先立ち、工場生産者に、製作図、製作要領書、製品検査要領書、生産工程表、品質管理要領書等の作成を求め、提出させる。
2.躯体工事の工期の設定に当たっては、天候による影響、労働力の季節変動、地理的立地条件等を見込んでおく。
3.施工者は、工事の着工に先立ち、主要な工事項目とともに、監理者の検査、承認等の日程を記入した基本工程表を作成し、監理者の承認を受ける。
4.仮設工事、土工事等は、一般に、施工者の施工計画により施工費の差が生じやすい工種である。
5.施工者は、監理者による鉄骨の工作図の承認を受けた後、設備工事における梁貰通スリーブの位置及び大きさを検討する。

■正解    5

【設問3 】材料管理等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.計画供用期間の級が「長期」のコンクリートの練混ぜ水については、省資源及び環境保全の観点から、レディーミクストコンクリート工場で管理されたスラッジ水を使用した。
2.被覆アーク溶接棒については、紙箱に梱包され、さらにポリエチレンフィルムで吸湿しないように包装されていたが、開封直後であっても乾燥装置で乾燥させてから使用した。
3.レディーミクストコンクリートの発注において、施工者は、設計図書に記載された要求性能及び施工に必要な性能をあらかじめ検討し、セメントの種類、骨材の種類、粗骨材の最大寸法等の指定事項を生産者と協議して決定した。
4.シーリング工事におけるバックアップ材については、シーリング材と接着せず、かつ、シーリング材の性能を低下させないものとした。
5.   工事現場に搬入されたロールカーペットについては、縦置きせずに、横に倒して3段までの俵積みとした。

■正解    1
(井澤式比較暗記法による解説)
スラッジ水(回収水)の練混ぜ水利用
・計画供用期間の級が「長期」「超長期」の場合
 練混ぜ水にスラッジ水を用いない
・計画供用期間の級が「標準」の場合
 練混ぜ水にスラッジ水を用いるのは、
 省資源及び環境保全の観点から有効

【設問4 】建築工事に関連する届等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.道路法に基づき、通行の制限を受ける車両の通行のため、「特殊車両通行許可申請書」を、道路管理者あてに提出した。
2.建築士法に基づき、建築物の工事監理を終了したので、直ちに、「工事監理報告書」を、建築主あてに提出した。
3.労働安全衛生法に基づき、ボイラー(移動式ボイラーを除く。)を設置するので、「ボイラー設置届」を、労働基準監督署長あてに届け出た。
4.騒音規制法に基づき、指定地域内において特定建設作業を伴う工事を施工するので、「特定建設作業実施届出書」を、都道府県知事あてに届け出た。
5.道路交通法に基づき、道路上に設置したコンクリートポンプ車によりコンクリートの打込み作業を行うため、「道路使用許可申請書」を、警察署長あてに提出した。

■正解    4
特定建設作業実施届出書」を、市町村長あてに届け出る。

【設問5 】地盤調査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ボーリングにおいて、孔内に地下水が認められたので、なるべく長時間放置し、水位が安定してから、その深さを測定した。
2.標準貫入試験の本打ちにおいて、打撃回数が50回に達した場合の累計貫入量が30cmであったので、N値を30とした。
4.平板載荷試験において、試験地盤面については、直径30cmの円形の載荷板の中心から1.2mまでの範囲を水平に整地した。
5.地盤の振動特性の調査において、常時微動測定については、交通機関等による影響の少ない時間帯に実施した。

■正解     2
設問の場合、N値は50である。
・標準貫入試験
貫入量⇨30cm
打撃回数の上限⇨50回

【設問6 】仮設工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.枠組足場における建枠の間隔については、1.85m以下とし、その脚部を固定するため、建枠脚柱の下端にジャッキ型ベース金具を使用し、敷板に釘止めとした。
2.組立てから解体までの期間が3か月の吊り足場の計画については、工事における安全衛生の実務に3年以上従事した経験を有する一級建築士を参画させた。
3.外壁の改修工事に使用するゴンドラについては、その日の作業を開始する前に点検を行うとともに、1か月以内ごとに1回、定期に、自主検査を行った。
4.単管足場における壁つなぎの間隔については、垂直方向9m、水平方向8mとした。
5.枠組足場における水平材については、最上層及び5層以内ごとに設けた。

■正解    4
単管足場における壁つなぎの間隔は、垂直方向5m以内、水平方向5.5m以内

【設問7 】土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.逆打ち工法は、地階の床、梁等の構造物を切梁として兼用するため、軟弱地盤における深い掘削には適さない。
2.腹起しを支持するブラケットについては、斜めの地盤アンカーを用いる場合、その鉛直分力を考慮して設置する。
3.切梁の継手は、応力を十分に伝達できる構造とし、できる限り切梁の交差部の近くに設ける。
4.砂質土地盤の床付け面を乱してしまった場合、転圧による締固めが有効である。
5.土壌汚染対策法に基づく指定区域から搬出する汚染土壌の処分については、原則として、「搬出汚染土壌管理票」により実施の確認を行う。

■正解      1
逆打ち工法は、地階の床、梁等の構造物を切梁として兼用するため、深い掘削の方がより効果が上がる

【設問8 】地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.セメントミルク工法による既製コンクリート杭工事において、根固め液については、必ず杭の先端位置から安定液を押し上げるように注入しはじめ、オーガーヘッドを常に根固め液の上面以下に保つようにする。
2.   オールケーシング工法による場所打ちコンクリート杭工事において、孔内水位が高く沈殿物が多い場合、ハンマーグラブにより孔底処理を行った後、スライム受けバケットによりスライムの一次処理を行う。
3.場所打ちコンクリート杭において、一般に、鉄筋かごの帯筋の継手は重ね継手とし、その帯筋を主筋に点溶接する。
4.場所打ちコンクリート杭において、コンクリート打込み中のトレミー管の先端については、一般に、コンクリートの中に2m以上入っているように保持する。
5.地盤改良工法として、一般に、軟弱な粘性土地盤の場合にはサンドドレーン工法が用いられ、緩い砂質土地盤の場合にはバイブロフローテーション工法が用いられる。

■正解     3
場所打ちコンクリート杭において、一般に、鉄筋かごの帯筋の継手は真円で溶接作業の行いやすい程度の重ね長さにして、片面10d以上のフレアーグループアーク溶接にて接合する。主筋への点溶接は断面欠損のおそれがあり禁止
●場所打ちコンクリート杭の鉄筋かご
帯筋の継手 ⇨ 片面溶接(フレアーグルーブアーク溶接)。
主筋と帯筋⇨ 鉄線で結束。点付け溶接はしない。

【設問9 】鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリート壁にひび割れ誘発目地を設ける場合、目地部の鉄筋に対するかぶり厚さについては、目地底から最小かぶり厚さを確保する。
2.手動ガス圧接技量資格種別1種の圧接技量資格者は、SD345、呼び名D29の鉄筋の手動ガス圧接を行うことができる。
3.SD345、呼び名D29の鉄筋を折曲げ角度90°に加工する場合、熱処理とせずに冷間加工とする。
4.径が同じ異形鉄筋の相互のあきについては、「呼び名の数値の1.5倍」、「粗骨材の最大寸法の1.25倍」、「25mm」のうち、最も大きい数値以上とする。
5.   径が異なる異形鉄筋の重ね継手の長さについては、一般に、細いほうの鉄筋の径を基準として定める。

■正解     4
手動ガス圧接技量資格種別1種圧接技量資格者はD25まで 手動ガス圧接を行うことができる。

【設問10 】型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.床型枠用鋼製デッキプレート(フラットデッキ)には、施工荷重によるたわみを考慮して、一般に、10mm程度のキャンバー(むくり)がつけてある。
2.フレッシュコンクリートのヘッド(側圧を求める位置から上のコンクリートの打込み高さ)が3mの場合、型枠設計用のコンクリートの側圧は、コンクリートの打込み速さにより異なる。
3.型枠の構造計算において、地震による荷重は通常考慮する必要はないが、風圧による荷重は、地域、季節等によっては考慮する必要がある。
4.組立て鋼柱を支柱として用いる場合、その高さが4mを超えるときは、高さ4m以内ごとに水平つなぎを二方向に設け、かつ、水平つなぎの変位を防止する。
5.普通ポルトランドセメントを用いたコンクリートにおいて、せき板の存置期間の平均気温が12℃の場合、材齢が4日に達すれば、圧縮強度試験を行わずに柱及び壁のせき板を取り外すことができる。

■正解     5
●『せき板』の存置期間

20℃以上・・・普通セメントのとき4高炉B5

10℃以上~20℃未満・・・普通セメントのとき6高炉B8


【設問11 】コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高強度コンクリートは、粘性が高く振動による締固めの効果がでにくいので、コンクリートの強度、ワーカビリティー、配筋状況等に応じて、1層の打込み高さ及び打込み速度を決定した。
2.暑中コンクリートにおける湿潤養生の開始時期は、コンクリート上面においてはブリーディング水の消失した時点、せき板に接する面においては脱型直後とした。
3.寒中コンクリートを適用した工事において、打込み時に適切なコンクリート温度を確保するため、水、セメント及び骨材を加熱した。
4.工事現場において流動化剤を添加した流動化コンクリートは、外気温が27℃の場合、荷卸しから打込み終了までに要する時間を20分以内とした。

5.流動化コンクリートの調合強度については、ベースコンクリートの圧縮強度に基づいて決定した。

■正解     3
寒中コンクリートにおいては、荷卸し時のコンクリート温度を、原則として10~20℃とする。材料の加熱は水の加熱を標準とし、セメントはいかなる方法によっても加熱してはならない。また、骨材は直接火で加熱してはならない

【設問12 】コンクリート工事における品質管理及び検査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高強度コンクリートにおける構造体コンクリートの圧縮強度の試験回数については、打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、150m3又はその端数ごとに1回とした。
2.荷卸し地点における軽量コンクリートの単位容積質量の管理及び検査については、計画調合から求めたフレッシュコンクリートの単位容積質量を基準として行った。
3.寒中コンクリートにおける構造体コンクリートの初期養生打切り時期を決定するための供試体の養生については、打ち込まれたコンクリートとできる限り同じ温度条件となるような場所において封かん養生とした。
4.普通コンクリートのフレッシュコンクリートの品質管理において、スランプが許容差を外れたので、JISに基づき、同一運搬車から別の試料を採取して再試験を行うこととした。
5.ポストテンション方式によるプレストレストコンクリートにおいて、作業緊張力の管理については、「荷重計(圧力計)の示度」及び「PC鋼材の伸び」により行った。

■正解     1
高強度コンクリートの構造体コンクリートの圧縮強度検査は、300ごと3台の運搬車から3個ずつ採取した合計9個の供試体により行う。

【設問13 】鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.床書き現寸については、工作図の承認をもって現寸検査に代えることとしたが、納まりに複雑な箇所があったので、その箇所の現寸図を作成した。
2.閉鎖形断面の部材に溶融亜鉛めっきを施すので、亜鉛及び空気の流出入用として、部材の一方の端部に開口を1か所設けた。
3.鉄骨の建方を建逃げ方式により行う場合、建方用機械は、移動式クレーンとした。
4.架構の倒壊防止用ワイヤーロープを、建入れ直しに兼用した。
5.  柱に現場継手のある階の建方精度については、特記がなかったので、階高の管理許容差を±5mmとした。

■正解     2
亜鉛及び空気の流出入用として開口を両端部に設ける

【設問14】問題データなし

【設問15 】防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.アスファルト防水工事において、保護コンクリートの成形伸縮目地材については、そのコンクリート上面から防水層上面の絶縁用シートに達するようにした。
2.アスファルト防水工事において、アスファルトプライマーについては、刷毛等でむらなく均一となるように塗布した後、十分に乾燥させた。
3.アスファルト防水工事において、平場のストレッチルーフィングの張付けの重ね幅については、長手及び幅方向とも、100mm程度とした。
4.シーリング工事において、コンクリート躯体のひび割れ誘発目地については、目地底にボンドブレーカーを使用せずに、シーリング材を充填し、三面接着とした。
5.塗膜防水工事において、防水層の下地の入隅については丸面に仕上げ、出隅については直角に仕上げた。

■正解     5
アスファルト防水「以外」では、入隅は直角出隅は面取り

【設問16 】コンクリート壁面へのモルタル塗りに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.高圧水洗による下地処理を行う場合、水圧及び目荒し時間を適切に設定し、モルタル接着に適した粗面に仕上げた。
2.下地の不陸を調整する場合、つけ送りの1回の塗り厚については、7mm以内とした。
3.吸水調整材塗りを行った場合、下塗りについては、吸水調整材が乾燥した後に行った。
4.中塗りについては、下塗りを行った後に2週間以上放置し、乾燥収縮によるひび割れ等を十分に発生させてから行った。
5.モルタルの調合において、上塗りの強度については、モルタルが剥落しないように、下塗りの強度に比べて高くした。

■正解    5
下地側に塗られるものほど強度を大きくする

【設問17】問題データなし

【設問18 】内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.鋼製天井下地において、天井のふところが1500mmであったので、溝形鋼により吊りボルトの振止め補強を行った。
2.継目処理工法によるせっこうボードの目地処理において、せっこうボードのエッジの種類については、テーパーエッジとした。
3.全面接着工法によるカーペット敷きにおいて、接着剤については、せん断強度よりも剥離強度を重視したものを使用した。
4.全面接着工法によるタイルカーペット張りにおいて、下地がフリーアクセスフロアの場合、タイルカーペットについては、フリーアクセスフロアのパネルの目地にまたがるように割り付けた。
5.ビニル床タイル張りにおいて、接着剤を下地面に塗布し、所定のオープンタイムをとり、床タイルを張り付けた。

■正解     3
剥離強度を比較的小さくし、ずれを防止するせん断強度を重視

【設問19 】外装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.仕上塗材の吹付け工事については、コンクリート下地の場合、その表面の含水率が10%以下の状態で行った。
2.外壁乾式工法による張り石工事において、石材の最大寸法については、安全性、施工性等を考慮して、幅900mm、高さ800mmとした。
3.外壁乾式工法による張り石工事において、磨き仕上げの石材を用いる場合、石材の厚さについては、耐風圧性及び耐震性を考慮して、35mmとした。
4.外壁のタイル後張り工法において、「タイル張り面の伸縮調整目地」の位置については、「下地モルタルの伸縮調整目地」及び「コンクリート躯体のひび割れ誘発目地」と一致するように設けた。
5.カーテンウォール工事において、躯体付け金物の取付け位置の寸法許容差については、特記がなかったので、鉛直方向を±20mm、水平方向を±40mmとした。

■正解     5
鉛直方向を±10mm水平方向を±25mmとする

【設問20 】設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.横走管の支持・固定において、排水管については、配管設備の点検スペースを確保するため、給水管から吊る共吊りとした。
2.ガス漏れ火災警報設備については、電源の開閉器にガス漏れ火災警報設備用であることを表示するとともに、非常電源を設けた。
3.エレベーターに必要な配管設備を、エレベーターシャフト内に設けた。
4.防火ダンパーに取り付けられている形状記憶合金を用いた温度ヒューズについては、直火による高熱により作動したので、新品に交換した。
5.  雨水排水管(雨水排水立て管を除く。)を汚水排水のための配管設備に連結したので、その雨水排水管には排水トラップを設けた。

■正解    1
配管の共吊りは絶対に行ってはならない。 

【設問21 】プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.壁式プレキャスト鉄筋コンクリート(WPC)工法の敷モルタルの調合については、プレキャスト部材のコンクリートの品質基準強度を満足し、かつ、部材間を十分に充填できる所要の施工軟度が確保されるようにした。
2.壁式ラーメンプレキャスト鉄筋コンクリート(WRPC)工法において、バルコニーにプレキャスト部材を用いた面については、無足場工法を採用した。
3.プレキャスト部材を現場打ちコンクリートに接合する部分においては、「プレキャスト部材の位置の許容差」と「現場打ちコンクリート部分の位置の許容差」とを同じ値とした。
4.プレキャストの柱や耐力壁の水平接合部における鉄筋の継手方法については、グラウト材を注入して接合部分を固定するスリーブ継手とした。
5.プレキャスト部材と現場打ちコンクリートとの打継ぎ面については、豆板等の欠陥を防止するため、コンクリートの打込みに先立ち、打込み箇所を清掃して、部材の表面を乾燥状態にしてコンクリートを打ち込んだ。

■正解    5
部材の表面は湿潤状態にして施工する

【設問22 】各種工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.タイル後張り工法におけるタイル面の清掃において、モルタルによる汚れが著しいときは、監理者の承認を得て、30倍程度に希釈した工業用塩酸を用いて酸洗いを行った。
2.外壁のALCパネル工事において、開口部の周囲の補強鋼材については、風荷重を構造躯体に伝達できるように取り付けた。
3.外部に面する建具に網入り板ガラスを用いる場合、下端ガラス溝については、直径6mmの水抜き孔を2か所設けた。
4.銅板葺屋根に取り付ける軒樋については、耐候性を考慮して、溶融亜鉛めっき鋼板製のものとした。
5.シーリング工事において、充填したシーリング材をへら仕上げの後、直ちにマスキングテープを除去した。

■正解     4
銅板葺屋根に取り付ける銅板葺屋根に取り付ける軒樋には、電食を考慮して銅板とする

【設問23】問題データなし

【設問25 】鉄筋コンクリート造の建築物における「耐久性調査・診断」及び「補修・補強工事」に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.山留め壁(地中連続壁)における鉄筋の所要数量を求める場合、設計数量に3%の割増をすることを標準とする。
2.窓、出入口等の開口部の内法の見付面積が1か所当たり0.5㎡以下の場合、原則として、開口部によるコンクリートの欠除はないものとする。
3.屋根板のコンクリートの上面が傾斜している場合、その勾配が3/10を超えるものについては、その部分の上面型枠又はコンクリートの上面の処理を計測・計算の対象とする。
4.鉄骨材料の所要数量を求める場合、ボルト類及びアンカーボルト類については、設計数量に4%の割増をすることを標準とする。
5.木材による間仕切下地について、材料としての所要数量を求める必要がある場合、原則として、「設計寸法による長さをm単位に切り上げた長さ」と「設計図書における断面積」とによる体積に5%の割増をした体積とする。

■正解     4
ボルト類は4%の割増するがアンカーボルトは割増しない